静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

焼津と言えばハンベ?

2017年10月06日 13時42分54秒 | 日記

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。

10月の見学会は21,22日です。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-420/
必ず、事前のお申し込みをお願いします。
皆さんのご来園をお待ちしています。

みなさん、「ハンベ」をご存じですか。
静岡おでんの具としても有名は黒ハンペンです。焼津弁でハンベ。
先週、研修生が市長を表敬(ひょうけい)した際に
「ハンベを食べたことがあるか?」
との話しになったそうです。
ハンベを食べたことがない研修生のために市役所の方がハンベを持ってきてくださいました。
それもたっぷり。


ちなみにお一人は農林水産省から出向されている佐藤経済産業部長。研修生の先輩です。

「生徒に食べさせて。園長が食べちゃダメだよ!」・・・
分かりました。
私はお金を出して買います!

実習時間の合間に、研修生と生徒にハンベを食べさせました。


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 【ハンベとハンペン】
焼津の年配の方にハンペンと言うと白くてやわらかいハンペンです。
いつも食べる黒ハンペンがハンベです。
サバの水揚げの多い焼津で、傷みやすいサバの加工品としてハンベは産まれました。
焼津市民のソウルフードです。
ハンベはゆでて作ります。
魚肉をすり身にして固めた練り製品の多くは、蒸すか揚げるかで作ります。
加熱することで固形化します。
だからゆでても良いのですが珍しいですね。
あ、白いハンペンもゆでて作ります。

 園長のつぶやき
静岡県内でも言葉はさまざま。
私のように伊豆半島の東海岸出身だと、焼津などの県の中部地域だと知らない言葉がだいぶあります。
ハンベも知りませんでした。
同じ県内でも知らない言葉があるのですから、県外の方言なら外国語みたいな場合もあります。
大学時代に住んだ鹿児島では、漁師の言葉は全然分かりませんでした。
本当に「まだ英語の方が分かるよ...」と言う感じです。
学園の卒業生が就職する船では、県外出身者の先輩(せんぱい)が少なくありません。
指示された言葉が分からなくて、動けずにいると叱(しか)られます。
その船のベテラン外国人に通訳してもらうこともあるそうです。
 日本人同士の会話をインドネシア人が通訳(つうやく)ですよ!不思議な光景です。
漁船では会話も簡単に行かないことがわかると思います。
そんな言葉の壁を乗り越えて一人前の漁師に育ちます。

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