昨日の続き、定置網体験の続きです。
今回、水揚げされた魚の量は、約3トン。
定置漁の魚は、運搬船によって直ちに水揚げされ、セリにかける前に、魚種ごとに細かく選別されます。
同じ魚であっても、大きさによって価格が変わるため、大きさごとに分ける必要もあります。
魚種ごとに魚を分けるため、選別台の周りに魚を入れるトロ箱を配置します。
その中に、魚を一尾づつ入れていきます。なかなか根気のいる作業です。
量が多いとなかなか終わりません。
選別作業に時間がかかると、鮮度も落ちてしまうため、手早く正確にやる必要があります。
今日は大漁ではありませんが、魚種は30種ほどありました。
一番多かったのは、ブリの幼魚である「ワカナゴ」です。
漁獲全体の1/3の量を占めました。
大きさは、30㎝程度が中心でした。
このサイズは需要も少なく、低価格です。
最近は多魚種の資源が厳しい状況にある中で、ブリの資源は高位の水準にあるとされています。
そんな状況を裏付けるような漁模様でした。
続いて多かったのが、アジ・サバ・カマスです。
魚価もまずまずで、こうした魚が大漁に入ってくれると、漁業経営も安定します。
今日の体験で多くの魚を目にすることができて、駿河湾の魚種の豊富さもちょっとは感じ取ったでしょうか。
学園の見学説明会とオープンキャンパス、申し込みをお待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。