『この宇宙のために死んでくれるに気になったら、いつでも連絡してね、まどか！』（byキュウべえ）なお話でした。
宇宙の寿命、エントロピーとか、もう何がなにやらｗ
まどかがついていけないのも無理ナッシン！
でも、理屈は通りまくりでやっぱ凄いなとｗ
例によってネタバレしまくりなので、未見の方は先に視聴なさることをオススメ。
あらすじ的には、さやかの死体を回収しつつ脱出した杏子の提案で、魔女になったさやかに呼びかけ、正気を取り戻そうとするまどかでしたが、人々を救った分、誰かを祟りながら生きて行くことになったさやかに祈りは通じず、負傷した杏子はほむらにまどかを託し、自らの命と引換えに魔女となったさやかを止めるのだった・・・という展開です。
目減りしていく一方の宇宙のエネルギー総量を守るために、熱力学よりも効率の良い膨大なエネルギー＝思春期の少女の感情の力が希望から絶望へと相転移する際に発生する力を生み出すための消耗品としての魔法少女。
ソウルジェムが燃え尽き、グリーフシードへと変化する時の膨大なエネルギーを回収するのがインキュベーターのお仕事だったというわけですね。
感情自体が理解出来ないQBにとっては、人間を騙すという意図などはなく、単純に一番効率の良い方法で宇宙が壊れないように利用出来るエネルギーを集めていると。
最高の魔法少女＝最悪の魔女。
つまり、まどかと契約したがっているのも、魔女になることが前提での事だったというわけで、悪意があろうがなかろうが、結果的にはまどかを騙していた事にかわりなかったと言って良いかと。
※用語の説明については、自分の把握したイメージを元に書いているので、厳密には違う所があると思いますので、その辺りが気になる方は、録画して繰り返しチェックされたほうが良いかも。
QBの黒さが際立ってくるのに引き換え、杏子の良い人っぷりが反比例的に増して来てニヤニヤでしたが…案の定死亡フラグだったでござるの巻。
条理を覆す魔法少女の力なら、前例が無いとは言え、ひょっとしたら魔女になったさやかを元に戻せるかも知れない。
それが出来るかどうかを確かめることが、杏子にとって重要な問題だったというのは、彼女の過酷な人生ゆえの疑問だったのかも知れませんね。
『最後に愛とか勇気が勝つストーリー。』
さやかが体現しようとした生き様は、かつて杏子自身が思い描いた理想だったということを最後に思い出せたことは、杏子にとっては良かったことだったとせめて考えたいところですね。
まどかが自分が魔法少女になるべきか問いかけた時も、厳しく拒絶した杏子でしたが、それは優しさの裏返しであることは明白だったわけで。
否が応でも戦わなければならなくなった時が来た時にこそ戦えば良い、という彼女の言葉は、今後のまどかの運命を暗示しているようにも見えましたが、果たして？
とまぁ、未来のことも気になりますが、エヴァ2号機がカヲルくんを握る時のような構図でまどかを握りつぶそうとする魔女さやかさん、マジ躊躇無いッスｗ
ラブミードゥーの文字とか、上條くんのオーケストラっぽい背景とか、さやかの無念さが感じられすぎて、バトルシーンを見ているのが辛かったですが、魔女化したあとのさやかには、まどかや杏子の存在を感じることは既に出来なかった…と考えるほうがまだ救いがありそうですね。
まどか達を傷付けたくないと判断できるような、人間の時の気持ちが少しでも残っていたなら、或いは奇跡が起こって人間に…という展開もありえたのかも知れませんが。
まどかを助けるために、魔女さやかの腕を切り飛ばしはしましたが、それ以外は甘んじて攻撃を受け続けた杏子の姿は、まさに正義の味方であったと思います。
或いは、最後まで正義の味方であり続けようとしたさやかの存在は、杏子にとっての理想の魔法少女像であったのかも知れませんね。
だからこそ、さやかの辛さを真の意味で理解し、その身で以て受け止める覚悟が出来たのではないかと。
どう見ても自爆エンドなので、ふたりとも助かる可能性は０だと思いますが、ほんの少しでもさやかの心が癒されていることを祈るばかりです。
…ほっといたら、ひとみや上條くんも魔女さやかに祟り殺されていたかも知れませんし、見方によってはそれが阻止されたことで報われる部分もあった…かもですね。
そこまで考えて、魔女となった自分が討伐されることをさやかも望んでいた…というのは都合の良い拡大解釈かも知れませんが、ふたりの少女の命が散ったという事実の前には、そんな憶測で心を紛らすぐらいは許されても良いんじゃないかなとｗ
ついでに言えば、自身がいずれ魔女化して、QBの餌食になるぐらいであれば、最後まで命を燃やし尽くして逝きたいという杏子の意地が、彼女に自爆という選択肢を選ばせた（グリーフシードになる前に自ら砕け散り、さやかと共に消滅することを望んだ）と見ることも出来るかと。
最後まで諦めず足掻いて、最後の幕引きも自分でケジメをつけた杏子の生き様は、苛烈で、勇ましく、美しいものだったと思います。
…ニコニコ動画で英雄MADとか作られそうな予感がｗ
さて、『ワルプルギス＝超弩級の強さを持つ魔女。』ということも改めて語られましたが、QBがさやかを元に戻すことは完全に無理だと知りながらも杏子を止めなかったのは、『ほむらひとりではワルプルギスに勝つことは出来ないので、街のみんなを救うためにはまどかを魔法少女化させるしか方法がない。』という状況を作り出すためであったことも語られましたね。
杏子が死んでしまうことは無駄死にではなく、メリットのほうが大きかったから敢えて止めなかった、というわけで、ぶっちゃけ、間接的に殺したようなものだと思います。
QB、マジ許せんのぅ!
あと、今後の展開を妄想するなら、例えば、杏子が自らのエネルギーを自爆エネルギーに変えたように、ほむらも死力を尽くしてワルプルギスに単身立ち向かい、それでも力及ばず最後のエネルギーを使ってまどかだけでも過去の世界に飛ばして…という感じならループ出来そうな気もするのですが、そうなるとほむらが未来の記憶を知っていることに説明がつかないので謎が残りますね。
逆に、まどかが魔法少女になれば、（あとで魔女になるので結局意味無しっぽいのは置いとくとしても）一時的にはワルプルギスを退けることも可能な気がしますが、そこからあえてほむらだけを過去に飛ばす理由は無いかも。
ほむらは、なんとしてもまどかだけは救いたいという信念の人っぽいので、自分の意志で過去に戻った＆誰にも信じてもらえずにループを繰り返して心が磨り減って行った…と考えるとそれっぽいのですが、流石にそれなんて英霊ェ…という感も否めなかったりｗ
もういっそのこと、インキュベーターとは違う種族があらたなエネルギーが見つかったよ！と言いつつ登場→撤収でいきなり大団円！とかじゃないと、ハッピーエンドは無理な気がｗ
こうやって悩めるのもあと２週間の間だけなので、ギリギリまで楽しんでいきたいところです。
次回、第10話『もう誰にも頼らない』
とりあえず、まどかも今回必死だったのはわかりますが、杏子やほむらの悲壮な決意っぷりを見た後だとほとんど記憶に残らない罠。
…そんなメインヒロインで大丈夫かｗ
ここから新たな魔法少女が登場するという可能性は無さそうですし、かと言ってほむほむまで退場してしまうと最終話まで話がもちそうにありませんし。
一体どういうつなげ方を見せて頂けるのか、虚淵先生の手腕に期待です♪
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あらすじ的には、さやかの死体を回収しつつ脱出した杏子の提案で、魔女になったさやかに呼びかけ、正気を取り戻そうとするまどかでしたが、人々を救った分、誰かを祟りながら生きて行くことになったさやかに祈りは通じず、負傷した杏子はほむらにまどかを託し、自らの命と引換えに魔女となったさやかを止めるのだった・・・という展開です。
目減りしていく一方の宇宙のエネルギー総量を守るために、熱力学よりも効率の良い膨大なエネルギー＝思春期の少女の感情の力が希望から絶望へと相転移する際に発生する力を生み出すための消耗品としての魔法少女。
ソウルジェムが燃え尽き、グリーフシードへと変化する時の膨大なエネルギーを回収するのがインキュベーターのお仕事だったというわけですね。
感情自体が理解出来ないQBにとっては、人間を騙すという意図などはなく、単純に一番効率の良い方法で宇宙が壊れないように利用出来るエネルギーを集めていると。
最高の魔法少女＝最悪の魔女。
つまり、まどかと契約したがっているのも、魔女になることが前提での事だったというわけで、悪意があろうがなかろうが、結果的にはまどかを騙していた事にかわりなかったと言って良いかと。
※用語の説明については、自分の把握したイメージを元に書いているので、厳密には違う所があると思いますので、その辺りが気になる方は、録画して繰り返しチェックされたほうが良いかも。
QBの黒さが際立ってくるのに引き換え、杏子の良い人っぷりが反比例的に増して来てニヤニヤでしたが…案の定死亡フラグだったでござるの巻。
条理を覆す魔法少女の力なら、前例が無いとは言え、ひょっとしたら魔女になったさやかを元に戻せるかも知れない。
それが出来るかどうかを確かめることが、杏子にとって重要な問題だったというのは、彼女の過酷な人生ゆえの疑問だったのかも知れませんね。
『最後に愛とか勇気が勝つストーリー。』
さやかが体現しようとした生き様は、かつて杏子自身が思い描いた理想だったということを最後に思い出せたことは、杏子にとっては良かったことだったとせめて考えたいところですね。
まどかが自分が魔法少女になるべきか問いかけた時も、厳しく拒絶した杏子でしたが、それは優しさの裏返しであることは明白だったわけで。
否が応でも戦わなければならなくなった時が来た時にこそ戦えば良い、という彼女の言葉は、今後のまどかの運命を暗示しているようにも見えましたが、果たして？
とまぁ、未来のことも気になりますが、エヴァ2号機がカヲルくんを握る時のような構図でまどかを握りつぶそうとする魔女さやかさん、マジ躊躇無いッスｗ
ラブミードゥーの文字とか、上條くんのオーケストラっぽい背景とか、さやかの無念さが感じられすぎて、バトルシーンを見ているのが辛かったですが、魔女化したあとのさやかには、まどかや杏子の存在を感じることは既に出来なかった…と考えるほうがまだ救いがありそうですね。
まどか達を傷付けたくないと判断できるような、人間の時の気持ちが少しでも残っていたなら、或いは奇跡が起こって人間に…という展開もありえたのかも知れませんが。
まどかを助けるために、魔女さやかの腕を切り飛ばしはしましたが、それ以外は甘んじて攻撃を受け続けた杏子の姿は、まさに正義の味方であったと思います。
或いは、最後まで正義の味方であり続けようとしたさやかの存在は、杏子にとっての理想の魔法少女像であったのかも知れませんね。
だからこそ、さやかの辛さを真の意味で理解し、その身で以て受け止める覚悟が出来たのではないかと。
どう見ても自爆エンドなので、ふたりとも助かる可能性は０だと思いますが、ほんの少しでもさやかの心が癒されていることを祈るばかりです。
…ほっといたら、ひとみや上條くんも魔女さやかに祟り殺されていたかも知れませんし、見方によってはそれが阻止されたことで報われる部分もあった…かもですね。
そこまで考えて、魔女となった自分が討伐されることをさやかも望んでいた…というのは都合の良い拡大解釈かも知れませんが、ふたりの少女の命が散ったという事実の前には、そんな憶測で心を紛らすぐらいは許されても良いんじゃないかなとｗ
ついでに言えば、自身がいずれ魔女化して、QBの餌食になるぐらいであれば、最後まで命を燃やし尽くして逝きたいという杏子の意地が、彼女に自爆という選択肢を選ばせた（グリーフシードになる前に自ら砕け散り、さやかと共に消滅することを望んだ）と見ることも出来るかと。
最後まで諦めず足掻いて、最後の幕引きも自分でケジメをつけた杏子の生き様は、苛烈で、勇ましく、美しいものだったと思います。
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さて、『ワルプルギス＝超弩級の強さを持つ魔女。』ということも改めて語られましたが、QBがさやかを元に戻すことは完全に無理だと知りながらも杏子を止めなかったのは、『ほむらひとりではワルプルギスに勝つことは出来ないので、街のみんなを救うためにはまどかを魔法少女化させるしか方法がない。』という状況を作り出すためであったことも語られましたね。
杏子が死んでしまうことは無駄死にではなく、メリットのほうが大きかったから敢えて止めなかった、というわけで、ぶっちゃけ、間接的に殺したようなものだと思います。
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あと、今後の展開を妄想するなら、例えば、杏子が自らのエネルギーを自爆エネルギーに変えたように、ほむらも死力を尽くしてワルプルギスに単身立ち向かい、それでも力及ばず最後のエネルギーを使ってまどかだけでも過去の世界に飛ばして…という感じならループ出来そうな気もするのですが、そうなるとほむらが未来の記憶を知っていることに説明がつかないので謎が残りますね。
逆に、まどかが魔法少女になれば、（あとで魔女になるので結局意味無しっぽいのは置いとくとしても）一時的にはワルプルギスを退けることも可能な気がしますが、そこからあえてほむらだけを過去に飛ばす理由は無いかも。
ほむらは、なんとしてもまどかだけは救いたいという信念の人っぽいので、自分の意志で過去に戻った＆誰にも信じてもらえずにループを繰り返して心が磨り減って行った…と考えるとそれっぽいのですが、流石にそれなんて英霊ェ…という感も否めなかったりｗ
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虚淵先生のことなので、きっと普通じゃない展開からおお～！っと思わせくれそうですよねｗ
というか、仮にワルプルギスの夜をくぐり抜けても明らかにバッドエンド過ぎて、全くハッピーじゃない気がするので、変化球に期待するしか♪
なるなる詐欺でここまで引っ張ってきた感のあるまどかですが、実は既に魔女的な存在になってハッピーエンドを探し続けるべくループしまくっているんだよ！だからパワーもダンチなんだ！！ナ、ナンダッテー！？みたいな展開も予想出来そうなんですが、そうなるとしてもまどか自身が犠牲になってしまいますし…。
一体どうなりますことやら。
今までの流れからすると、自分一人の力でなんとかまどかを守ってみせるわ！という決意のように聞こえますが、実は叙述的なトリックというか、別の意味があって…とかもありそうなのがなんともｗ
個人的には、ほむらが本編最後に杏子の名前をつぶやく暗転シーンも印象的だったかと。
ひょっとして、杏子が身を呈したことをしったさやかの声だったの？と一瞬期待してしまった私が通りますよっとｗ
＞インキュベーターとは違う種族があらたなエネ＞ルギーが見つかったよ！と言いつつ登場→撤収でいきなり大団円！
「魔法少女になって頑張った意味ってなんなの？」という絶望があるので、そのオチはアリだと思います。
これを言うほむらがあんまりにも切なかった
ただまどかに幸せになってもらいたいだけなのに届かない
一人きりではワルプルギスの夜には敵わない
立ち向かっても、立ち向かわなくてもまどかには影響がある
そんなほむらの葛藤が入り交じった台詞が印象的すぎて耳から離れない