ひなたぼっこ

「まだ見ぬ素晴らしい景色」を求めて自転車で。

故郷

2014-10-27 | Bicycle ride
いつも左にしか曲がったことのないT字路を右に曲がってみた。




地図を眺めてて、「そういえばここ走った事なかったな」と思いついた広域農道っていうか林道。
山上~津無に抜ける道。










高知の酷道よろしく、急勾配でグングンと高度を稼いでいきます。


    




えらくきつかったけど、分類すれば間違いなく自分好みの道。




多分、周りの人に比べて地元よりも他所の地を走る機会が多い。
見た事がない景色を求めて走るのだから、そうなるのは当然だし、もちろんそれはとても楽しい。



でもこうやって近場にまだ走ってない場所があって、そこに見た事のない景色が広がっていると、
「まだまだ地元を走りきれてないじゃん」って気付かされる。
それは、他の人のブログだったり、貰ったコメントで気付かされる事もあります。





鳥取ってすんごい田舎なんだけど、四国で見たような「絵になる里山」って探すと難しい。
集落自体がほんとに小さかったり、木々に覆われて見渡せるとこが少ないからなのかも。
まあ四国は独特でしたけどね。
あんな全戸対応「玄関開けたら2分で田んぼ」みたいなのはやっぱり凄い。




でも”県庁所在地の駅”から30kmも行かずにこの光景になるのはある意味凄いと思うw
東京の人がヒルクライムするのに片道50km移動とかってこちらではとても考えられませんよ。



日陰と日向の境界線



小さい頃の夏休みは、従兄弟達とここに潜って鮎ハントしたもんです。
ジャンプとかの漫画雑誌を燃やして、採りたての鮎を焼いて食べた子供らしい雑なBBQ。
でもその時食べたのより美味い鮎を、それ以来味わった事がありません。


母親が生まれ育った集落に裏側からアクセスすると、とんでもない坂を登る羽目になります。



最近では遅いながらも大概の坂道なら登れるようになりましたが、
ここでは前輪が浮いてウイリー&ペットボトル落下 → 必死で抑えるが前輪がペットボトルの上に着地 → もんどりうって倒れる
と見事に跳ね返されてしまいました。

もう絶対登らねーw











小さい頃からよく来た場所ですが・・・
こうやって見ると、普通に秘境ですなw

でもここに来ると妙に落ち着くんです。
僕の身体にはここの民族の血が流れてるって事なんでしょう。



黎明の庭



なんにも無い(でもそこがいい)場所ですが、唯一の誇れるものと言ったらこの「佐治川石」でしょうか。
日本三大名石の一つで、庭石としては最も人気高いんじゃないですかね。
今はもう勝手に採取できませんが、昔はこれで財産築いた人も何人もいたでしょう。
今の相場は100万円/1tくらいらしいので、祖父母宅の池のやつを売ったら・・・・



日暮れがすっかり早くなりました。


日に日に秋は深まります・・・


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