静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

研究所の講義(ブランド化)

2022年09月29日 12時00分00秒 | 授業・講演

9月29日 木曜日

先週に引き続き、水産業普及指導員による講義がありました。今回のテーマは「ブランド化」です。

近年、水産物の「地域ブランド化」の取り組みが活発に行われています。ブランド化と言葉でいうのは簡単ですが、ただ特別な名前をつけて売り込みすれば良いというものではありません。 他産地と差別化し、高い価値を付加していくためには、漁師だけでなく、漁協や仲買人らの協力も必要となってきます。多くの場合、これらのメンバーに普及指導員や専門アドバイザーなどが加わって議論を重ね、漁獲から処理の方法、流通販売、PR戦略などを決めていきます 。

駿河湾の南西部に位置する南駿河湾漁協では、曳き縄一本釣りで漁獲し、高鮮度処理を施して、脂肪量などの基準を満たすサワラを「波乗り鰆」としてブランド化しています。 サワラのブランド化に向けた活動は、平成27年の立ち上げ当初から水産・海洋技術研究所本所の水産業普及指導員が支援していたことから、ここに至るまでの経過を、様々な苦労話も含めてお話ししていただきました。

漁業の現場では、限られた資源を有効に活用するために、漁獲物により付加価値を付けて販売する工夫が行われています。

AO入試(10月15日実施)願書受付を開始しました。静岡県の漁師になることを志望し、知識および技術を学ぼうとする意欲が旺盛な生徒を求めます。受検の条件や、出願書類等は漁業高等学園ホームページ(https://gyogaku.com/)をご覧ください。 出願期間は令和4年10月7日(金)までで、最終日の消印まで有効です。

来年度、入学希望者向けに学園の見学説明会を開催します。園長が学園生活を御説明し、施設を御案内します。また、学力や寮生活に対する不安など、皆さんの心配、疑問にお答えします。10月の開催日は22日(土)、23日(日)です。ご参加いただける方は開催日の4日前までに申し込みをお願いします。

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