岡山県真庭、また来た。
つってもけっこう前の話ですけど。
真庭には桜の名所がいくつもある。
どれも趣がある立派な桜で、距離的にも全部を周るのにちょうどいい。
ところがどっこい、それぞれが満開の時期が違ってるので一度に全部を見るのは不可能なんですよね。
ある場所を狙って来れば、他のとこはこうなってるってわけです。
この辺がなかなか難しい・・・
出雲街道を北上し、途中で右に折れてしばらく走ると車の渋滞に出くわす。
そしてけっこうな傾斜な道。
Nakagawaのクロモリさんが登っとられましたが、この坂でフロント42はきつかろう・・・
醍醐桜
実に4年越しである。
ずっと来たいと思ってたのにタイミングが合わなかったが、ようやく。
だけど晴れ予報に反して空は白い・・・
のどかな里山に堂々とそびえ立つアズマヒガンの巨木、樹齢は1000年とも。
桜の名所と言えば千本桜と言われるのような、辺り一面をめ尽くすのを思い浮かべますし、またお花見ってのもそういうとこでする。
確かに千本桜や満開の桜並木は見応えあって写真映えします。
でもそういうスタイルは明治くらいからで、それまでの花見って言えば一本桜の下だったようです。
一本桜は天然記念物になってるのが多いように樹齢の長い木が多くて、それは気が遠くなるような時間を生きてきたという事。
今回自身がわざわざこうやって訪れたのや、写真にあるように多くの人が見にきているのがずっとずっと昔から繰り返されてきたのだ。
その間に、いったいどれだけの人たちがこの桜に春の訪れを感じてきたのだろう。
そう考えるとそこはかとないロマンがあると思うのです。
1000年も生きてれば色んな事があったでしょう。
この太い幹の中にその歴史が詰まってるはず。
15件ほどしかない小さな山里に、孤高にそびえる一本桜。
実に見応えありました。
でも次はライトアップした夜に見たいな・・・
里山の道を進む。
この辺を走ってる時思いました。
山間の小さな村、細い道の横にひっそりと咲く桜が綺麗だなーって。
普段花にほとんど興味示さない人でも、この時期の桜の下にわらわらと集まってきます。
もちろん自分も含めて・・・。
それだけ桜は日本人の心に響くってことなのでしょうけど。
でも桜の名所とか言われるとこ以外にも綺麗なとことかいっぱいあって、ほんの一部の人しか知らない素晴らしい場所がきっとある。
そしてそういうのを見つけて、毎年ひっそりとその桜を愛でにやってくる。
こういう風に出来る人がほんとの”ツウ”なんじゃないかなって。
出来るならばそんな大人になりてーなと思います。
かたくりの花が群生する場所の近くに「かたくり茶屋」なる食事処がありました。
自販機も全く見つけられないこういうとこにご飯が食べれるとこがあるのは非常にありがたい。
さらに囲炉裏の横で蕎麦なんぞ啜れるとくれば雰囲気も大変に良い。
でもなんかえらい大味の蕎麦だった・・・
やはり温かいのにしておくべきだったか。
岩井畝の大桜
岡山県では醍醐桜に次ぐ巨木の桜です。これもアズマヒガン。
アズマヒガンはソメイヨシノに比べて花が小さいのです。
小さな花が咲き乱れる巨大な木、可憐と圧巻の組み合わせ。
長閑な山道をあっち行ったりこっち行ったり、電灯に吸い寄せられる夏の虫のようにピンクを見つければそっちに向かう。
それがどうしようもないくらいに楽しかった。
醍醐桜と岩井畝の桜はあるけど、それ以外には特に何もない。
あるのはゆっくりした時間が流れる里山と、そこにある地元民専用のような桜だけ。
だけどそれがいい。
こんな場所には来年も、そして季節を変えてまた来たくなるなー。
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つってもけっこう前の話ですけど。
真庭には桜の名所がいくつもある。
どれも趣がある立派な桜で、距離的にも全部を周るのにちょうどいい。
ところがどっこい、それぞれが満開の時期が違ってるので一度に全部を見るのは不可能なんですよね。
ある場所を狙って来れば、他のとこはこうなってるってわけです。
この辺がなかなか難しい・・・
出雲街道を北上し、途中で右に折れてしばらく走ると車の渋滞に出くわす。
そしてけっこうな傾斜な道。
Nakagawaのクロモリさんが登っとられましたが、この坂でフロント42はきつかろう・・・
醍醐桜
実に4年越しである。
ずっと来たいと思ってたのにタイミングが合わなかったが、ようやく。
だけど晴れ予報に反して空は白い・・・
のどかな里山に堂々とそびえ立つアズマヒガンの巨木、樹齢は1000年とも。
桜の名所と言えば千本桜と言われるのような、辺り一面をめ尽くすのを思い浮かべますし、またお花見ってのもそういうとこでする。
確かに千本桜や満開の桜並木は見応えあって写真映えします。
でもそういうスタイルは明治くらいからで、それまでの花見って言えば一本桜の下だったようです。
一本桜は天然記念物になってるのが多いように樹齢の長い木が多くて、それは気が遠くなるような時間を生きてきたという事。
今回自身がわざわざこうやって訪れたのや、写真にあるように多くの人が見にきているのがずっとずっと昔から繰り返されてきたのだ。
その間に、いったいどれだけの人たちがこの桜に春の訪れを感じてきたのだろう。
そう考えるとそこはかとないロマンがあると思うのです。
1000年も生きてれば色んな事があったでしょう。
この太い幹の中にその歴史が詰まってるはず。
15件ほどしかない小さな山里に、孤高にそびえる一本桜。
実に見応えありました。
でも次はライトアップした夜に見たいな・・・
里山の道を進む。
この辺を走ってる時思いました。
山間の小さな村、細い道の横にひっそりと咲く桜が綺麗だなーって。
普段花にほとんど興味示さない人でも、この時期の桜の下にわらわらと集まってきます。
もちろん自分も含めて・・・。
それだけ桜は日本人の心に響くってことなのでしょうけど。
でも桜の名所とか言われるとこ以外にも綺麗なとことかいっぱいあって、ほんの一部の人しか知らない素晴らしい場所がきっとある。
そしてそういうのを見つけて、毎年ひっそりとその桜を愛でにやってくる。
こういう風に出来る人がほんとの”ツウ”なんじゃないかなって。
出来るならばそんな大人になりてーなと思います。
かたくりの花が群生する場所の近くに「かたくり茶屋」なる食事処がありました。
自販機も全く見つけられないこういうとこにご飯が食べれるとこがあるのは非常にありがたい。
さらに囲炉裏の横で蕎麦なんぞ啜れるとくれば雰囲気も大変に良い。
でもなんかえらい大味の蕎麦だった・・・
やはり温かいのにしておくべきだったか。
岩井畝の大桜
岡山県では醍醐桜に次ぐ巨木の桜です。これもアズマヒガン。
アズマヒガンはソメイヨシノに比べて花が小さいのです。
小さな花が咲き乱れる巨大な木、可憐と圧巻の組み合わせ。
長閑な山道をあっち行ったりこっち行ったり、電灯に吸い寄せられる夏の虫のようにピンクを見つければそっちに向かう。
それがどうしようもないくらいに楽しかった。
醍醐桜と岩井畝の桜はあるけど、それ以外には特に何もない。
あるのはゆっくりした時間が流れる里山と、そこにある地元民専用のような桜だけ。
だけどそれがいい。
こんな場所には来年も、そして季節を変えてまた来たくなるなー。
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