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神戸港の連節バス「ポート・ループ」の利用実績と今後の展開

関連ブログ・・・2021/10/11付「コロナワクチン接種会場向け連節バスは終了済

当ブログのトップページの写真は、神戸港の連節バス「ポート・ループ」です。

運行開始以来コロナ禍に翻弄されてきたものの、10月29日の「神戸ポートミュージアム」オープンとともに4台体制での運行となり、少なくとも年末年始まではそこそこの利用が見られました。

神戸市の公式サイトには「都心~ウォーターフロント間における連節バス等運行に関する協議会」というページがあり、ポート・ループに関して定期的に開催されている協議会の内容が公開されていますが、昨年12月10日に開催された第6回の協議会の内容が開催後1か月経過してようやく公開されました。

協議会の資料はこちら

議事録はこちら

<利用実績>

月間の利用者数は、10月の緊急事態明けから一気に増加し、増便した11月には2万人を超えています。11月22日には最大1便あたり115人と連節バスの本領を発揮するだけの利用がありました。

利用の多いバス停は、三宮駅前を除けば神戸ポートミュージアム最寄りの「新港町」が断トツトップです。

ただ、難点は、特に土休日の午後に渋滞に巻き込まれての遅延が頻発していることです(30分以上遅れることも数回)。ポートタワー前を除く各バス停にはバスの現在位置を示すディスプレイが設置されており、バス待ち客が遅れを容易に把握できる(徒歩や他の交通機関を選択できる)ものの、乗ってしまってからの遅延はどうしようもありません。

<今後の展開>

2022年春には、新幹線の新神戸駅まで延伸される予定です。遠来の観光客にとっては従来の循環観光バス「シティーループ」との二本立てでさらに便利になりますし、インパクトは抜群です。

一方、当初から計画されているJR神戸駅への乗り入れは、駅南側のロータリーの改造工事が必要なこともあり「2022年度中を目指し検討中」となっています。

このほか、各種観光イベントや他の交通機関との連携、さらにバスの広告媒体としての活用(全面ラッピングとか車内のデジタルサイネージとか)も考えているとのことです。

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