「わかたか」を出動して、はえ縄漁の実習をしました。
天候もよく、ベタ凪。
最初に「元マグロはえ縄漁船の機関長」をしていた実習の先生から説明がありました。
実際のマグロはえ縄は200kmもある幹縄に何千本もの枝縄がつけられます。
特に、仕掛けを回収するときに枝縄を巻き取る「ブランたぐり」は時間との勝負。
これがうまくできないと、マグロはえ縄漁船では失格になります。
今年の50期生はマグロはえ縄に就職する生徒が5人います。
昼休みにブランたぐりの自主練習をしている人もいます。
果たして、その成果はあったでしょうか?
ところで、機関員は漁労(魚を捕る作業)をしないと思っている方がいます。
そんなことはありませんよ。
ほとんどの漁船で、漁労は全員で行います。
ただし、甲板員が機関員より漁労作業がヘタだと、かっこ悪いですよね。
静岡県立漁業学園
電話 054-627-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ gyogaku.com
学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
新しいホームページから申し込みできますよ!
https://gyogaku.com/recruitment/
3月12日に実施する後期入学試験もご案内しています。
園長のつぶやき
大型漁船で、ヒラの甲板員から船長などになるには海技士資格が必要です。
でも、海技士資格のメリットは、漁船で出世するためだけはありません。
漁師は体を使う仕事ですが、年々体力は衰えます。
50歳になれば、20歳の若者漁師のような作業はきつくなります。
でも、漁労長、船長などの役職になると、若い人を指揮する仕事になります。
そして体を使う仕事が減っていきます。
ベテラン漁師になると、なるべく体力を使わないコツを身につけます。
しかし限界はあります。
かといって、肉体の衰えを自覚した頃に海技士資格をとろうとしても・・・
学園でやっている海技士講習で私より高齢の方がいますが、うーん、大変でしょうね。
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