静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

網実習も終盤 袋網の作成

2019年02月20日 09時56分39秒 | 実習

網実習も終わりに近づきました。
生徒はタモ網や袋網づくりに取り組んでいます。


完成品はこんな感じ。

特に網を使う漁業に就職する生徒は気持ちを入れて取り組んでいます。
網の修繕や作成のできる漁師も減っているのが実状です。
でも、いちいち買わなくても、糸とアンバリ(網針)があれが自分でできる!
学園の卒業生は現場で重宝されますよ。


Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学はいつでも受付しています。
日程については園長にご相談ください。
なお、学園への入学に関係なく、漁師になるための質問にもお答えします。

 園長のつぶやき
漁師になることを、富士登山に例(たと)えて昨日から書いています。
学園はどんなことをするんでしょう?

まず、富士山はどんな山であるかを教えます。
(入学後に、いろいろな見学などで漁業の現場と漁師の仕事を知ります)
そして、必要な装備を教えます。
(装備ではありませんが、ロープワーク、あるいは漁業実習などで必ず使う技術を練習します)
低い山を登ってみます。
(実習船「わかたか」あるいは遠洋航海実習)
遭難しないように登山の知識を得ます。
(海技士資格の勉強など)
時間をかけて山の環境になれます。
(寮生活で漁船環境に慣れる)
...などを少人数制で手取り足取り指導します。

これでスムースに漁師生活に入ることができます。

今回の例えでは、「山に登る」とは、「一人前の漁師になる」と言うこと。
簡単に一人前の漁師になれる魔法はありません。
自分の努力で登らない(努力しない)と技術は身につきません。
とは言え、そこに教えてくれる人がいるのと、いないのではぜんぜん違います。
オリンピックを目指す選手だって、コーチの指導があるんです。
「俺はコーチ(教えてくれる人)がいなくても大丈夫」・・・ほとんどが、根拠がない自信です。
まあ、そんな人もいるでしょうけど、コーチがいた方が確実です。

どうでしょう。
もし、あなたが一流の漁師を目指すならどうするべきだと思いますか?

さらに、明日はコーチ(学園の指導スタッフ)と名選手(現役漁師)の教え方の違いをお話しします。

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