静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

御前崎港

2016年05月16日 13時22分43秒 | 研修・見学
御前崎地区の見学の続きです。
灯台の次は、重要港湾の御前崎港です。
静岡県は全国屈指の水揚げを誇りますが、主要な水揚げ基地は焼津だけが漁港で、あとは港湾(伊東港、下田港、田子の浦港、清水港など)が中心となっています。
漁港は漁船がほとんどですが、港湾は貨物船も入ってきます。


下から見上げる大型クレーンに生徒諸君もビックリです。

残念ながら、自動車を輸出する大型貨物船は不在で残念でした。
代りというわけではないですが、カプセル型の救命艇を見学しました。



【御前崎の磯焼け】
湧昇が起きる場所では大型の海藻が海中の林のように繁茂する藻場を形成ます。風が強い、伊豆半島の下田や南伊豆でも大型海藻の藻場が形成され、それを食べるアワビやサザエが特産となっています。
ところが、御前崎では平成元年以降、磯焼けと呼ばれる現象で藻場が消滅してしまいました。静岡県では、行政と研究所が漁業者と協力して、藻場の復元に取り組んでいます。
その結果、御前崎でも駿河湾内は藻場が回復していきましたが、遠州灘側では草食性の魚類が多く、回復が進んでいません。
水産技術研究所では、海藻を食べてしまう魚に負けない、藻場の復元技術を研究しています。
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