ひなたぼっこ

「まだ見ぬ素晴らしい景色」を求めて自転車で。

カンパ沼

2013-01-22 | Bicycle other
Campagnolo




こんな本を買ってしまいました。
カンパニョーロの生い立ちと歴史、進化の過程や、工場の様子、
そして自転車の歴史や自転車レースの秘話など、とてもとても興味深い内容がギッシリ詰め込まれた一冊です。
忙しくてまだ全部読んでないですが、これはなかなかいい物を手に入れたなと。


5千円もしましたけどw


まあ、自分はカンパユーザーだと言っても、現行の、しかも一番低グレードのベローチェを使ってるだけのニワカなんで
あまりカンパについてどうこう言えるようなもんでもないんですが・・・

あ、ヘッドパーツとボトル、そして幾つかのウエアもカンパユーザーだw


シマノ、スラム、そしてこのカンパニョーロと自転車の変速機はこの三つでほぼ占められてて、
ユーザーの数だと断然シマノ、そしてカンパ、新興勢力のスラムって順番ですよね。
色んなブログを巡ってもカンパユーザーは結構おられるし、
お世話になってるショップでもカンパで組まれたバイクをよく見かけるんですが、
実は自分の周りにはあまりおられないんですよね。
ブログで仲良くさせてもらってる人のなかにもおられないし、
最近少しづつ交流が出来てきた地元自転車人でも見かけない・・・多分。
まあ全員のバイクを直接見た事はないんですが、昨年末に氷ノ山でご一緒した方々にもカンパは一台もいなかったようなので
ちょっと淋しいな~と思ったりするわけです。


自転車については人並みにコダワリを持ってるつもりですが、
実はコンポーネント(のグレード)には正直あまり興味がないんですよね。
景色を見て楽しむのが目的であって、速く走る気がさらさらない自分には
バイクに似合ってて(これが特に大事)、そして普通に使えれば別になんでもいいわけです。
軽さへのこだわりは皆無と言ってもいいし。

シマノはグレードでクランクやSTIの形が違うので、例えばDURA-ACEの形が好きなら必要なくても選ぶ理由があるんですが、
現行のカンパって「形だけ」はどのグレードでもほぼ同じなんですよね。
上位コンポに従ってカーボンやチタン、軽合金の使用割合が増えてくって仕組みです。
勿論これでもかってくらいカーボン柄が至るところにあるのは、それはそれでとてもかっこいいと思いますし、
それを理由にスーレコを選ぶのだって全然ありでしょう。

でもレコードは勿論、コーラスでさえ自分みたいなお気楽サイクリストには分不相応の品物なわけでして、
別に不具合もなく使えてるからベローチェでいいやと思うわけです。



いや、思ってたわけです。最近までは。



人間の欲ってすごい。
満足してたはずなのに、それに慣れると不満が出てくる。
機能的には十分なはずなのに・・・

と言っても上位コンポが欲しいとかではなくて、
やっぱりどうしてもフレームの年代に合わせた旧型のが使いたくなったんですよ。
そう、カンパがシルバー全盛期だった頃のモデル。
もっと言えば、CASATIは90年代前半のモデルなので、その時代と言えばCレコです。

でも、自分のCASATIはけして床の間仕様ではなく、実際に走ってこそのバイク。
貧脚でスキルもない自分が、この山に囲まれた鳥取であちこち走り廻る事を考えると
やはり見た目だけで全て旧型を選ぶわけにはいかないです。
インナー42Tなんていくらカッコ良くても自分には使いこなせないですよ。
そしてダブルレバーじゃなくて、手元で変速出来るエルゴも必須。
更に、11速までは必要ないけど、やはり10速を使いたい。


色々難しいですねw
だんだんと方向性は見えてきましたけど。


仕事がクソ忙しいのに、寝る間を削ってそんな事を必死に考えて、悩みまくってます(笑)

もうこれは紛れもなく「カンパニョーロという底なし沼」ですよね。
足を踏み入れてはいけない領域に来てしまったようで・・・ちょっと怖いw

この件についてはとても長くなりそうなのでまた少しづつ書いていきたいと思います。




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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (じょにお)
2013-01-22 22:56:52
カンパニョーロファンには、たまらない1冊なんでしょうね。
CASATIが、ぐりおさんの手によってどう変貌するのか楽しみではありますが、
底なし沼に埋もれてしまわないように願っていますよ(笑)。
でも、寝る間を惜しんで悩んでいるなんて、楽しい時間ではありませんか。
夢に出て来て、うなされないように注意してくださいね。
私は新車を買う前、本当にうなされて眠れない夜がありましたから…。
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Unknown (どりもぐ)
2013-01-22 23:47:34
釣り好きでもある私は完全にシマノ派なんですが
それでもやっぱしカンパニョーロの個性的なルックスには憧れます
恥ずかしながら触ったことが無いので性能的にどう違うかわからんですが
現行のコンポにもヴィンテージモノにも
ただの機械じゃない、そんなアーティスティックなオーラを感じてしまいます。
いつか「完成」したCASATIを見せていただける日を楽しみにしてますよ~!
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Unknown (けいあん)
2013-01-23 08:53:30
”カンパ沼”とは上手い表現ですね
タイトルを見た時 珍しい沼に写真撮りに行ったのかと思いましたよ。
何てったって世界の自転車のスタンダードですからね
私も1か所だけ使ってました。旧式クロモリのホイールハブです。当時は1㌦360円時代でしたから兎に角高かったのを思い出します。ショップの親父に奨められ「世界最高水準のものだから」と・・ グレードは全く分かりません。余りこだわっていませんでしたので。時々グリスアップするだけで37年間健在です。
でもメッキは余り良くない様に思います。クイックレリーズのレバーの錆びはかなり早い時期から出ており、この辺は国産のシマノに軍配が上がる様な気がします。

また、詳しいお話が拝見できるのを楽しみにしています。
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Unknown (マルコ)
2013-01-23 12:25:54
インナー42Tって確かにキツそうですけど、
当時に思いを馳せてあえて乗るのもアリかも知れませんね。

これからCASATIがどう変わっていくか楽しみにしてます。
あまりの格好良さに私もクロモリカンパ党に入信してしまったらどうしようw


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>じょにおさん (ぐりお)
2013-01-23 19:54:26
この本はカンパファンだけでなく、自転車ファンなら興味深い内容が詰め込まれてて、
大きくて重いし、本というより図鑑みたいな感じです。
カンパのモデルがどういう風に変化してきたのかはなんとなく分かってたんですが、
今回コンポを見直すにあたって、より詳細で正確な情報が欲しかったんですよね。
参考になるいい資料が手に入りました。
ただやはり・・・知れば知るほど沼は深いw
例え時間が掛かって、夢にうなされ続けても完成させてみたいですね(笑)
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>どりもぐさん (ぐりお)
2013-01-23 20:05:03
シマノの釣り道具にもアルテグラというグレードがあるのを最近知りました。
でもトップはDURA-ACEではないみたいですねw

シマノとカンパって同じ自転車変速機でも単純に比較出来ない面があると思うんですよね。
日本とイタリアのモノ作りの方向性の違いというか、こだわる部分の違いみたいなのが確実にあって
カンパはそんな部分がアーティスティックだったりセクシーだったりするんだと思います。
なんでこんな設計なんだよorz ってのも多いですけどねw

これは皆さんに対してのレスにもなりますが、コンポ入れ替え完成しても、おそらくほとんどの人はよく見ないと変わったとこが分からないと思いますよ(笑)
それくらいくっだらない処にこだわるつもりですw
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>けいあんさん (ぐりお)
2013-01-23 20:14:06
カンパ沼・・・  そんなとこがあるなら是非とも行ってみたいですw

ほうほう・・・37年前のハブをお使いですか。
その頃と言えば、初代スーパーレコードの時代ですよね。
かなりの一品!
しかもそれが今でも健在ってんですから素晴らしい事ですよね。
一生物と言える、そんな話をお聞きすると更に興味が出てきます。
現行のカンパではそこまで使えるのは少ないかもしれませんので、大事になさって下さい。
そしていらなくなったら売って下さい(笑)
でも今とは1ドルの価値がの4倍ですから、考えただけで恐ろしい値段になりますねw
ちなみにメッキ以外でも品質で考えたらシマノの圧勝かと・・・w
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>マルコさん (ぐりお)
2013-01-23 20:20:33
>インナー42Tって確かにキツそうですけど、
>当時に思いを馳せてあえて乗るのもアリかも知れませんね。
そうなんですよ。出来ればそれで乗ってみたい。
将来的にコンパクトクランクのロードと、オールドパーツで組んだロードの2台体制に出来ればいいなと妄想してます(笑)

次のバイクはカンパ組にされてはどうですか?
一緒に沼に足を踏み入れましょうw
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