超大型台風が迫ってた前日。
嵐の前の静かな夜。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/97/2c9d3975fd42d278f285254b395210ed.jpg)
まだ鳥取は静かなもんでしたが、西の空はやたら光っておりました。
時折長い稲妻がビカビカッて見事に走ってたんでそれを撮りたかったんですが、
30分以上粘ってみましたが、やはりタイミングよくは光ってくれませんねw
自然は難しい・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/ab/73c1eb82b1180bf5fe7665c193c91cee.jpg)
ここんとこ仕事もバタバタしてますし、夜は夜でお酒の席が多い。
久しぶりに乗った自転車ですが、不摂生しまくってるので足が重い重い(笑)
ちょっとの坂を登っただけで息があがってしまいましたorz
ダメだな~
紅葉シーズンになると山を走る機会が多くなると思うので、そろそろ規則正しい生活に戻らなきゃね。
さて、マイバイクCASATI。
未だはっきりとしたモデル名も製造年もよく分からない謎の多いフレーム。
手にしてすぐに、クロモリフリークの集まる掲示板で質問してみたところ、
「ellisseだと思う」とか「これ蟹爪のエリーゼじゃん」なんて意見を貰ったので、今までellisseだと思っていました。
実際「CASATI ellisse」で検索してみた結果、まあそうなんじゃないかとも思っておりました。
ちなみに参考にしたCASATI ellisseの写真はこちら
http://blog.xuite.net/newhand2002/bike/22255745
http://blog.xuite.net/newhand2002/bike/21585746
これ非常によく似ています。
ラグがメッキだったり、塗装やロゴなどの多少の違いはあるのですが、
・ラグの形状
・リアブレーキワイヤーのトップチューブ内蔵処理が下から入って上から出てること、
・シートステイ上部の加工とロゴ、
・逆V型のリアブレーキ台座
・コロンバス製の(ショート?)ロードエンド
・BBシェルの片側だけのCASATI刻印とその形 などなど
この辺りはそっくり、というかおそらく同じ。
そしてフォークもほぼ間違いなくこれと同じものです。
そしてもう一台ellisse
http://www.flickr.com/photos/53951927@N06/sets/72157630127753966/with/7372159994/
これも上のとほぼ色違いと言ってもいいくらい酷似してます。
他にもellisseで画像検索して見つけたのは、細部の違いはあれ概ね同じようなのでした。
実際にCASATI ellisseを知ってる人が、自分のフレームを見てこれはellisseだと言われるのも納得できます。
ただ・・・
どうしても引っかかる点が幾つかあるんですね。
それは、
・見つけたellisseはどれもトップチューブにその名前が入っている事
・どのellisseも金属製のヘッドバッジが付いている(自分のはペイントです)
大きな点では、この二つがどうしても自分のと合わないのです。
これだけで判断するのは違うのかもしれませんが、でも検索して出てくるellisseにはこの二つが100%当て嵌まるんですよね。
なのでもしかしたら別のモデルではないだろうか?という思いが強くなっていったのです。
で、じゃあ違うフレームと仮定して考えてみると、CASATIのスチールで調べると、MONZAというモデルがあります。
もちろんこの考えはフレームを手にした時からありまして、MONZAでも少し調べてみてたんですね。
でもMONZAで検索して見つけた写真とは、自分のフレームはあまり似ていませんでした。
ellisseの方が似てたので、その時はそれ以上あまり調べなかったのですが・・・
最近新たな発見がありました。
CASATIは昔からチェーンステーにブランドロゴが入ってます。
こんな感じで
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/06/cd4ab53d1d4c970f610fd24fa36e2a30.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/e4/2c50a3127905d3730e136ca760d86412.jpg)
これは現在のモデルでもずっと変わってなくて、古いのでもコンディションのいいのには必ず目にする事が出来ます。
それでこれおそらくステッカーなんですよね。
そのせいなのか、自分のはもう取れてなくなってるんですが、微かに跡が残っててCASATIの文字が見えるんです。
先日掃除してる時にここをよく見ると、CASATIの横に一回り小さな字で「MONZA」と見える(気がする)
それで、「やっぱりこれってMONZA?」と思ってしまいました。
でも更に調べていくと、ellisseでもCASATI MONZAと入っているのも何台かあって、更にまた迷宮に・・・(笑)
まあCASATIの工房はイタリアのモンツァにありますので、そういう意味でMONZA以外のモデルにそうあってもおかしくないのかもしれません。
一向に出口が見えない・・・(笑)
それでもめげずに調べていると、非常に近いMONZAを見つけました。
http://www.ebay.com/itm/Casati-Monza-Frame-Steel-50cm-NEAR-NOS-/200596759193
色も近いw
本当に多くの共通点があるフレームですが、決定的に違うとこがあります。
BBとシートステイ上部のCASATIマーク、その上部の斜めのラインが5本入ってます。
上でリンク貼ったellisseも自分のもラインは3本です(現行モデルも3本)
ただこれは製造年で違うのかな・・・とも思います。
そしてこれにはチェーンステーに「CASATI」としか書かれてなくてまた謎は深まる・・・w
とまあこれだけやっても結論にたどり着けないのですが、やはり、
・見つけたellisseはどれもトップチューブにその名前が入っている事
・どのellisseも金属製のヘッドバッジが付いている
のがellisseの特徴だとすれば、
・トップチューブにモデル名が入っていない
・ヘッドバッジではなくペイントのヘッドロゴ
・そして何よりも、先日同じフレームをお持ちだと言われる方からの「MONZAだと思います」という決定的な情報提供。
以上の点から自分のフレームはMONZAだと思っていいと思います。
世の中にはこれだけ自転車の情報が溢れてて、インターネットで世界中の情報が得られる訳ですが、
それでも自分の自転車と同じカラーはおろか、フレームの形が全く同じのと未だ出会えないってある意味すごい事だと思います。
CASATIは全て自分の工房でハンドメイドというのが大きいのでしょう。
このフレームは、もしかしたら誰かがオーダーして作ってもらったのかもしれませんね。
そう考えると納得いったり・・・ まあ可能性の話ですが。
自分のCASATIが組みあがってから、いろんな場所に出掛けたし、たくさんの写真を撮れました。
それだけでなく、動いてない時でもこうやって色々考えさせて楽しませてくれるんだから
本当に面白いフレームですよ。
このフレームに対して愛着はもちろんの事、興味が尽きません。
まだ行った事のない絶景を求める旅、そしてフレームの正体を求める旅はまだまだこれから続くようです。
最後まで読んでくれてありがとう。ついでにポチっとお願いします。
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嵐の前の静かな夜。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/97/2c9d3975fd42d278f285254b395210ed.jpg)
まだ鳥取は静かなもんでしたが、西の空はやたら光っておりました。
時折長い稲妻がビカビカッて見事に走ってたんでそれを撮りたかったんですが、
30分以上粘ってみましたが、やはりタイミングよくは光ってくれませんねw
自然は難しい・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/ab/73c1eb82b1180bf5fe7665c193c91cee.jpg)
ここんとこ仕事もバタバタしてますし、夜は夜でお酒の席が多い。
久しぶりに乗った自転車ですが、不摂生しまくってるので足が重い重い(笑)
ちょっとの坂を登っただけで息があがってしまいましたorz
ダメだな~
紅葉シーズンになると山を走る機会が多くなると思うので、そろそろ規則正しい生活に戻らなきゃね。
さて、マイバイクCASATI。
未だはっきりとしたモデル名も製造年もよく分からない謎の多いフレーム。
手にしてすぐに、クロモリフリークの集まる掲示板で質問してみたところ、
「ellisseだと思う」とか「これ蟹爪のエリーゼじゃん」なんて意見を貰ったので、今までellisseだと思っていました。
実際「CASATI ellisse」で検索してみた結果、まあそうなんじゃないかとも思っておりました。
ちなみに参考にしたCASATI ellisseの写真はこちら
http://blog.xuite.net/newhand2002/bike/22255745
http://blog.xuite.net/newhand2002/bike/21585746
これ非常によく似ています。
ラグがメッキだったり、塗装やロゴなどの多少の違いはあるのですが、
・ラグの形状
・リアブレーキワイヤーのトップチューブ内蔵処理が下から入って上から出てること、
・シートステイ上部の加工とロゴ、
・逆V型のリアブレーキ台座
・コロンバス製の(ショート?)ロードエンド
・BBシェルの片側だけのCASATI刻印とその形 などなど
この辺りはそっくり、というかおそらく同じ。
そしてフォークもほぼ間違いなくこれと同じものです。
そしてもう一台ellisse
http://www.flickr.com/photos/53951927@N06/sets/72157630127753966/with/7372159994/
これも上のとほぼ色違いと言ってもいいくらい酷似してます。
他にもellisseで画像検索して見つけたのは、細部の違いはあれ概ね同じようなのでした。
実際にCASATI ellisseを知ってる人が、自分のフレームを見てこれはellisseだと言われるのも納得できます。
ただ・・・
どうしても引っかかる点が幾つかあるんですね。
それは、
・見つけたellisseはどれもトップチューブにその名前が入っている事
・どのellisseも金属製のヘッドバッジが付いている(自分のはペイントです)
大きな点では、この二つがどうしても自分のと合わないのです。
これだけで判断するのは違うのかもしれませんが、でも検索して出てくるellisseにはこの二つが100%当て嵌まるんですよね。
なのでもしかしたら別のモデルではないだろうか?という思いが強くなっていったのです。
で、じゃあ違うフレームと仮定して考えてみると、CASATIのスチールで調べると、MONZAというモデルがあります。
もちろんこの考えはフレームを手にした時からありまして、MONZAでも少し調べてみてたんですね。
でもMONZAで検索して見つけた写真とは、自分のフレームはあまり似ていませんでした。
ellisseの方が似てたので、その時はそれ以上あまり調べなかったのですが・・・
最近新たな発見がありました。
CASATIは昔からチェーンステーにブランドロゴが入ってます。
こんな感じで
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/06/cd4ab53d1d4c970f610fd24fa36e2a30.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/e4/2c50a3127905d3730e136ca760d86412.jpg)
これは現在のモデルでもずっと変わってなくて、古いのでもコンディションのいいのには必ず目にする事が出来ます。
それでこれおそらくステッカーなんですよね。
そのせいなのか、自分のはもう取れてなくなってるんですが、微かに跡が残っててCASATIの文字が見えるんです。
先日掃除してる時にここをよく見ると、CASATIの横に一回り小さな字で「MONZA」と見える(気がする)
それで、「やっぱりこれってMONZA?」と思ってしまいました。
でも更に調べていくと、ellisseでもCASATI MONZAと入っているのも何台かあって、更にまた迷宮に・・・(笑)
まあCASATIの工房はイタリアのモンツァにありますので、そういう意味でMONZA以外のモデルにそうあってもおかしくないのかもしれません。
一向に出口が見えない・・・(笑)
それでもめげずに調べていると、非常に近いMONZAを見つけました。
http://www.ebay.com/itm/Casati-Monza-Frame-Steel-50cm-NEAR-NOS-/200596759193
色も近いw
本当に多くの共通点があるフレームですが、決定的に違うとこがあります。
BBとシートステイ上部のCASATIマーク、その上部の斜めのラインが5本入ってます。
上でリンク貼ったellisseも自分のもラインは3本です(現行モデルも3本)
ただこれは製造年で違うのかな・・・とも思います。
そしてこれにはチェーンステーに「CASATI」としか書かれてなくてまた謎は深まる・・・w
とまあこれだけやっても結論にたどり着けないのですが、やはり、
・見つけたellisseはどれもトップチューブにその名前が入っている事
・どのellisseも金属製のヘッドバッジが付いている
のがellisseの特徴だとすれば、
・トップチューブにモデル名が入っていない
・ヘッドバッジではなくペイントのヘッドロゴ
・そして何よりも、先日同じフレームをお持ちだと言われる方からの「MONZAだと思います」という決定的な情報提供。
以上の点から自分のフレームはMONZAだと思っていいと思います。
世の中にはこれだけ自転車の情報が溢れてて、インターネットで世界中の情報が得られる訳ですが、
それでも自分の自転車と同じカラーはおろか、フレームの形が全く同じのと未だ出会えないってある意味すごい事だと思います。
CASATIは全て自分の工房でハンドメイドというのが大きいのでしょう。
このフレームは、もしかしたら誰かがオーダーして作ってもらったのかもしれませんね。
そう考えると納得いったり・・・ まあ可能性の話ですが。
自分のCASATIが組みあがってから、いろんな場所に出掛けたし、たくさんの写真を撮れました。
それだけでなく、動いてない時でもこうやって色々考えさせて楽しませてくれるんだから
本当に面白いフレームですよ。
このフレームに対して愛着はもちろんの事、興味が尽きません。
まだ行った事のない絶景を求める旅、そしてフレームの正体を求める旅はまだまだこれから続くようです。
最後まで読んでくれてありがとう。ついでにポチっとお願いします。
![にほんブログ村 自転車ブログ クロモリロードへ](http://cycle.blogmura.com/crmoroad/img/crmoroad88_31_green_3.gif)
暫くお顔が見えませんでしたので、どうしたかな?と思ってましたが、お忙しかったのですね。
出生の謎を探るですか? 益々興味が湧きますね
小生のフレームは 自分で材料を持って直接、片倉の
工場まで行きましたので、バレバレですが・・・
全く同じフレームが2つと見つからないなんて、ハンドメイドの醍醐味でもありますし、この世にひとつだけ…の可能性も大きいとなると、愛着が更に湧いて来るでしょうね。
そういうフレームと出会ったことも〝奇跡”かもしれませんよ。
これは…一生大切に乗らないといけませんね。
なので何週間も間が空くのも珍しくありませんw
でも心配していただきありがとうございました。
こうやってあれこれ考えてる時間が案外楽しくて色々調べてるんです。
なかなか手強くいですが、少しづつ解ってくるのもまた楽しいですね。
けいあんさんの旧式ロードはパイプを持ち込んでオーダーされたんですか?!
すごい!憧れます!
いつかそんな風に正真正銘世界に一台のマシンを造ってみたいです。
でもほんとに「同じのだ!」ってのに出会えないんですよね。
まあ、ブログをやってない人の方が多いし、インターネットに写真を載せてない人も多いと思いますので
いつの日か、こここここれは!!ってのに出会えるのかもしれませんけどね。
それはそれで楽しみなのです。
もし壊してしまった場合、いくら望んでも同じのを手に出来る確立は限りなくゼロに近いので大事にしないといけませんね。
じょにおさんのKLEINも将来そんな風になると思いますよ。
ぐりおさんのCASATIはこんなにも愛されて幸せですね!
モチロン私も自分の愛車を負けないくらい愛してますが・・・w
でもクロモリフレームって特別思い入れが深くなる印象があったりします
いつか私もクロモリオーナーに・・・!
これぞ浪漫ですねー。
よく見ると過去記事で濃密なやりとりがありますが、そんな出会いもこのフレームが導いたのかもしれませんね。
あれだけ乗ってもらえてるNOAH RSこそ幸せですよ!
ロードバイクは走る為に産まれてきたサラブレッドのようなものですからね。
たくさん走ってくれるのこそ本望でしょう。
クロモリはなんとなく「所有欲」を満たしてくれる・・・そんなイメージを感じますよ。
どりもぐさんがクロモリオーナーになられる日も非常に楽しみですね。
それを手にして、歴史や誕生した背景、関係する物語なんかを調べていくのが昔から好きなんですよ。
自転車を買ったのはこれで三台目なんですが、やはり自然にというか、ようやくこういうのに落ち着いてきました。
人見知りはしない方ですが、発信下手ですのでもっと自分から呼びかけていってると、
もっと交流が広がって多くの情報を得れるようになるんだと思います。
そういうのどんどんやっていきたいですね。
一枚目の写真、ほんとはもっと稲妻が映って欲しかったんですが・・・
なかなか思うようにはいきませんねw