ぐるぐるねこぐるま

ねこぐるま別館です!

ジュエリーや日々のよもやま話に
おつきあいください♪

点滴の変更

2012-03-27 15:53:32 | よもやま

 今日は行くと、布団が背中に丸めてあって、
 毛布も下半身しかかかっていない状態。
 かろうじて声を聞き取ると「寒い」とのこと。
 当たり前だ。
 誰がこんな状態にして出ていったのだろう。
 ナースコールも押せないのに、と憤慨する。

 そして今日は父の点滴が変更された。
 IVHという点滴は、高カロリーで食べられない人でも生かすことが出来る。
 でも、その先に待っているものが幸福感なら、
 この点滴の継続も許せる。
 しかし、父に待っているのは肺ガンの痛みと窒息の恐ろしさだけだ。
 なぜそんな患者に延命をするのだろう。

 もう充分にしていただいた。
 2月の初めには転院しなければいけないような話になっていて、
 私たちは次の病院を必死になって探した。
 でも、探しているうちに「いまのまま最期まで診ましょう」という、
 主治医の先生のひと言に救われたのだった。

 しかし、私は今では転院したほうが良かったのではないかと思っている。
 転院して無駄な延命ではなく、ホスピスの手厚い看護の元、
 安楽なうちに死を迎えるという方が良かったのではないかと思うのだ。

 そして、我々は点滴を通常の栄養点滴に変えるという決心をした。
 それは最小限のカロリーと栄養しか含まれていない。
 けれど、痛いのと苦しいのとで声も出ない父を、
 このまま安らかに送ってあげたかったからだ。

 今でも、その決心は正しいのか心は揺らぐ。
 しかしそれは誰にも分からないのだと思う。
 正しいのか、正しくないのか。

 点滴の変更を行った今でも心は罪悪感と慰めを行ったり来たりしている。
 父に聞きたい。

 「本当はどうしたかったん?お父ちゃん?」

 くぅ


IVHという延命

2012-03-26 17:37:38 | よもやま

 父はIVH(中心静脈点滴)というものをしていて、
 経口から摂取できない栄養を取り込んで生きている。
 しかし、いろんなところの痛みはあるし、
 痰の吸引なんかは辛くて見ていられない。
 そして、意識があるのでこれからくる肺ガンの痛みを想像しているだろうと思うと、
 辛すぎて、こちらが苦しくなってくる。

 IVHは現代の医療の素晴らしい進歩の証だと思う。
 しかし、いたずらに延命してその痛みや苦しみを長引かせるのはどうかと思う。
 いつまで耐えればいいのだろうという、漠然とした疑問もわいてくるだろう。
 ただ、患者を耐えさせるために、息をしているというだけのために、
 IVHがあるとしたらそれは大きな勘違いだと思う。

 明日、そのIVHがはずされる。
 われわれ姉妹家族が願った結果そのようにしてもらうことになっている。
 あとは普通の点滴だけだ。
 父の生命力、忍耐力だけにかかっている。
 しかし、無駄に痛い、苦しい時間はもう終わる。
 ただただ主にあって平安が訪れ、安息が来るのだ。
 
 もう充分だ。

 もう良くここまで耐えた。

 もう神さまのところへ行こう。

 永遠の命をもらって、凱旋するのだ。

 お父ちゃん、ありがとうね。

 くぅ


奏楽デビュー

2012-03-25 20:42:34 | 宗教・教会

 今日は教会の奉仕。
 奏楽デビューだった。

 シンセなんだけど、別に特別なことをするものではなくて、
 コードをただ弾いているだけという程度のことしか出来なかった。
 聖歌隊の指揮をしているTちゃんがピアノだったので、
 静まるときのBGMとかは全部やってもらって、ちょっと安心した。

 牧師先生が祝祷して下さったあとに、後奏というのがあるのだけど、
 これがシンセ一人なのでものすごく緊張した。
 でも、何とかなった。
 考えてみれば、教会終止にすればいいだけなので、
 大学時代から普通にやっていることだったなぁと思う。

 でも、奏楽はやってみると「奉仕」だとつくづく思った。
 今日は私が初めてなのでメジャーな曲ばかりだったせいか、
 歌いたくて、歌いたくて仕方がなかった。
 賛美は歌うべきだよなぁ~。

 いずれ弾きながら歌えるようになればいいんじゃん!!!
 そっか!

 くぅ


昨日の病院

2012-03-24 14:06:17 | よもやま

 昨日は伝道師先生と一緒に父の病院へ行く。
 雨で足元が悪い中申し訳ない。

 病室に行くとちょうど口の中の掃除と吸引だったので、
 外でおまちくださいと言われて待っていると、
 吸引で父の苦しそうなうめき声が聞こえてきて辛くなる。

 中に入るとこれまた水枕。
 額に手を当てると少し熱っぽい感じがする。
 これほど、消毒された院内で、
 点滴によって栄養が取れているにもかかわらず、
 なぜ熱が出たりするのか不思議だ。

 少し辛そうにしていたのは熱が上がって寒かったから。
 「寒い」と言いながら身体を震わせていた。
 水枕は肩を冷やすので寒いよね・・・・。

 すると看護師長さんなる人が来て、
 昨日(おとつい)の文書による先生への我々の伝言は、
 先生のスケジュールのせいでまだ伝わっていないこと、
 電話で受け付けに残した伝言も伝わっていないことなど説明を受ける。

 つまり、おとついは午後から帰宅して、
 昨日は2時頃まで出勤していない、ということらしいのだが、
 それはいいとして、何時に来るのかいつ当直なのか、いつ帰ったのか、
 そういう医師の行動を病院側が把握していないことが多いのでちょっとおかしいと思う。

 伝道師先生は2回祈って下さった。
 点滴をはずすとしても主がその時期を教えて下さるだろうし、
 良い時を選んでくださるのだと思う。
 
 父は少し身体の向きを変えたら足の位置が良くなったみたいで、
 すーっと眠りに入っていった。
 このまま、ガンの痛みを怖れずに、今の状態のまま眠るように逝ってほしい。

 くぅ