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主治医との決断

2012-03-09 20:52:14 | よもやま

 今日は父はずっと眠っていた。
 イエスさまの話をするとかすかに眼は開けるのだが、
 思考が停止しているような感じだった。

 このまま高栄養剤の点滴を続けていつまで持つのか・・・。
 主治医の先生と話をした。
 これまで血圧が下がれば昇圧剤を投与し、
 いまもずっと抗生剤を投与し続けているらしい。

 しかし、今日の決断はそれらを停止してもらうもの。

 抗生剤は中止。
 感染症などになっても本人の自力での抵抗のみにすがることとした。
 血圧が下がっても昇圧剤は投与しない。
 これも、本人の残っている体力に任すことになる。

 この決断がどうなるのかは誰も予測できないが、
 この今の信仰に満ちた良い状態での召しを我々は望んだ。
 この後、肺ガンが痛くなってからでは遅いと考えたから、
 「尊厳死」という方法を選んだのだ。

 これ以上苦しまないで今の安らかなまま逝ってほしい。

 「その時」をこうして毎日待っている私たちはものすごく辛い。
 ちゃだといっしょに何をして時間を過ごせばいいのか考えるけれど、
 父のことは頭から離れないので、ずっと胸をつかまれているようだ。
 胸の上に重しを置かれたような状態。
 頭の後ろから重い重りがぶら下がっている状態。

 苦しむ父と共に私たちも早く平安に満ちた安息の日々を過ごせるように。
 神さまに祈る。

 祈りが全てを解放してくれる。

 くぅ

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