gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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うみねこのなく頃に散ep7の感想レビュー

2010年08月16日 17時23分33秒 | ゲーム
人気の同人ゲームサークル『07th Expansion』の最新作、『うみねこのなく頃に散 Episode7 Requiem of the golden witch』が発売中です。

先日開催された『コミックマーケット78』での販売を皮切りに、現在は各アニメショップを中心に委託販売されている本作ですが、人気シリーズの最新作ということで待ち望んでいた方も多かったのではないかと。
自分は8月15日の委託販売初日にアニメショップに買いに行きましたが、話題作らしく大きくコーナー展開&平積みされているのが印象的でした。
折しもコミケ直後で新作がたくさん入荷されている時期なので、各サークルさんの作品をまとめ買いされているお客さんも多かったのですが、レジ待ち中の人の多くが、本作を一緒に購入されていてニヤニヤでした。
ep4の出題編に当たるパートについてはアニメ化もされた作品であり、『ひぐらしのなく頃に』シリーズの超ヒットでも有名なサークルさんなので、ご存じの方も多いのではないかと。

(※少しでもネタバレされるのは嫌だという方は、当記事をお読みになる前に1度クリアされるのがオススメです。
本作の性質上、初回プレイ時は事前情報無しの状態で遊ばれるのがよろしいかと思います。
結論から言えば、ファンの方はプレイして損無しの一言に尽きます。)


解答編3作目になる本作は、ep5、ep6のエピソードも同時に収録されていますが、既に各シナリオをプレイされた方はアンロック機能を使うことでep7の冒頭からプレイできる仕様になっている…といったあたりはいつもどおりです。
出題編はアニメ版で視聴して、解答編を本作でまとめてプレイするという荒業も可能ですが、出来ればep1から順にプレイされたほうが楽しめるかと思います。

表紙には前作に登場したゼパルとフルフルコンビに加え、新キャラであるウィルと理御(りおん)のふたりが登場。
ここに来て新キャラ、しかも美形キャラというのには意表をつかれましたが、それぞれ特徴的な役割を果たしてくれることになるので必見です。

今までのエピソードでは、被害者や殺害方法こそ違えど、基本的には事件が起こる二日間の出来事を追うというのがメインの展開だったわけですが、本エピソードでは「黄金の魔女」「無限の魔女」などの異名を持つ『ベアトリーチェ』の存在そのものに焦点が当てられているのが大きな見所です。
過去の金蔵との出会いが綴られたり、如何にしてあの凄惨な連続殺人事件を起こすに至ったか?が描かれたりと、『ベアトリーチェ』の関する逸話が体系的にまとめられており、あえて分かりにくくボカされていた部分がスッキリ&新事実も明らかになっていく興味深い展開になっています。

ミステリーには動機部分が重要ではないというのが通説ですが、本作ではそのホワイダニットの部分が重要視されており、かなり切ない内容になっています。
ぶっちゃけ、各考察サイトや掲示板の中で、殺害方法やその首謀者についての様々な論議が出て久しい今日この頃なので、ベアトリーチェの正体については意外というより、むしろ有力な真犯人説が補強されたような印象に感じられました。
『辛うじて名前は明言化されず、核心部分は晒さないながらも、文脈を読む限りではほぼ特定』、ぐらいのニュアンスが近かったかなと。

また、散々プレイヤーの頭を悩ませ続けてきた『碑文の謎』が、本作の中で解明されるのも大きな見どころかと。
個人的には全く予想出来ていませんでしたが、説明部分を読むと『おお~、そうだったのか~!』と思わせるだけのものはあったかと。
ヒントは各エピソードの中にあったものの、劇中で描かれていない部分についても自分で調べて答えに辿りつかないといけない系の謎だったので、難易度はやはり相当に高かったのでは無いかと思います。
謎の難しさ自体よりも、そこに金蔵がどの様な想いを託していたのか?といった部分が明らかになったことの方が、物語的には大きかったかと。

更には、今までのエピソードで描かれた各殺人事件の真偽について、どれだけ幻想がまじえられていたか?という事実についても、各事件シーン毎に端的に明かされる場面も。
それぞれの現場での推理について、ある意味答え合わせが出来るような仕様というのが近いかと。
誰が犯行に関わっていたのか?ということは本作をプレイすれば分かると思うので、自分の推理力を試す意味でも、そこを踏まえて推理し直し&自己採点されてみるのも宜しいかと。

本編自体はベアトリーチェの葬儀という形式をとりつつ、綺麗に幕を閉じる感じでしたが、その分、お茶会パートに長く尺が取られており、グロ系演出はそちらで見せつけられることになっているのもポイント。
今までのエピソードで描かれた事件当日の経過とは、かなり異なる展開に驚かされると思いますが、真実の重みを改めて問われるような内容が鳥肌モノでした。
というか、某キャラ救われなさすぎェ…(涙)
ラストで示される名物の赤字の破壊力もマジパネェっす。

終盤部分に意味深な引きの文章も見受けられたので、ep8では今回語られた真実とはまた違った解釈や、ストーリー的な変化が見られるかもですね。
ひぐらしの時と同じであれば、次がクライマックスになる確率は高いでしょうし、盛り上がりは今回以上になりそうですね。
本作をプレイして、戦人には色々と言いたいことが出来た方が多そうな気がしますが、素晴らしいエンディングを迎えられるように彼には頑張って欲しいところです。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。

公式サイトはこちらから

うみねこドットTV─TVアニメーション「うみねこのなく頃に公式サイト」



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