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全国交通ニュースブログ

日本全国の交通に関する最新ニュースをピックアップして紹介します。
幹線道路、バス、航路、ICカードなどなど・・・

伊勢神宮の連節バスはまだ運行再開お預け?

2021-09-30 20:03:14 | 路線バス

関連ブログ・・・9/12付伊勢神宮の連節バスはただいま失業中

9月30日限り全国で緊急事態宣言が解除され、観光客の動きも徐々に活発化していくものと思われます。

しかし・・・

9月27日に更新された三重交通公式サイトの「新型コロナウイルスによる運行状況について」を見ると・・・

https://www.sanco.co.jp/shuttle/post-31.php

観光客相手の路線のうち「津なぎさまち~VISON~伊勢・鳥羽線」「多気VISON線」「参宮バス(五十鈴川駅前~伊勢志摩スカイライン~朝熊山頂の金剛證寺間)は10月1日からを運行再開するものの、本来ならば連節バスが活躍するはずの「外宮内宮線」は減便ダイヤのままで、連節バスが充当される便は引き続き全て運休です。

そして、昨年12月のプレ運行開始と同時に発売した「神都LINER記念乗車券」も、9月30日限りで販売終了となります。

https://www.sanco.co.jp/relate/2021/09/liner-1.php

ただ、外宮内宮線では以前からバス待ちの行列ができるとすぐに臨時のバスをフレキシブルに運行するような体制を整えており(連節バスのプレ運行当初もそんな感じでした)、これから観光客が徐々に戻ってくると、まずは臨時運行から・・・となるのかも。


京都市内の観光客向けバスは10月も復活しません

2021-09-28 19:12:58 | 路線バス

関連ブログ:6/20付「緊急事態宣言解除後も京都市内の観光客向けバスは復活しません」、7/18付京都市内の観光客向けバスは夏休みも復活しません

全国19都道府県に出されていた緊急事態宣言は、9月30日限りですべて解除されます。

しかし・・・

京都市バスのうち、観光客をターゲットにした急行系統は、10月1日以降も全便運休することが既に発表されています。

https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000289937.html

・急行100号系統(京都駅前~博物館三十三間堂前~祇園~岡崎公園 美術館・平安神宮前~銀閣寺前、本来は昼間10分間隔で運行)

・急行101号系統(京都駅前~四条烏丸~ 二条城前~北野天満宮~金閣寺道~大徳寺前~北大路バスターミナル、本来は昼間20分間隔で運行)

・急行102号系統(北大路バスターミナル~千本北大路~金閣寺道~北野白梅町~出町柳駅前~銀閣寺道~錦林車庫前、本来は昼間30分間隔で運行) など

確かに、全面解除により近畿一円からの観光客は多少は増えるかもしれませんが、首都圏など遠来の観光客はまだまだ増えないでしょうし、まして2019年まで多くを占めていた外国人観光客は増えるはずがないですからね・・・(100号系統には、外国人観光客向けのラッピングがなされ、スーツケースを何個も置けるようなスペースを確保したバスも導入されていました)

 


出雲大社に行く電車が10月から土休日に増便されます・・・その背景は?

2021-09-26 10:12:58 | ローカル鉄道

島根県出雲地方を走る地方私鉄・一畑電車は、10月1日にダイヤ改正を行います。

https://www.ichibata.co.jp/railway/topics/202109091340.html

注目なのは、このご時世にもかかわらず、平日ダイヤ・土休日ダイヤとも運行本数が増えることですね。(さすがに最終電車は繰り上げられますが)

平日ダイヤの場合、16時以降の運転間隔が昼間と同じく最大55分間隔だったのが、改正後は最大43分間隔となり、1日の運転本数の合計は4本増えます。

そして、土休日ダイヤの場合、電鉄出雲市~出雲大社前間を直通する特急電車が現在の1往復から4往復半に増便されます。所要時間は16~17分、運賃は500円です。

 電鉄出雲市発=9:45,10:50,12:50,14:50

 出雲大社前発=9:36,11:45,13:45,15:45,17:45

出雲大社は近年でもインバウンド客が非常に少なく、その面では他の観光地より恵まれているものの、このタイミングでの増便は異例ですね。

その背景ですが・・・

JRを利用して出雲大社に参拝する方は、出雲市駅から出雲大社に向かう一畑バスを利用するのが一般的です。

https://www.ichibata.co.jp/bus/rosen/pdf/time_hinomisaki-simple_0.pdf

https://www.ichibata.co.jp/bus/rosen/pdf/time_hinomisaki-simple_1.pdf

こちらは昼間30分間隔、所要時間は30分前後、運賃は510円(出雲市駅から出雲大社正門前のバス停までの場合)です。

一方、電車の場合、運賃はほぼ互角、所要時間は20分強とバスより短いのですが、上記直通列車以外は途中の川跡駅で乗り換えが必要であり、バスを選ぶ方が多数派です。

ただ、コロナ禍以降はバスの混雑が問題視されており、地元としては鉄道へのシフトを推進しています(今春には企画乗車券による交通実験が実施されました)。今回の直通列車の増便は、この考え方に則ったものでしょうね。

ちなみに、一畑バスでは今春からICOCAやSuicaなど全国相互利用対象の交通系ICカードが使えるようになりましたが、一畑電車はお預けです。やはり、電車のICカードシステムがバスに比べて複雑で、導入費用も公的補助が出るといえ割高だからなのかも。


続:国道176号名塩道路の工事の近況

2021-09-24 10:14:35 | 国道176号名塩道路

関連ブログ・・・3/22付「国道176号名塩道路の工事の近況

国道176号名塩道路の工事の最新の状況を、近畿地方整備局兵庫国道事務所に成り代わって報告します(名塩道路NEWSは年一回の発行らしい)

<参考> 名塩道路NEWS_vol.3

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名塩東久保~名塩茶園町間では、河川付け替えを伴う拡幅工事が地道に進められています。地上から見た様子はこちら。

名塩木ノ元付近では既に4車線分の用地が確保されていますが、南の城山トンネル建設部分が当分2車線のため、本格的な拡幅着手はお預け(合流に伴う渋滞箇所が移動するだけだから?)です。北行のバス停は工事に伴い仮移設されていますが、最終的には元の場所に戻るため、新旧併存状態になっています。

ここにある交差点の名称は「木ノ元バス停前」ですが、アルファベット表記は「Konomotobasuteimae」と完全ローマ字モードです。

城山トンネルの北側は、まだ本格掘削に至っていません。城山トンネル沿いの現在使われている国道は通学路になっているため、斜面側にか細い歩道が設置されていますが、大雨の日は心細いことでしょう・・・

城山トンネルの南側は、STEP2の「大多田橋交差点を三田市側に付け替えるスペースを確保するために、トンネル出入口付近の斜面を削ります。」の真っ最中です。遠目にも大掛かりな工事であることがわかります。

現地には完成予想図が掲示されていますが、果たして2025年の関西・大阪万博までにここまで進捗するでしょうか?

西宝橋より下流では、武庫川の側に車線を増設して4車線化することになりますが、増設部分はまだコンクリートの骨組みだけです。

 


岡山市内のバスICカード事情が高齢者割引でどう変わるか?

2021-09-21 22:44:21 | 交通系ICカード

主に岡山市内の北部で路線バスを運行する中鉄バスは、路線によって使えるICカードが異なる状況が長らく続いていました。

 国道53号方面の路線(http://www.chutetsu-bus.co.jp/topics/202109_53.pdf)=岡山限定のICカード「Hareca(ハレカ)」と全国相互利用対象の10種類の交通系ICカード(ICOCAやPiTaPaなど)

 国道180号線方面の路線(http://www.chutetsu-bus.co.jp/topics/202104_180.pdf)=中鉄バスグループオリジナルの磁気バスカード

かつては岡山県内共通の磁気バスカードシステムが存在していましたが、後継となるICカードシステム導入の際にいろいろと事情があり、前者については岡電バス(Harecaを全面導入)と競合する関係で同じシステムとし、そうでない後者については磁気バスカードをそのまま継続しました。やがてシステムの老朽化から他社の磁気バスカードは使えなくなり、自社グループ専用となっています。

しかし・・・

10月1日から、国道180号線方面の路線でもHarecaが使えるようになり、従来の磁気カードは12月末限り使えなくなります。

http://www.chutetsu-bus.co.jp/topics/index.htm#180IC

但し、全国相互利用対象の10種類の交通系ICカードは引き続き使えないので、不統一は続きます。そして、自社グループが総社市や岡山県北部(津山市など)で運行する路線は引き続きグループオリジナルの磁気バスカードを継続というややこしさです・・・

 

その背景にあるのが、岡山市が10月から導入する「65歳以上の高齢者および障害者を対象にした路線バス・路面電車の運賃半額割引制度」です。

https://www.city.okayama.jp/shisei/0000031610.html

この制度を利用するには、専用のICカード「ハレカハーフ」が必要で、利用者が申し込んではじめて交付されるものです。

岡山市内では何社ものバスが入り乱れて走っており、使えるカードもバラバラです。

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両備バス・東備バス・岡電バス・下電バス=Harecaと全国相互利用対象の10種類の交通系ICカード

中鉄バス=上記参照

宇野バス=Harecaのみ

備北バス=自社オリジナルの磁気バスカードのみ

八晃運輸(めぐりん)=現金のみ

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10月からは岡山市内にかかる乗降であればハレカハーフ使用により半額に割引となるわけですが、備北バスと八晃運輸は引き続きICカード非対応なので、運転手にハレカハーフを見せて現金で半額運賃を支払うようになるのでしょうか? バス会社が沢山あるのも考えものですね。