静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

遠洋航海実習 5日目

2022年11月22日 12時00分00秒 | R4遠洋航海実習

11月22日 火曜日

19日の午後に気仙沼港に入港し、生徒達は20日から上陸研修を行っています。 学園には実習船「やいづ」から前日の日誌と写真が数枚メールで送信されてきます。これからしばらくは、送られてきた生徒の日誌から遠洋航海実習の様子を紹介することとします。

気仙沼入港翌日20日の日誌です。この日は気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館の見学に行きました。

「気仙沼港上陸一日目、上陸研修として気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館を訪れ、話を聞きました。港から伝承館までバスと徒歩で向かいました。震災以前に電車が通っていた場所にバス専用道路が設けられていました。このバスも震災の傷痕のように思いました。伝承館では震災当時の気仙沼市の映像を見ました。被災者の方が撮影した映像は悲惨なもので、容易く破壊されていく町だけでなく撮影者の方の悲痛な心も伝わってくるようでした。震災当時のまま残された旧向洋高校に入って被災前の校舎内の風景と比較して見学し、その変わり果てた姿から日常がその日を境に崩れ去ってしまったのだと否応なしに痛感させられました。日常が当たり前のものではなく自分がいつ被災してもおかしくないことを念頭に置き、日頃から防災意識を高めていきたいです。」

翌21日の日誌です。気仙沼市復興祈念公園の見学に行きました。日誌の当番は毎日変わります。

「今日は気仙沼市復興祈念公園に徒歩で向かい、天気が悪い中、気仙沼全体を一望してきました。祈念公園は景色を見るだけでなく被災者の氏名や祈りの帆などがあり、被災地のどれだけの人が犠牲になったのか、東日本大震災の状況などが鮮明に思い出します。自分は気仙沼市出身で震災当時の辛かったことや、その中でも楽しかった事など、忘れてはならないことを再認識してこの経験をこれからの乗船実習に生かして頑張って行きたいと強く思いました。」

本学園のFacebookには、引率の教員がもう少し多くの写真を投稿してくれています。よろしかったらこちらもご覧ください。

AO式入学試験の第2回試験を12月26日(月)に実施します。願書出願は12月5日からです。先月行った試験を受験できなかった方はチャンスです。入学希望者向けに学園の週末見学説明会を開催します。12月の開催日は17日(土)、18日(日)です。AO式入学試験前の最後の見学会になります。ご参加いただける方は開催日の4日前までに申し込みをお願いします。詳細はホームページ(https://gyogaku.com/)でご確認ください!  

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