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IVHという延命

2012-03-26 17:37:38 | よもやま

 父はIVH(中心静脈点滴)というものをしていて、
 経口から摂取できない栄養を取り込んで生きている。
 しかし、いろんなところの痛みはあるし、
 痰の吸引なんかは辛くて見ていられない。
 そして、意識があるのでこれからくる肺ガンの痛みを想像しているだろうと思うと、
 辛すぎて、こちらが苦しくなってくる。

 IVHは現代の医療の素晴らしい進歩の証だと思う。
 しかし、いたずらに延命してその痛みや苦しみを長引かせるのはどうかと思う。
 いつまで耐えればいいのだろうという、漠然とした疑問もわいてくるだろう。
 ただ、患者を耐えさせるために、息をしているというだけのために、
 IVHがあるとしたらそれは大きな勘違いだと思う。

 明日、そのIVHがはずされる。
 われわれ姉妹家族が願った結果そのようにしてもらうことになっている。
 あとは普通の点滴だけだ。
 父の生命力、忍耐力だけにかかっている。
 しかし、無駄に痛い、苦しい時間はもう終わる。
 ただただ主にあって平安が訪れ、安息が来るのだ。
 
 もう充分だ。

 もう良くここまで耐えた。

 もう神さまのところへ行こう。

 永遠の命をもらって、凱旋するのだ。

 お父ちゃん、ありがとうね。

 くぅ

コメント
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