関連ブログ・・・2021/6/20付「緊急事態宣言解除後も京都市内の観光客向けバスは復活しません」、2021/9/28付「京都市内の観光客向けバスは10月も復活しません」
>京都市バスは例年春に大規模な路線再編・ダイヤ改正を行っており、行く末が気になりますね。
正式に、全急行系統の休止が発表されました。
https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000293856.html
https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/cmsfiles/contents/0000293/293856/oshirase.pdf
理由は、「急行系統等を御利用いただいていたお客様が,同じ方面に向かう他の系統を御利用いただいても十分御乗車いただけるため」とのことです。今後は、春や秋の観光シーズンに観光客の増加により混雑が予想される場合は臨時便を運⾏して対応するとのこと。
詳細な利用者数の推移がpdf版資料の6ページに掲載されていますが・・・
もっとも利用が多かった100系統(京都駅前~博物館三十三間堂前~祇園~岡崎公園 美術館・平安神宮前~銀閣寺前)の場合、インバウンド華やかなりし頃の2019年4月~12月の間の1日平均乗客数は8507人でしたが、並行する5系統と206系統の合計が同じ期間の40434人から2021年4月~12月の間は約3分の2の27684人にまで落ち込んでおり、トータルで半減です。2019年当時に問題になっていたオーバーツーリズムが見事に解消された形ですね。
2019年春には、急行系統用に「座席を削減して詰め込みに対応しスーツケースの置き場所を確保し、外装も一目でインバウンド向けとわかる車両」を何台も新車で導入しましたが、まともに運行されたのは1年足らずで、早くも戦力外通告の形となりました。一般のバス並みに改造して継続使用するのでしょうか?