ap bank fes’08 －その２－

ここからガッツリレポします。
長時間に渡るライブのため、大分記憶力が怪しいですが、
802のレポ等を頼りに思い出しながら
私なりの言葉で綴ってみますね。
(歌詞は歌まっぷを参照しています)





ライブは定刻通り11時ちょうどに開演。
オープニングアクトのヨースケ＠ＨＯＭＥが20分ほどのステージ。
昨年は台風で中止になった時に出演が決まっていたらしく、
１年間待っての出演だったそうです。
私はライブに備えて食事中だったためあまりちゃんと聴いていませんでしたが
会場内は一体感があって結構盛り上がってるようにも思えました。


そして１１時半。
Bank Band登場
櫻井さんの登場と共に大歓声があがる。
１曲目は「よく来たね」


　　よく来たね　大変だったんじゃない？
　　遠方まで疲れちゃったんじゃない？
　　こんなにいいお天気だから
　　今年もいっぱい遊ぼう

　　よく来たね　いろいろあったんだろう？
　　悲しいこと　嫌なこと　辛いこと
　　だけどこうしてまた会えたんだよ
　　笑顔をいっぱいつくろう


櫻井さんの少し笑みを浮かべた優しいボーカルに乗っけから涙
去年同じ場所で同じ季節にこの曲を聴いたときも
確か同じ気持ちだったなぁなんて思ってた。
人は生きてるからいろいろあるんだもんね。

そんな風にしんみりしてたら、トップバッターGAKU-MC登場
曲は「世界が今夜終わるなら」
最後はタオルを頭の上でみんなでぐるぐる振り回したのが楽しかったなぁ。
その後も熱いステージを繰り広げてくれました。


２番手は平原綾香
昨年度はシークレットで参加する予定が、台風で流れて
ほんとにシークレットで終わっちゃいましたと笑い話にしてた平原さん
「ジュピター」の歌い始めはやはりおごそかで鳥肌が立ちました。
温暖化が進むと沈むと言われてる国「ツバル」に
実際足を運んだことも話してくれた平原さん。
このfesの趣旨をとても良く理解されてる模様でした。


３番手はKREVA
トイレに行った帰りに「アグレッシ部」が聴こえてきたので
歌いながら戻ってきた私です
「あかさたなはまやらわをん」では


　　猫はニャー　犬ならワン　象はパオーン　ライオンガオーッ
　　僕たちは　人間だもん　あかさたなはまやらわをん


の「ニャー、ワン、パオーン、ガオーッ、をん」を大合唱。
これ意味分かります？とても深い意味が込められてると思いませんか？
とても基本的なことなんですけど。。。
こう言ったことを歌えるから櫻井さんに評価されるんだろうなと思いました。
分からない人の為に。
“人間はコミュニケーションが大事”ってことです

それからKREVAの提案を受け入れ、社長が風車による発電＆太陽発電を
備え持つスタジオを作ってくださったと言うステキな話も伺えました。



４番手はMy Little Lover
曲は「Hello Again」
私はakkoさんの声がちょっと苦手なんですが、
会場ではすっごい声援を受けてました。
プライベート問題でいろいろあっただけにかなり痩せられてましたが、
一生懸命歌う姿にはみんな釘付けになっていました。


マイラバの後は櫻井さんが１曲。


「昨年台風で２日間イベントが流れて、
たくさん用意してたものが無駄になっちゃったんだよね。
ちょうどその時新潟の震災があった後で、
小林(武史)さんが、余ったカレーを被災地に持って行かれたんです。
僕は前日に打ち上げとかして二日酔いで寝てたのに、
起きたら小林さんはもうカレーを持って出たと聞かされて…
そんな小林さんに、更に尊敬の気持ちを抱きました。
そして僕は、この曲を書いたんです。
“雪”と言うのは実際降る雪ではなく、
“春”と言うのは実際の季節の春ではありません。
幸せな時間をすごせる感謝と、
寒い時期を過ごしている人たちのことを考えて歌います。」


そう言って歌ってくれた「はるまついぶき」(←是非試聴してみて下さい)


　　降り積もる雪に覆われた
　　春待つ息吹のように
　　かすかでも光に向かう強さを抱きしめ
　　いつの日か　向かい風だろうと翼にして
　　きっと　僕らも羽ばたけるはず
　　暖かな春の空に…


櫻井さんのボカールには景色が見えるようで、
そしてそのチカラはどんな雪も溶かしてくれるようで、
やっぱりジ～～～ンときちゃいました




ここでBank Bandのステージ前半終了。
１時間近くの休憩が取られ、２時25分ぐらいから後半がスタートしました。
その頃からは照りつけるような日差しも出て…
かなり暑かったです。ジリジリと言った感じでしょうか。




後半１組目は絢香
暑さもお構いなしの声量で、「おかえり」を熱唱。
とにかくパワフル
３曲歌ったところで櫻井さん。


「では絢香ちゃんのお友達をここで。
　男の子二人組…コブクロ！」


の紹介でコブクロが登場しました
時間は２時45分前後だったでしょうか？
そして絢香&コブクロで「あなたと」を披露してくれました。
時折吹く風が、３人のハーモニーと絡んでとても心地よかったです

そしてその流れのまま、コブクロのステージへ。
黒田くんが少し不自然な身体の動きをした後、
「みなさんが思ってる以上に僕緊張してます」
の言葉に、会場が笑いの渦に包まれました
そして曲は「蒼く優しく」へ。


この絢香～コブクロが出演した時間が一番暑く、
肌を突き刺すような日差しも出て
みんな立ってるのもしんどかっただろうし、
時折強い風がコブクロのハーモニーを割るように吹いてしまって
(音がかなり割れたりひずんだりしました)
コブクロの二人にとってはとてもマイナス要素が多く、
普段の歌力を60%ぐらいしか観客の元に届けられなかったけど、
それでも一生懸命に歌う姿勢は、
どんな悪条件をも超えるパワーがあったと思います


そして次は「蕾」
この歌のとき、ちょうどステージ頭上にあったぽっかりと浮かぶ１つの白い雲
それが、歌い終わる頃には形を変えていたことに、
とても神秘的な何かを感じました。


ラストは櫻井さんも推薦して下さったと言う「どんな空でも」
私はこの曲を初めてライブで聴いたときから、
この曲はこのfesのための曲だと勝手に解釈していました。
そしてこのfesに参加したコブクロだから出来た曲なんだと。
だからこの曲がこのfesで歌われることを、
ずっと、ずっと、待っていたのです。
それが今叶う
コブクロの尊敬する櫻井さんや、
そしてコブクロの想いと共に。
そう想うだけで胸がいっぱいになりました

エンディング部分では、
黒田くんが「果てしない闇の向こうに(Tomorrow never knows)」
櫻井さんが「共に歩き　共に探し　共に笑い　共に誓い(永遠にともに)」
小渕くんが「負けないように　枯れないように　笑って咲く花になろう(花)」
を歌ってくれました(箇所、多少間違ってるかもしれません)。



　　いつしか晴れるよ　どんな空でも
　　僕らはおんなじ　光を分け合ってる



締めは３人のハーモニーで。
同時に黄色系の照明がステージから放たれ、
それはその歌の全てを表現するかのようでした


そして歌が終わった後、あのステージ上にあった１つの雲は
完全に空に溶け込んでいました。
まるで空までもこの歌に力添えをしてくれるように。
そして観客みんなの悩み、不安を消し去るかのように。



ここでコブクロのステージは終了かと思いきや、
なんと小渕くんからシークレットゲストの発表が
そのアーティストはなんと、布袋さん
会場中大興奮
布袋さん、櫻井さん、小渕くん、そして小倉さんの４ギターで「BAD FEELING」

曲中盤では布袋さん、櫻井さん、小渕くんによるギターバトルがあり、
布袋さんが弾いたあと「小渕っ」の声と共に小渕くんにバトンが渡る。
小渕くんは今まで見たこと無いようなテクニックを全面に出して、
キラキラしたギター少年のような表情で、
それでいてその姿はめちゃくちゃカッコ良くもあって、
apならではのスペシャル感をふんだんに感じさせてくれました
もちろんその後は櫻井さんにナイスバトンが渡されたわけですが、
黒田くんは横でただ手拍子を送り、
見守るような眼差しで見てるだけでした
いや、でも黒田くんのボーカルもかなりカッコ良かったです



と言うわけで、コブクロとしては５曲も聴けたので大満足な私
終わった後は息も出来ないぐらいで座り込んでしまいましたが、
その後は布袋さん×KREVAでも１曲披露してくれました。



そしてタイムテーブルは今回も残念ながら
直前になって出演キャンセルとなった忌野清志郎の時間となったのです。




　　　　～続く～