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全国交通ニュースブログ

日本全国の交通に関する最新ニュースをピックアップして紹介します。
幹線道路、バス、航路、ICカードなどなど・・・

神戸電鉄有馬口駅のバリアフリー化工事進捗(2025/4/12時点)

2025-04-12 21:39:30 | 都市交通全般

神戸電鉄有馬口駅は三田方面と有馬温泉方面との分岐点で、周辺には人家が少ないものの2面4線の立派な構造です。通常は有馬口~有馬温泉間がピストン運行となっており、神戸市街地から有馬温泉に向かう場合はかならず構内踏切によるホーム間の移動が必要です・・・三田行の電車は駅舎側の1番線に発着し、有馬温泉行の電車は駅舎から最も遠い4番線に発着するため

https://www.shintetsu.co.jp/railway/station/img/map/arimaguchi.pdf

しかし、構内踏切とホームの間には階段しかなく、高齢者<有馬温泉の顧客に大きな割合を占めます>や障がい者にとっては移動がかなり負担となるため、2024年度からバリアフリー化工事が進められています。但し、神戸電鉄公式サイト上ではお客さま向けの工事案内は見当たらず、監督官庁向けに作成し提出した令和6年度移動等円滑化取組計画書に以下のことが明記されているだけです。

有馬口駅において、有馬温泉駅への乗換駅ということから、乗換利用者への利便性向上のため、駅舎建替えおよびスロープによる段差解消工事の施工を2024~2025 年度の 2 ヵ年で予定している。 

ということで、神戸電鉄に成り代わって、当ブログで2025/4/12時点のバリアフリー化工事の様子を報告します。

1・2番線ホームはもともと構内踏切ギリギリの場所に階段があり、電車の先頭車両は階段のすぐ隣に停車するようになっていましたが、スロープ設置場所を確保するため1両分(20m程度)新開地側に停車位置をずらしています。

その分、新開地側に1両分ホームを延長しています。

2番線は2025/2/15の始発列車から、1番線は2025/2/16の始発列車から停車位置を変更し、ホームの延長部分の使用を開始しています。

今後3・4番線ホームについても同様の工事が行われるはずですが、まだ着工の様子はありません。

駅舎内には、「2025/3/6より工事ヤード拡張のため駅舎に通じる通路を一部通行止めとし、迂回路を設置した」旨の掲示がありました。

駅舎内から見た工事ヤードの様子。以前は神戸電鉄が運営する月極駐車場だった場所です。

1・2番線駅舎から見た工事ヤードの様子。向こう側に見える現在の木造駅舎は相当老朽化しており、令和6年度移動等円滑化取組計画書によれば駅舎建替えが予定されていますが、この工事ヤード部分に新駅舎が建設されるかどうかの情報はネット上には存在しないようです。


阪神尼崎駅前広場相当の公園のリニューアル工事の様子(2025/2/22現在)

2025-02-23 08:00:07 | 都市交通全般

前回2025/1/25訪問時点のブログ記事はこちら

リニューアルイメージを含む当初時点のリリース文はこちら

完成まであと1か月となり、土木工事や植生整備が終了し周辺歩道の整備工事にフェーズが移りました。工事業者も阪神園芸に変わっています。

西側のカフェは平屋建ての建物が完成し、当初イメージ通りに屋外テラスの設置工事が始まっています。

一方、当初イメージとは裏腹に? 西側歩道上の街路樹は撤去されました。

公園の北側歩道は完全に通行止めとなっており、歩行者や自転車は道路北側への迂回を余儀なくされます。

東側のカフェ(バスターミナル隣接)は既に店舗の看板が設置されています。主に昼間の賑わいづくりのためのカフェであれば、周辺商店街の飲食店と業態がかぶらないので許容されますね。


JR石山駅北口に大型マンション、JR九州も参画 <追記あり>

2025-02-12 02:03:33 | 都市交通全般

JR九州は株式上場以降本業であった鉄道事業の超合理化(一部の豪華列車を除く)を進めているのは周知のとおりですが、収益の見込める不動産事業には全力投球しています。

https://www.jrkyushu.co.jp/house/

分譲マンションについては、九州内だけではなく首都圏や関西圏でも売主となっています(他社との共同を含む)。

https://www.jrkyushu.co.jp/mjr/index.html#ancr_sale

さて、先日滋賀県のJR石山駅(大津市内でもっとも乗降客数の多い駅です)を利用しました。

北口には長らく大きな工場(新日本電気→関西日本電気→ルネサスエレクトロニクス)がありましたが2018年に閉鎖の方針が決定され、2021/8/31付で操業終了となり、跡地は大阪のアーク不動産に譲渡されました。各種メディアの記事やネット情報では同社が1000戸を超える大型マンションを開発・分譲し2025年7月に完成予定とあり、このブログ記事を書いている時点でも同社の公式サイトに掲載されていますが、実際にマンションを手掛けるのは同社ではありませんでした・・・

現地の広大な敷地は未だ整地中のステータスで、2025年7月にマンションが完成することはまず有り得ません。

工事柵には華やかなイラストが描かれ、「マンション建設予定地」の文字が躍っていますが、その文字の下を見ると・・・

事業主として「京阪電鉄不動産」「東レ建設」「九州旅客鉄道」「大阪ガス都市開発」の4社の社名が並んでいます。「Gensler」はアメリカ合衆国最大の建築設計事務所です。

石山駅の南側には京阪石山坂本線が通っており、西側には東レの大型事業所(かつてのルネサスよりもさらに大規模)があるので前2つは順当ですが、ここでJR九州の社名を見るとは思いませんでした・・・

デベロッパー変更について唯一触れている専門サイト「建設ニュース」の記事によれば、戸数は当初より若干減って982戸となっており、「2025年11月末の着工、28年3月末の竣工を予定している」とのこと。

https://www.constnews.com/?p=139497

このあたりの経緯は全く不明ですが、長らく工場がデーンと構えるだけだった(2020/10時点のストリートビュー参照)石山駅北口がどのように生まれ変わるか楽しみですね・・・

<2025/5/1付追記>

4月中に各事業者サイドから何の情報も出てくることがなかったので、gooブログからの移行先のnoteに「見たまま情報」として続報を書いています。

https://note.com/kotsu_gyakuretz/n/nc30101637fa3

 


神戸市営地下鉄三宮駅西出口階段(旧東急ハンズ側)、ビル解体に伴い長期閉鎖中

2025-02-08 00:09:24 | 都市交通全般

神戸市営地下鉄三宮駅は、メインの東出口(他社線との乗換に便利)とは別に、小規模な西出口が存在します。こちらは他社線との接続がなく、2025年初時点で完全非バリアフリーです(地上との間は階段しかない)。構内図にある地下の東西連絡通路は2020年末にようやく完成しています。

https://www.city.kobe.lg.jp/a80062/kurashi/access/kotsukyoku/subway/station/s03.html

ただ、こちらには東急ハンズ三宮店と直接つながる階段があり、それが西出口の数少ない存在価値でしたが、残念ながら東西連絡通路完成直後の2020年大晦日限り閉店してしまいました。

ハンズ跡のビルは2021年秋に信和不動産が購入しました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000054281.html

https://www.ryutsuu.biz/store/n092920.html

当初は「エピタ神戸三宮ビル」と名付けて建物の再活用を模索しており、2022年に入って建物に信和不動産のシンボルマークが取り付けられてましたが、その後補修工事の名目で建物全体がカバーで覆われてしまい、2024年夏から解体工事に着手しました。全面的にスキップフロア方式を採用した特殊構造に加え、建物が予想以上に老朽化していたためと思われます。

2024/8/25時点の旧ハンズのビルと地下鉄出入口の様子。この翌日から2024/9/20まで階段はいったん閉鎖となりました。

一時閉鎖中の2024/8/末時点の様子。

その後2025年に入るまで再び通行可能になっており、「実は階段部分について旧ハンズのビルと構造が一体化しておらず、解体工事期間を通じて利用可能」なのかと期待を持たせましたが、2025/1/13から再び閉鎖されてしまいました。閉鎖期間は2025/9/30までで、8か月半の長丁場です。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b721a1fea920f2a3856cd302d5c81e1127d2362c

2025/2/上旬時点の様子。長丁場ということもあり、西出口3に向かう点字ブロックは隠されています。

旧ハンズビル側の出入口があった場所は工事フェンスで完全に隠されてしまいましたが、案内看板は何故か外されていません。

ちなみに、神戸市交通局公式サイトでは、西出口3の長期閉鎖のことは一切告知されておらず、冒頭で紹介したように構内図への注記もありません。2024/8~9の間の閉鎖期間も同様の扱いでした。


阪神尼崎駅前広場相当の公園のリニューアル工事の様子(2025/1/25現在)

2025-01-25 21:44:48 | 都市交通全般

前回2024/12/29訪問時点のブログ記事はこちら

上記ブログ記事で

>2025/1/14からは、噴水周辺が立入可能になるようです。

と書きましたが、同時に阪神尼崎駅の北側出入口とアーケード商店街<尼崎中央商店街>を結ぶ通路が元のルートに戻り、さらに工事現場を囲っていた柵が全部背の低いものに置き換えられたため、リニューアル部分の様子が(工事中につき立入禁止が継続中の部分も含め)よくわかるようになりました。

久方ぶりに立入禁止が解除された噴水まわりの様子。

こちらも久々に復活し阪神尼崎駅の北側出入口とアーケード商店街を直結する通路。店舗が入る建物は結局この平屋の1棟だけのようです。

阪神尼崎駅の北側出入口と公園北西角を結ぶ通路はまだ通行止めですが、通路の土木構造物は既に完成しており、3月末のオープンに向け周辺整備とともに照明灯などを設置していくのでしょう。

尼崎中央商店街のアーケード東口から、元のルートに戻った駅への通路を望む。