ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

開拓

2024年06月26日 | 北海道の暮らし・生活
今から30年前、
ガイドの山小屋のある場所は
まだ原野でした。
 
湿地で、水芭蕉が咲いていて
鬱蒼としてました。
 
最初の頃はボクが木を伐って、つまり開拓して、
そこから先は業者さんに依頼して、
排水路を掘ってもらい、浄化槽を設置して
低湿地気味なところに砂利を敷き詰めて土壌改良と整地を行ない、
自費で水道を引いて上下水道を確保、
土地購入から3年、ようやく建物が建ちました。
 
だから建物が立つ前のガイドの山小屋は、
近くの民家に間借りして
6畳間にファックス付き電話を1台おいて
車1台、10人乗りのハイエースに
お客さんのせて毎日登山に出かけてました。
 
それが初期のガイドの山小屋だったんです。
 

原野の頃の名残りです。
 
倉庫を建てるために
丸2日かけて伐採しました。
 
倒れたときは
ドスーンって、
地響きしましたよ。

記念に取っておこうかな?
 
 
 

こりゃダメだ、の日

2024年06月20日 | サイクリング
朝から小雨模様で
肌寒くて
薄暗くて
 
お昼を過ぎてもお客様がひとりも来店されない日…
 


ん?
まさに今日が「その日」では⁈

「早めに閉店していいかも?」
と、思った矢先
お客さん一組ふらりと来店。

⇧当店のweb予約ページ
 
世の中そんなに
甘くはないのでした。
 
小雨程度ならば、
ちゃんと営業します。
 
お昼を回ってしばらくすると、
にわかに来店が増えてきて、
なんやかやで
いつもの賑やかな店頭に。
 
嗚呼、
ちゃんと営業していて、良かった
そう思いました。

たった一晩で味噌汁の具だくさん

2024年06月19日 | 北海道の暮らし・生活

昨夜は雷ゴロゴロ、

土砂降りの雨が暴れ去っていきました。
今朝は雨あがり、快晴。
ふと見ると、
 
雷の置き土産か?
 
薪の山が黄金色に輝いておりまして。
 
「味噌汁の具、キター!」
 
そこには山盛りのタモギタケ
大変うまい、食用キノコです。

あちこちに生えてきたので
当分の間、味噌汁の具には困りそうもありません。
 
山小屋農園では
葉物の野菜に続いて
みんな大好き
イチゴが実り始めました。
イチゴの次はブルーベリー、
スイカやメロンも順調に育っていますから、
8月に入ればたわわな果実を実らせるでしょう。
 
昨秋収穫したジャガイモ「きたあかり」
春までに食べ切れなかった分は畑に植え直して、
すでに膝丈くらいまで育ちました。
まもなく白い花を一斉に咲かせます。
 
同じく越冬の食糧として大変重宝した玉ねぎ
春になると芽が吹き出して大変なので、残ったものはやはり畑に埋め戻して再び玉ねぎ化します。
 
北海道の生活は決して楽ではありませんが、
(JR富良野線は近い将来廃止されそうですし)
でも、こういうところが、
たまらなく好きです。