今週は楽しいオプション付きの浜名湖地区見学に行きました。オプション内容は明日のご紹介です。
さて8時に学園を出発。
水産技術研究所の浜名湖分場を訪問です。
http://fish-exp.pref.shizuoka.jp/hamanako/
分場長や職員から、浜名湖分場の仕事や、この地区の漁業について説明を受けました。
浜名湖分場が扱う漁業は主に3つに分類されます。
浜名湖内の漁業
遠州灘の漁業
内水面養殖業
です。
浜名湖の代表魚種はアサリですが、他にもノリ(海苔)、カキ(牡蠣)、ドーマン蟹(ノコギリガザミ)など多様です。ノリ、カキは養殖ですし、小さい定置網もあります。
遠州灘はシラスのほか、底引き網もあります。冬はトラフグを獲ります。
内水面養殖はウナギとアユです。
4人の研究員と、2人の普及員で、この多様な漁業をカバーしています。
生徒の感想を見ると、淡水湖から海につながって汽水湖(低塩分の海水)になった歴史に興味を引かれたようです。
浜名湖分場には浜名湖体験学習施設ウオットが併設されています。ミニ水族館という感じです。
ウオットの運営は民間委託されていますが、浜名湖分場とは何かと協力しあっています。
体験学習施設と言うだけに、ただ飼育魚を見るだけなく勉強する仕掛けがいろいろあります。
さて、昨日は海で水泳訓練しました。
黄色帽子は泳ぎが得意でないグループです。
天気が悪く、海から出ると寒かったようです。
【浜名湖分場】
愛知県に近い場所にありますが、実は水産技術研究所の中でも一番早くできました。
明治36年に全国で25番目の水産試験場(各県の水産研究所は水産試験場という名称が一般的です。かつては、本県も静岡県水産試験場でした)として設立されました。
昭和49年、世界で2番目にウナギ人工孵化成功し、現在でもウナギ研究ではトップクラスの研究を行っています。
近くには東京大学大学院農学生命科学研究科の同附属水産実験所もあり、研究員の交流もあります。
浜名湖周辺の漁業、水産生物などについては、ご遠慮なくお問い合せ下さい。
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