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☆yabmaruとその仲間たちののほほん日記☆

ワライナキライブ ワライナキ銭湯vol.7~春花秋月~

2007年10月23日 23時11分05秒 | ミュージックる~む

いやぁ~、すっかりupが遅れました
このライブがあったのは10/12。
既に11日も経過してるではないかっっ
既に記憶も薄れてはきていますが、憶えてる部分だけでもupしておきます。


ちなみに私が初めてワライナキに会ったのは、
マイカル茨木で行われたワライナキフリーライブでした。
それまでにCDなどでは声を聴いていたんですが、
生の声を聴いたとき間違いなかったという確信を持ちました。

その日からまだ1ヶ月。
Hoopのフリーライブにも参加しました。
それが10/7、ワンマンライブの5日前の話です。


このライブにはここで告知をし、相方を求めましたが
手を挙げて下さった方が一人もいませんでした
しかしフリーライブ2日前、以前から誘いたいと思ってた友人に声をかけたところ、運よく休みでOKしてくれたんです。
今思えばこれは、導かれるべくして導かれたのかもしれません。


彼女はその時、精神的に少し弱った状態でした。
抱えてる問題はとても大きく、簡単に言葉をかけられる状態でもありませんでした。
だからワライナキを聴いて貰って、その音楽が彼女のココロに少しでも明かりを灯してくれたら…と言う気持ちで誘ったんです。
それをワライナキのブログにも前日に書き込みました。
もちろん彼女は知るよしもなく。


翌日のフリーライブでは、予想通り彼女のココロに
ワライナキの音楽が届きました。
届きすぎて、こみ上げるものが抑え切れなかったようです
ライブが終わると同時にCDを購入する彼女。
その間ずっとは止まらず…
そしてサインの列に並びながら、昨日の書き込みの話をしたときでした。

みるみるうちに彼女の目からは涙が溢れて、
ハンカチで顔を覆ってしまったんです…
その姿を見て、あぁ私にでもチカラになれたんだ
(もちろんワライナキのチカラを借りてですが)と思うと
なんだか私も込み上げるものがあって、二人で泣いてしまいました

周りからはジロジロ見られるし、サインの順番も近づくばかり。
バカなことを言って泣き止まそうとしたけど、あまり役には立ちませんでした
そして私たちの順番。



「今日はワライナキ何回目ですか?の大ちゃんの問いに、
「私は茨木に次いで2回目なんですけど…実は彼女、
昨日ブログに書かせて貰った彼女で、すごくすごく今日
胸に届いたみたいで、ちょっと涙が止まらなくて…」


そう言うと彼女を見たしまちゃんがすぐ声をかけてくれました。
「大丈夫ですか?」

一生懸命声にする彼女。
「ありがとうございました

その間も少しお話させて頂きましたが、
逆にありがとうを頂く始末でした。
チカラを貰ったのはこっちなのに…。


結局その日はサインを貰ってその後彼女とはサヨナラしました。
次はライブ(フリーじゃないやつ)に誘うことを約束して



話がだいぶ長くなりましたが、そんなことがあった5日後、
私はワンマンライブに参加したのです。
また別の友人yumiちゃんと。


ライブ1曲目はカミヒコウキ
私はこの歌が大好きで、もう1曲目からうるうるでした
そしたら隣のyumiちゃんも同じで。
ワライナキと言うのは、どうやら耳ではなく、
ココロで聴いてしまうようです。

2曲目はtoward your belief
ノリのいい曲なので座って聴いているのがもったいないぐらいでした。

3曲目は青い空と雲の下で
大ちゃんが北海道に一人旅をしたときに書いた曲だそうで、
おそらくちょっと壁にぶち当たってただろう時期に見た空を
感じたまま書いたんじゃないかと思う。
ワルツ調で淡々と流れる雲が思い浮かぶような曲でした。

6曲目に歌ってくれた長月では、大ちゃんが
お父さんを思って書いた曲だと話してくれました。
彼は二十歳になるまで、お父さんに会ったことがなかったそうです。
でも会いたい、お父さんに会いたいと言う気持ちで
お父さんを探したそうです。
だから母をたずねて三千里のアニメが、
すごく自分と重なってすごく良く解ると話してくれました。
すすきや月が父を想う少年のココロを映し出すような1曲でした。


さらに新曲オトノハ
言葉は言の葉と言うけど、音に乗せられた言葉は
それだけでは簡単に表現し切れない。
それをオトノハ(音の葉)と言う言葉で表現してくれました。

ワライナキはよく結婚式に呼ばれるそうですが、
ワライナキの曲は「別れ」や「さよなら」と言った結婚式では
タブーとされる言葉が入ってる曲ばかり。
でもそれでもいいからとそう言う歌ばっかり歌ってたそうです
でもやっぱり幸せな曲を歌いたいと思って、そう言うのもあって
この曲は愛の歌になったそうです
新曲が初披露される瞬間に居られたことも幸せでした。


そして頑張ってる君へ
自分に出来ることは歌しかない…そう思って
この曲はしまちゃんが海外に行く友人に贈った曲だそうです。
いつもバカなことしか言い合わない友達なのに、
この曲を彼女一人だけの前で弾き語りをしてしたとき、
彼女は初めてしまちゃんの前で涙を見せたそうです
しまちゃんもその時ばかりは、自分が彼女の為にチカラになれたこと
強く感じたに違いありません
そしてその音楽を通じて、二人の間はもっと強いもので
結ばれたに違いありません


そんなことを思ってMCを聴いていたら、
そこからまだ話が続いていることに気付きました。


「先日、ワライナキを知らないお友達を連れてきて下さった方がいて…」


ハッとしました
そしてその話が自分と、Hoopに行った彼女の話だと解るまでに
そう時間はかかりませんでした。


「そのお友達が、ワライナキの音楽を聴いて『ありがとう』って
涙しながら言って下さったんです。
ワライナキを聴いて下さった方が更に周りの方に話して下さって、
またその方がワライナキを聴いて下さる。
そして私たちのやってる音楽が、それぞれのココロのチカラになれる…
そう感じられることは私たちにとっても何よりもチカラになる瞬間です。
ありがとうございます。」


しまちゃんがそう話してる間、私はうつむいて
ただただ涙するばかりでした…
目線をしまちゃんに向けることが出来なかったんです。


その間私はあの彼女のことを思い出していました。
二人でフリーライブを見たあの日、
彼女の表情が明らかに帰りには違うものになってたのを感じました。


そんな全てが今ここに繋がって、歌い手さんのチカラにも繋がる…
どんな言葉でも表現出来ないぐらいのココノハ(心の葉)を
お二人の上に降り注ぎたい気持ちでいっぱいでした。



頑張ってる君に 「ガンバレ」なんて言えないし
頑張ってる君に 僕は何も出来ないけど
頑張れないときはそばにおいで ただ 僕のそばに



お互いに想い合えるココロ、それがこの曲にはたくさん詰まっていました。
そして続くサクラフブキは、サビをみんなで大合唱。



サヨナラという旅の途中 多くの出逢いが待っているだろう
サヨナラという旅の途中 辛い別離(わかれ)も待っているだろう
だけど辿り着きたい場所があるなら 
今いる場所へは戻れない
二度とない人生を求め 歩き出す 
僕たちに舞う 桜吹雪が笑ってた



人生のゴールに向かうまではいろんなことがあるだろう。
でも大事なものを忘れてはいけない。
大事なものを見失ってはいけない。

涙声になりながら、それでも一生懸命歌った。
しまちゃんの、大ちゃんの顔を見ながら一生懸命歌った。



この歌声が二人のチカラになりますように。
この歌声が彼女のチカラになりますように。
この歌声が自分のチカラになりますように。



想いを歌に込めながら



その後は紫陽花青いカラスと続く。
紫陽花は名曲
しまちゃんの声が切なさを増して胸に響く。
青いカラスはワライナキの楽曲から想像が出来ないぐらい、
ハードでカッコイイ曲だった(個人的に大好きですが)。

13曲目の手をつなごうからはスタンディングで。
メッセージア~~のメロディをみんなで合唱。
もう楽しいっっって感じ
本編最後はケセラセラでした。



ケセラセラ=なるようになるさ。
そう思うことってとても勇気がいる。
それでも歌ってくれるワライナキに、
何よりも大きなチカラを貰ったし、
大きな大きな拍手を送りたかった


アンコールはライブタイトルにもなっている春花秋月
この世の中で一番美しいもの…それは自然そのままの姿であると言う言葉。

ワライナキがありのままでいられること、
ありのままの音楽を届けること、
それはどんなものにも敵わない。
歌に乗せられた想いは、しっかり聴く手にも「ありのまま」伝わりました


オーラスはわらいなき
今回のライブの締めにも相応しい、優しく大きな1曲です。
きっと、荷物を背負いすぎたり、頑張りすぎたりしてる女性には
フッと肩を優しく叩かれたような、
「大丈夫だよ」って囁かれたような、
そんな風に聴こえるんじゃないかと思います。



アンコールを含め全18曲。
私にとっては半分以上が初めて聴いた曲でしたが、
ほんとにココロで聴けた音楽、
ココロで感じられたオトノハたちばかりでした。


終演後はサイン会。
少しお話をするだけでしまちゃんは私に気付いてくれました。
そして言ってくれたんです。


「いつも書き込みありがとうございます。
私たちの方がチカラ貰ってるんですよ」


と。
そこにワライナキの全てが表れているように思いました。




我慢することなく、笑い、泣く。
そんな当たり前のことがなかなか出来なかったりする。
全てのことにおいて頑張り過ぎたりする。
それはきっと自分を何かで守るせいなのかもしれない。
その自分を守る堅い盾のようなものを、
ワライナキの音楽はゆっくり溶かしてくれるような気がする。


久々に会えた、こんなアーティスト。
これからも応援して行きたいと思います。
二人のオトノハを、どこまでもどこまでも届けるために。




アリガトウ、ワライナキ。
今はどんな言葉より、ココノハを込めて



 Set list

1.カミヒコウキ
2.toward your belief
3青い空と雲の下で
4.春愁
5.七夜月
6.長月
7.オトノハ(新曲)
8頑張ってる君へ
9サクラフブキ
10.紫陽花
11.青いカラス
12.たったひとつのこの世界で
13.手をつなごう
14.メッセージ
15.ストーリー
16.ケセラセラ

[アンコール]
1.春花秋月
2.わらいなき





~追記~
次回11/11に垂水で行われるフリーライブ、参加予定です。
もし一緒に参加したい人がいらっしゃればメール下さいね。
短い時間ではありますが、一緒にオトノハ感じましょう。
ちなみに下の写真は前回の垂水フリーライブの模様です。