静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

遠洋航海実習 12月4日から12月5日

2019年12月06日 08時35分22秒 | R1遠洋航海実習

遠洋航海実習の様子を、実習船やいづからメール送信される日誌と写真でご紹介します。

12月4日の主直は富士市出身の岡本大谷くん。
この日にやったのは
 主直、操業、凍結シフト、活餌管理
です。
「今日は、出港してから14日目です。操業が始まってから4日がたちました。始めはみんなが釣ってる中、自分はなかなか釣れず、少し焦っていました。2日目に、やっとカツオを釣ることができました。初めて釣ったカツオは手にずしっりと重さを感じて、とても重たかったです。4日目の朝はとても忙しかったです。いつもより早く起きて釣ったカツオを凍結シフトしました。シフトが終わってすぐに、カツオの群れにあいました。急いで準備してカツオを釣りました。その日はカツオが、いっぱい釣れて自分は6匹釣ることができてよかったです。
残りの航海実習もあとすこしになりました。みんなと乗るのもこれで最後なので、楽しみながら、かつちゃんと仕事をしてこの航海実習を、終わりたいと思います。」

一ヶ月の実習も半分終了です。
カツオも順調に捕れているようですね。

12月5日の主直は岐阜県出身の田中くん。
この日にやったのは
 活餌管理 操業 シフト
です。
「出航してから今日で15日がたちました。未だに自分は合計で4匹しか釣れていなくてすこし焦っています。今日は、午前中は鳥もあまりいなく、来てもすぐにばらけてしまい、カツオを釣り上げることができませんでした。午後は群が午前中よりは増えたけれど、朝と同じようにばらけてしまい今日はだれもカツオを釣り上げることができませんでした。
西に移動してきて群も少しずつ大きくなってきて釣れるようになりました。しかし、去年の3トンに比べたらまだまだ少なく、半分もいっていません。操業もあと2日で終わってしまうので、明日、明後日に群が来ることを期待して、去年の記録を越せるように頑張りたいです。」

周りの人よりカツオが釣れないと悔しいですよね!
しかし、昨年の3トンもかなり少ない漁獲です。
今年は全体的に苦戦のようです。
写真中央が田中くんです。

学科試験のないAO式入試を追加実施します。詳しくはこちら。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/recruit.html

静岡県立漁業学園
漁師になりたいと思った方は、まずは電話、Eメールでご相談ください。
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 園長のつぶやき
漁船に限らず、船の世界で機関士が危機的に不足している状況です。
仕事場が船の底だし、ワンピースでも航海士はいるのに機関士は登場しません。

機関士はなじみのない言葉ですが、一般に機械を扱う仕事はメカニックと呼ばれます。
こう呼ぶと、カッコいいでしょ?

漁船の場合、機関士と言えど、魚を捕る(漁労)作業はやらないといけません。
だから機関士も「れっきとした漁師」です。

「漁師になのに、メカニックでもある」のが機関士です。
機械を扱うのも、魚を捕ることも、どちらも一人前になるのは簡単ではありません。

でも、だからこそチャレンジしがいがあると思いませんか?
メカ好きの方には、おすすめの仕事ですよ。


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