yabmaroom

☆yabmaruとその仲間たちののほほん日記☆

4月7日(金)

2006年04月07日 23時32分29秒 | エムドる~む


今日、社長に退職の意思を伝えました。
最終的に決めたのは昨日です。

5日前までは退職の気持ちなどなかったし、まさかこんな事になるとは予想外でした。
一番の引き金になったのは、私と言う人間が必要とされていない感を抱き始めたことで、
そしてそんな時に私を必要としてくれる人が現れた事です。

5日で決めたのは返事を急がれてる理由ももちろんあったんですが、
この5日の間に起こったいろんな出来事が、この先私が歩むべき道標のような気がしたんです。

とはいっても今の会社に勤めて丸10年、さすがに決断には勇気がいりました。
決断したと言うよりも、せざるを得なかったという感じです。
そしてなぜ部長ではなく直接社長にお願いに上がったのかも、理由があっての事でした。


思えば10年前…

私が24歳、社会人になって丸3年が過ぎた時でした。
前の会社に見切りをつけた私は転職活動を始めたんです。
とらば~ゆで今の会社を見つけ、試験を受けたところなんと1発合格
私の転職活動はあっけなく終わってしまいました。

そこから前の会社の上司に退職の意思を伝え、2ヶ月後には今の会社に入社しました。
入社して1週間でハワイ旅行
社長の太っ腹の良さにもビックリしたのを覚えています。
それからも、サイパン・イタリア・スイス・フランス…何ヶ国海外に連れてって貰った事でしょう。
今思っても凄い思い出の数々です。

入社した頃は30人程度の小さな会社でした。
それが10年で150人余りの人数になりました
ショップの数も1店舗が100を超える数になりました

しかしそれに伴っていろんな弊害が生まれてきたんです
それはだんだん私の心を苦しめ、いつしか行き場のない気持ちは
毎日の愚痴ややる気の無さへと形を変えて行ったのです


そうなってからは気持ちが上を向く事はありませんでした。
そう強く思い始めたのは、今年に入ってからだと思います。
そして今日、思いを形にしました。

部長ではなく社長に直接言った事…それは10年前、まだ若い私を救ってくれた社長への礼儀のような気がしたんです。
ルール違反なのは分かってました。
でも他の人になんと言われようが、私は社長に1番にどうしても伝えたかったんです。
社長もその想いを汲み取って下さったのだと思います。

1時間少し話した事は、愚痴でも仕事の話でもなんでもなく、
ただ世間話のような事をいろいろ話して下さいました。
そこから私にメッセージを贈るかのように…

そして私は言わなきゃいけないと思ってた唯一の言葉を口にしました。


10年間、何も出来ずにすみませんでした…と。



それを言ったら胸がいっぱいになり、涙が溢れました。
そしたら社長が優しくおっしゃったんです。


感謝してるよ。
25~35歳と言う大事な時を…ほんとに感謝してる。



それだけでまた涙がどば~~っと流れてしまいました


いやなこともいっぱいあったやろうけど、人間はそういうのを超えんと成長せん。
10年ここで過ごしてきたからこそ今の君があって、他からも声がかかって、
もちろん辞めていくのは淋しいけど、僕は凄く嬉しいよ。
だから止めはせんよ。


涙が後から後から出てきて、ほんとうにこの社長の下(もと)で10年働けた事を
ありがたく思いました。
そして社長の言葉1つ1つが、私がずっと悩み続けた「私は不要だ」と言う思いに対する答えのような気がして、「私は必要とされていたんだ」と言う思いに、最後になって変えることが出来ました。




もしかしたら私の意思は間違ってるかもしれない。
でももう後には引けない。
今日のこの決断を、いつかの夢に変えれるように、
残された2ヶ月を精一杯働いて繋げて行きたいと思います。


ありがとう、エムドゥ。
ありがとう、友たち。
ありがとう、社長。

そしてありがとう、私の10年。