ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

国道10号線、自転車でぇ宮崎行くとよ。宮崎県延岡市ー日向市ー宮崎市

2017年12月17日 | 自転車の旅 国内


今朝の延岡は快晴。

五ヶ瀬川もキラキラが半端ない。

川舟が西風にゆらゆらしていた。

延岡市内の旧道(旧10号線)をしばらく走る。

日曜日の朝は人がまばら
延岡市の消火栓マンホール

かっちょえー!
そのうち国道10号線に合流する。

歩道をチャリチャリ走っていたら、
え?

マジか!先に言ってよ!

そーゆーことなん?仮歩道?

マジそーゆーことらしく、自転車ごと仮歩道?に、
よいしょ!
した。

その先で歩道を走ってたら、今度はクルマに塞がれる?

田舎では割とよくあることなので、気にしない気にしない。

となりの?

となりの?

駅まであるんかい!

行っみる。
旧道っぽい道。このまま進めばまた国道10号に合流するらしい。

となりの? あった。

駅利用者の冷めた視線を一身に浴びて、
写真撮ってただちに出発。
すぐ国道10号に戻る。

なんとなくトロピカルになってきた。

よく見たら?(笑)

久しぶりに見た。昭和だー
きっと日曜日のツーリングだね。
健康的で良い。きっと良い青年だ。うん。

日向市。海岸が綺麗すぎる。

日向市の道の駅で、

へべす!
本日のチャリダー飯に決定!

うまかった!

延岡市ー宮崎市の区間は約90km。
主に平野部だけど、
海岸線には地味に小ぶりな峠がいくつかある。

概ね、走りやすい。

エネゴリ君にも会える国道10号線。

懐かしの!

思わず買っちゃう俺。

宮崎市まであと30kmくらい?
自転車ウェルカムな雰囲気♫

なんだ⁉︎

ハリーポッターに出てきそうだ。
で、国道10号線だ。

橋。ちょっと緊張してるのに写真撮ってるイェーイ。

宮崎近郊の左土原あたり。分岐してる。

この先バイパス。歩道なし。
やばいので例外的に反対車線の歩道に行くことに。

反対車線の歩道。

でもすぐ思い直す。
バイパスの歩道はろくなことないのだ。
側道合流のたびに、ぐーんと本線降ろされて強制的に遠回りさせられる。

また戻る。
左側いく。

やっぱ旧道だ。走りやすい〜。

そのまま宮崎市に入る。
宮崎市のマンホール。

オサレ。
宮崎市の消火栓マンホール。

カラーやん!

都市部に入ると。

自転車道はあるけど、いろいろ微妙。
人、めっちゃ多いよ。都会。

自転車レーン走ってられない。
ここまでの距離。延岡から。

標高の表示おかしい。
宮崎駅!トロピカル!

さて。きょうの予約済みホテル探さなきゃ。

ここ?

H1ロケットやーん!

で。
本日のビジネスホテル到着。
距離88.8kmって、なんか良くない?

いいことあるんかな?

チェックインしてー
お風呂入ってー
コインランドリーで洗濯してー
ん?なんか顔じゅうが痛いんだけど!
カミソリで顔ヒリヒリ(泣)

地味に、つらい…。

ホテルのカミソリの質は、宿泊費に比例するぞ!
とまあ、当たり前だな。

明日は都城に行くつもり






国道10号線の難所、宗太郎越 大分ー佐伯ー延岡 「後編」宗太郎峠そこは自転車天国だった。

2017年12月16日 | 自転車の旅 国内


今朝の空はやけに蒼いぜ!
佐伯市内を流れる番匠川も鏡のように、
やけに蒼いぜ!

風も弱く、絶好の峠越日和。
川に沿って遡ること30分、6km走って再び国道10号に合流する。

佐伯からこの先、1日中山道である。
「旧中山道」じゃないよ。
「1日中、山道」だからね。
延岡市までコンビニはじめ丸一日お店はないので、必要ならば佐伯市内で調達しておこう。

さて。
ここから先、交通量は極めて少ない。

交通量が少ないことには理由がある。

大分市ー宮崎県延岡市までは、
国道10号では約120km
大小の峠が連続して文字通りの山あり谷あり、
昔ながらの山道険路国道である。
特に、宗太郎峠は古くから交通の難所として知られており、災害による通行止めもしばしば発生する。

一方で、

平行して東九州自動車道
それから、

国道326号線というのがある。
大分市ー宮崎県延岡市を約90kmで直線的に結ぶ。
3桁国道だが、近年大規模に改良された。
広めの歩道も良く整備されており自転車旅でも安心して走行できる。
国道10号のバイパスとしての機能があり、
長大な数々の橋梁・大型のトンネルから成る。
九州山脈を貫いており、佐伯、宗太郎峠は経由しない。

国道10号と、国道326号。
距離は30kmも短縮された高規格国道なので、ほとんどの車は、

国道326号線に向かうのだ。

しかし、俺は、

国道10号を走りたい!

なぜかって?
そりゃ答えは簡単さ。

宗太郎峠、貸し切りやー!

それいいでしょ?
いいと思わないか君たち⁉︎

俺は行くよ宗太郎越。
(いいから早く行けよ)

交通量、ほぼない。


山里!

かっちょえー!


ごちごち登って宗太郎。


楽しそうだろ宗太郎。

旧道の足回りです宗太郎。


目立つ木。

綺麗だね宗太郎。

なんかキラキラしていた宗太郎。

川面もキラキラだ。鎧川。


峠越えたら宮崎県。


禿げ散らしている山。


マウンテンバイクのパークかい?

KIWIなら絶対、放っておかないと思う。

相変わらず交通量は少ない。

延岡市に向けて下っていく。

川が鏡のように綺麗だ。

沈下橋。


師走。
みんな仕事頑張っている。

ご苦労様!

川に沿って、ゆるゆると延岡市に向けて道は下っていく。

まもなく国道326号線と合流する。

急に交通量が増える。途中には道の駅もある。

延岡市に着いた。
五ヶ瀬川沿いの、綺麗な町だ。

マイ・ディア・プレイス

そして、
マイ・胃袋・プレイス!

むしか!
無視か!
無視しちゃダメだ!

ここの魚、
それから惣菜、
めちゃウマー!!!!!

全国走ってきたし、全国のスーパー立ち寄ってきたけど、
たぶん、ここが!
魚のうまさ&惣菜ウマ日本一だと思う。

むしか!マイラブ❤️

きょうはアジ南蛮。250円で5尾入っている。

ウマー!

もう、飲んじゃうよ延岡。

荷物になるし、ぜんぶ飲んじゃえ!



やっちまった延岡の夜。
むしか。
罪なスーパーだ。














国道10号線の難所、宗太郎越 大分ー佐伯ー延岡 「前編」中の谷峠など

2017年12月14日 | 自転車の旅 国内


大分市街地を抜ける。
マンホールのふたが、カニに見えてしょうがない。

毛ガニかな?

だいぶ郊外に進んだ。

国立大分大学が近いようで、若いお兄ちゃん多い。

そんなことないやろ

ホンマや!


大分市を抜ける広い国道沿いに見つけた。

上方の豊臣軍(指揮官:仙石秀久)が島津軍に大敗した「戸次川の戦い」の古戦場だ。戦国マニアにはお馴染みの、凄惨な戦だ。
この戦のもっとも大きな勢力だった長宗我部信親、十河存保らは自惚れ強く島津を過小評価する仙石秀久のまずい采配に反対したが聞き入れられない。信親の不安は的中し、包囲殲滅戦に陥る。仙石秀久はほとんど戦わず逃げ出し、長宗我部信親、十河存保らは死力を尽くして戦い、数千の兵が亡くなり、敗れた。
仙石秀久は秀吉の怒りを買って改易された。
長宗我部氏はこのあと急速に衰え、戦国史の表舞台から静かに消えていくことになる。

この敗戦がなければ、その後の関ヶ原も大坂の陣もどうなっていたかわからないのだ。
豊臣政権はヒノモト共和国の中心になっていたかもしれない。まったく違った日本史になっただろう。

そんなことを考えながらペダルを踏む。
僕のなかに半分流れる土佐の血がザワつく地だ。

ちょっとした峠が繰り返し現れる。
同時に、トンネルも増えてくる。

まだ歩道があり安心だ。

やたらとドングリが落ちている。

良さそうに思うかもしれないが、実際には…
ゴロゴロして走りにくい。


かっこいい橋!


このゴロゴロは気になる!

食えるのかな?


ナイスな兄さん!


旧道の橋

かっこいい…
現役ってところがまたいい


のどか


師走だし、
みんな仕事頑張ってます

峠道安全に!

交通量が少ない


峠を下ると、山の中に町があった。

コンビニ数店ほか、割といろいろな店があり
ホームセンターもあった。

これもいい橋!

片側は水路になっていた。


また峠になる。いくつ目だろ?
歩道はなく、登坂車線の端を
チャリチャリ登る。


ギリギリ大丈夫なトンネル

登る。チャリチャリ。

そのうち歩道ないトンネルが増えてくる

中の谷峠のトンネル。割と長め。歩道なし。
峠越えの旧道を発見!

いや無理っす。

この夏の水害で壊れた歩道

あちこちにある

歩道を走ると崩壊箇所に引っかかるのでなるべく車道を走る。

中の谷峠を過ぎたら国道は佐伯(さいき)方面に下ってゆく。
「弥生」という里が国道など各方面への分岐になっている。道の駅もあるが、宿はない。
宿などがある佐伯市は港町なので、ここ弥生から国道10号を外れて川沿いに下っていく必要がある。ちょっと面倒だ。

佐伯の町は国道10号線から6km離れている

6km off highway、だね。
ニュージーランドふうに言えば。

6km走って本日の宿。
ここしか予約は取れなかった。


でも自転車を部屋に持ち込めた!

ありがとう!フロントの女神さま!

晩飯。一気食いする。

うまいよね!

このカロリーは明日の宗太郎越で挽回だ。
と、言い訳する。
(誰に?)












自転車で走ろう かんたん!国道10号線 大分県中津市から大分市

2017年12月13日 | 自転車の旅 国内


中津の朝は1℃。

しかし、朝食バイキングで、

中津からあげ!
たくさん食べたから、割と元気。

中津市街地の国道213号(旧国道10号)から、
いつもの国道10号線につなぐ。

相変わらず歩道も車道も広くて走りやすい。

中津から、1時間くらいで宇佐神宮で有名な
宇佐。
じゃない、
USA!

USA!
USA!
USA!

テンションあがるよね!

興奮MAXで、

宇佐神宮の参道。

チャリダー、かしわ手うつ。

いい雪たくさん積もりますように、
とか、
あまりラッセルしなくてもノートラック・パウダーに出会いますように、
とか、都合のいいこと中心にお願いしといた。

走るよ国道10号線。

走りやすいね。

まもなく山間部に入る。
国東半島の付け根にあたる。

ハーモニー峠の手前の、

立石峠。
このへんから歩道なくなり、狭くなる。
蛍光ベスト、お役立ち区間。

道狭くなり、緊張する。

オバチャンの軽自動車に煽られたりする。
路側帯の白線上ギリギリ走って、左肩に、路側に生えまくってる雑草バシバシ当てまくりながら走ってんだから勘弁してよ!

クラクション鳴らすんじゃねーよ!

いくつかの山里を経て、
まもなくハーモニー峠。

峠の始まりに、眼鏡橋。

もともと国道橋だったらしい。
今でも渡れる。

石橋だけど、叩かなくても渡れる 安全な石橋

山寺発見!
立派な山門だ。

ほとんど城郭だ。

ハーモニー峠、はじまる。

左上の観覧車あたりが峠。

登る。
割と楽勝。

歩道、ありがたや。

はやい車、おそい車、もっとおそい車、の順。


まもなく、ハーモニー城の全貌が、

あそこには、キティ公女がお住まいなんだろうか?

白い城壁に囲まれて、そう簡単には攻城できそうもないバブルの塔。

鉄壁の守りだよハーモニー城。
ちゃんと営業してた。

ハーモニー峠。

ハーモニー城から否応なく流れてくる脱力系メルヘンミュージックが鳴り響く山里なのだ。

あとは別府に向けて下るだけ。

道は一気に広くなり、視界広がる。

高い山は冠雪していた。

別府に向けて、ぐんぐん下っていく。
下りの勢いでスピード増す増す。

よし、全開だ!

「ピカれ!」
無理だった。

残念。

別府市内。

走りやすいし、なんかオサレ。

別府市内。
大通り公園でも、通天閣でもないよ。


大分市と別府市の間。
めっちゃ走りやすい。

キング オブ 走りやすい国道だね。


めっちゃ猿がいるという、
高崎山。

通過。

めっちゃ良くないですか!

大分ナイス!

別府市が離れていくよ。

大分市が見えてきた。

ビッグ・ペイン・シティにインだね。
(ルー語か!)


えー!
都会感ハンパない!

やばいよビッグペインシティ改め、大分市!
緊張する。

市内突入。
障害物ハンパない。

障害物さらにパワーUP。
謎。

大分、好きかも!

好きかも!

好きになっていいですか!

国道10号線、好き。

ホテルは前夜にJTBのサイトから予約しといた。
いいホテルは前夜でも予約厳しい。

超豪華朝食バイキングつき一泊7000円ちょい、という、ちょびっと贅沢な宿、予約しといた。

ホテル ホテル…
どこだろ。

都会すぎて、

何がなんだか、

やっと見つけた!

キラキラやん。
マジかよ…

ま、旅チャリダーやることやろう。

お風呂場で洗濯!

これにて本日の任務は終了なのだ。

コンビニいこ。




自転車で走ろう国道10号線 小倉(福岡県)から中津(大分県)へ

2017年12月12日 | 自転車の旅 国内
めっぽう寒い。
師走だし、いくら九州でも寒いことは承知していたが、今年はとびきり冷える。
今朝は高い山が雪化粧しているのが見えた。

さて、天気が回復したので出発する。
やあ自転車、

久しぶりっ!

都会すぎる小倉の都心を走るが、思いのほか走りやすい。

国道10号線に合流する。
国道10号線も走りやすい。

強い北西の風が吹いていて、さらに僕の背中を押すのだ。

風には乗るし、道は走りやすいし、
国道10号線どんどん走る。

車道も歩道も、どっちも走りやすい。

車道の端っこを走っても、嫌がらせされない。
大型トラックなど、少し減速してくれたりする。

唯一、黒いプリウスに幅寄せされたり進路を塞がれたりしたけど、
これは「地域性」からは除外する。

プリウス・ルールだ。

なぜかわからないが、都道府県問わず、
プリウス!
嫌がらせをする車種としてはダントツのような気がする。理由はわからない。

プリウスの謎。

まあ、山間部などでは軽トラックがやばい、ということもままある。

突然出てきたり、突然曲がってきたり、すーっと近寄って来たりする。

しかしコレは仕方ない。
乗っているのは大抵お年寄りなので、むしろ交通弱者。
軽トラックを運転しているお年寄りには、まったく悪気はない。
こちらが気をつけたらいい。

それはさておき。

国道10号をサクサク走る。
北西の季節風はとびきり寒いけれど、
僕の背中をぐんぐん押すから、
ぐんぐん走る。

わ!

帯広ナンバーだ!

国道沿いの中古車屋さんの、いちばん目立つところに置かれていた日産フェアレディZ。
70年代の古いやつだ。まちがいなく日本のクルマ生産史上に残る傑作だ。
北海道から、はるばる運ばれてきたんだろう。

ちょっと親近感わく。

師走だけに、

ゆく橋、くる橋
とか、くだらないことを考えながら走る。

チャリダーは漕いでるときヒマなので、
まあ許してください。

相変わらず、国道10号線広い。
走りやすい。

国道沿いに、
土塁と塀とフェンスに囲まれた、

秘密のベールっぽいところがあった。

iPhoneを向けていたら黒いクルマがきた。
プリウスじゃないよ。
たまたまだろうけど、退散。
10号線を走り出す。

道の駅にあるステキな店

あさり貝汁だぁ⁉️

気温5℃、身体は冷え冷えだ。
とても素通りなんかできない。


「キャー!」チャリダーは悲鳴をあげる。

たっぷり!ぷりぷりの身!

涙でるよ。

亜鉛満タン!
補充しました。

そうこうしてるうちに、ビッグペイン・カントリー
大分県に入る。

追い風だったから、あっという間に大分県中津市に着いちゃった。

福沢諭吉の出身地らしい。

福沢諭吉だよ?
あざとい俺には、一万円札しか思いつかない。

ありがたい土地だ!
いやっほー!
(アホだ)

さて。この先、
有名な宇佐神宮がある宇佐を経て、
大分県別府方面に至る途中には
ハーモニー峠
という、地味にきつい峠があるので、
きょうはここまでにする。

福沢諭吉様の出身地だし、
明日はハーモニー峠だし!

さてと。
どっか宿を探さなきゃ!

あ、ここは?

ホテルじゃないし!

黒田官兵衛の築いた中津城。
ただしこの天守閣は観光用で無関係だという。

ホテル、ホテル…
朝食つき5000円以内で…
楽天で調べたら、めっちゃあった。

中津、ビジネスホテル安っ!
朝食つき3000円なんてとこもあったけど、
さすがにちょっと怖いので、無難なとこにする。
宿を選ぶポイントは朝食の評判だ。
バイキング朝食で、野菜をたっぷり食べたい。

ここだ!
突撃!

きょうは添い寝なのだ。

さ。落ち着いた。
コンビニに、おでん買いにいこ。