平成30年度入学生が残り一枠。ぜひ学園に来てください。
4月中に入学できる人が対象、今週で締切ます。
入学希望者は、なるべく早く学園にお問い合わせくださいね。
これは先週の様子です。
二次避難場所の確認に外出したついでに、焼津漁港を見学しました。
そしたら、いろいろな人と会って、「鶴瓶の家族に乾杯」みたいになったのでご紹介します。
最初の遭遇(そうぐう)は「長兼丸(ちょうかねまる)」さん。
知名度バツグン、多くの方がご存じの深海魚ハンターです。
焼津では一番の有名人かも?
親子で深海魚を捕獲しています。
たまたま、生かしていたオオグソクムシ(深海にいるダンゴムシの仲間)を見せてくれました。
これ食用ですよ!せんべいとなって販売されています。
続いて水産技術研究所の調査船駿河丸を入港を見学。
そして、小川魚市場に停泊していた近海まき網に二番目の遭遇。
ちょうど、卒業生がいたので話しを聞くことができました。
さらに、冷凍カツオの水揚げ市場では48期生が就職する遠洋カツオ一本釣り漁船に遭遇。
昨日のブログで紹介した彼も、出航準備をしていました。
プロレスラー風の長髪は24歳の船長。福岡の水産高校出身だそうです。
親切に船内を案内してくれました。
加えて、ポリタンクを重りにしてカツオ一本釣りの疑似体験もさせてくれました。
ところどころで、先生からロープの使い方の説明などもありました。
私は留守番だったので「帰りが遅いなー」と思ったら、いろいろあった訳です。
【屋号】
長兼丸とは船の名前でもあり、屋号でもあります。
漁村では本名よりも屋号が使われます。
本名だと、名字がかぶることがありますが、屋号はまずかぶりません。だから便利。
漁師の場合は、船の名前が屋号になることが多いです。
店の名前も屋号に使われます。
変わったところでは焼津信用金庫の「まるせい」。
前身が焼津生産組合だったので、生の字を丸で囲う。で「まるせい」です。
屋号は歴史を語ります。
漁村出身の私も屋号がありますが、それは「チェリー」です。
漁師だった祖父が始めたカフェの名前が屋号になりました。
私が生まれるだいぶ前にカフェは廃業したんですが、いまだに地元では「チェリー」と呼ばれることがあります。
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
園長のつぶやき
今年は3月から3組の見学者があり、「さすがに4月の見学希望はないかな」と思って見学会のお知らせを出していませんでした。
定員割れとかいろいろあって、そこまで手が回らなかったんですけどね...
そしたら、今朝になって「4月中に見学したい」とのメールが来ました。
見学者は毎年増えています。
先日もつぶやきましたが、数年前の10倍になっています。
以前は年間で数人しか見学がなかったんですよ。
当時は入学者のほとんどは中卒者。
それも「行く高校がない」という人が多くて、学園が「最後の駆け込み寺」みたいになっていました。
いまや、ほとんどが高卒者ですからね。
学園の雰囲気もだいぶ変わりました。
でも学園のカリキュラムや、全寮制などのシステムはほとんど変わっていません。
私も変更する必要性は、あまり感じていないんです。
例えば、全寮制。
以前は遠方の漁村からたくさん来ていたし、貧しい家庭も多かった。
だから、寮は都合が良かったんだと思います。
現在は同じ全寮制でも、ちょっと事情が違います。
多くの生徒は核家族で育ち、兄弟も少ない。家には個室もある。
そんな人たちに集団生活は大きな意味を持ちます。
スマホの利用時間を決めているので、自習時間は学習に専念することもできます。
海技士資格の勉強する内容も変えていません。
でも、かつては5級の筆記試験に合格をめざしていましたが、
今は4級合格者も多く、3級まで取得する人も毎年でるようになりました。
システムやカリキュラムをいじらなくても、うまく機能しているんです。
ただ、最近は外部見学を増やしたこともあって、実習時間が不足気味。
ここは知恵をしぼって、実習時間の確保をしたいと思っています。
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