2024/12/1付ブログ記事「国道28号洲本バイパスの再評価結果(2024年度時点)が公開されています」の続報です。
上記ブログ記事で
>④ですが、上記ブログ記事その5で「全く工事が行われていない」と報告した陀仏橋が該当します。予備設計時点では通常の掘削工法を予定していましたが、橋梁詳細設計に伴い地質の詳細調査を実施したところ、軟岩と想定していた地層に中硬岩・硬岩が確認されたため、掘削工法を変更する必要が生じた結果のアップです。
と書きましたが、2025年に入ってついに陀仏橋本体の工事が現地で始まりました。
国道28号洲本バイパス未開通区間の工事状況は、洲本市公式サイト内の「国道バイパス工事状況について(お知らせ)」のページで手に取るようにわかります。各工区の工事業者が地元住民向けに制作している「工事のお知らせ」の全てを市がこのページで公開しているためです。
このブログ記事を書いている時点で最新の「工事のお知らせ(令和7年4月度)」は、以下の2つです。
前者は陀仏川の南側(宇山側)を新設道路の計画高まで掘削して法面補強を行う工事で、工期は「令和7年1月21日~令和7年12月10日」です。具体的には、ブログ記事「国道28号洲本バイパス未開通区間の2024/10時点の状況(その4)」で取り上げた「ボックスカルバートの奥側はコンクリートで固められた法面となっており、行き止まり状態となっています。」の部分を掘り下げるのがメインとなり、工事車両は上記ブログ記事時点で水没していたボックスカルバートを通過します。
そして後者は陀仏川の両側の橋台を建設する工事で、工期は「令和7年4月1日~令和8年3月31日」です。北側橋台の工事車両は、ブログ記事「国道28号洲本バイパス未開通区間の2024/10時点の状況(その5)」で取り上げた工事用仮桟橋を通って工事現場に出入りします。
順調に行けば、2026年度末までには陀仏川に架かる橋の上部工まで完成しそうな感じですが、次は洲本実業高校の下の部分の道路築造工事がいつ始まるかに注目です。