ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

十勝岳ダウンヒル、まもなくシーズン終了

2024年10月11日 | サイクリング

美瑛の丘には真っ白な雪虫が舞っていますよ。

雪虫は初雪の使者と呼ばれていますね。

 

さて、

十勝岳連峰の紅葉もいよいよ最終盤

見頃は今週末三連休までとなりそうです。
 
十勝岳ダウンヒルのメインルート
十勝岳スカイライン(道道966号白銀ゲート〜望岳台ゲート)は、まもなく冬季通行止
今年も一足早く長い冬が訪れます。

 


 
⚫︎十勝岳ダウンヒル2024
10月14日が最終日です。
来シーズン2025年はGW明け頃を予定していますが道路凍結と雪どけの進行具合によって前後します。
 
⚫︎レンタサイクル2024
10月-11月は不定期となりますので、営業日をご確認ください。
 
 ↓↓ クリックすると最新の営業日が確認できます
 
 
 
 

施設工事のお知らせ

2024年09月04日 | お知らせ

ガイドの山小屋では以下の期間

施設のメンテナンス工事を行います。

 

期 間 : 9月10日~18日

内 容 : 倉庫棟の補強工事(豪雪対策工事)、アスファルト舗装の修繕など

 

なお、この期間は以下のとおり

 

9月10日~16日: 通常通り営業します

9月17日・18日:  臨時休業

 

駐車場

●普通車用:20台→10台 利用可

●大型バス: 不可(団体旅行は受け入れ不可)

 

ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

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【注意喚起】JR美瑛駅ー青い池の区間(美瑛川サイクリングコース)で羆が出没中

2024年08月01日 | サイクリング

レンタサイクルに関する

緊急のお知らせ

 

JR美瑛駅でレンタサイクルを利用して

青い池に行こうと考えていらっしゃる方は、

計画の変更を検討してください。

 

JR美瑛駅ー青い池(22.5km) の区間、

「美瑛川サイクリングコース」において

多数の羆の糞が発見

されました。

 

JR美瑛駅から青い池を目指す方は

美瑛川サイクリングコースに設けられた自転車道(片道22.5km)を利用されると思いますが、

羆が出没中 です。

 

以前から、美瑛川沿いは

羆の通り道

(俗に『緑の回廊』と呼ばれる野生動物の生活路)

であると指摘してきましたが、

そのとおりであることがこのたび立証された形です。

 

JR美瑛駅から美瑛川サイクリングコースを使って青い池を目指した場合

羆とばったり

鉢合わせ

してしまう可能性があります。

 

美瑛川サイクリングコースは、

・人通りが少なく

・どこにも逃げ場がありません。

・助けを呼んでも、誰にも気づかれることはないでしょう。

 

JR美瑛駅から青い池を目指す方は、

●美瑛の定期観光バス「美游バス」

もしくは、

●JR美瑛駅からタクシー

または、

レンタサイクルであれば、

●JR美馬牛駅から青い池(最短・片道18km)

などに変更されることを強くおすすめいたします。

 

なお、羆を駆除する予定はいまのところございませんので、

しばらくは

羆出没注意は継続

されると思われます。

ご注意ください。

 

●ブログ「JR美瑛駅ー美瑛川サイクリングコース経由ー青い池」22.5km

☆青い池に行こう 新しくできた美瑛川サイクリングコース、JR美瑛駅から往復してみた - ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」 (goo.ne.jp)

 

●ブログ「JR美馬牛駅ー最短ー青い池」18km

☆青い池に行こう! 最短 JR美馬牛駅から青い池へ - ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」 (goo.ne.jp)


メロンがイイネ!

2024年07月25日 | おいしい!うれしい!

実家で暮らす母に、今年もメロンを贈った。

 
このメロンは、
富良野でメロン農家を営む友人夫婦が育てたもので、
とにかく丁寧に丁寧に栽培していることを
身近で見てきたオレは、よく知っている。
 


話がそれるが、
オレは性格がひねくれているので、
例えばワインなどは特に、
うんちくを有り難がるのはアホらしい。
 
オレのワイン哲学は、
そのワインが作られている葡萄畑に、
この足で実際に立つことが、とても大事だ。
 
「ああ、ここのワインが飲みたい!」
 
ブドウ畑の強い日差しを浴びながら、身悶える。
それが、
オレのワイン哲学。
 
だから、オレのワイン知識は、
いくつになっても“しょぼい”ままだけれど、
誰よりも南オーストラリアと、ニュージーランド(特に南島)のワインには詳しい。
いや、詳しいというか、
実際にその場所に立って、
思いきり風に吹かれてきたから、確信に近い。
 
専門家のうんちく、
ナンボのもんぞ。
 
オレは行くぞ。
ブドウ畑で、愛をさけぶ。
 
「ワインを飲ませてくれー!」
 
こうして、やっとうまいワインに出会えるのだ。
 
だから、
行ったことがないフランスのワインのことを
オレはまだ知らない。
 
知ったかぶりをするのは嫌なので
値段と相談しながら見当を付けたシャブリなど買う。
ん。うまい。
悔しいけど、うまいね。
そのうち行こう。
 
待ってろフランス
それからドイツとライン河流域。
チリだって、そのうち行くからな
自転車で。
 
前置きが、くどい。
くどいけれど、うまいものには人の愛が注がれているのは間違いない。
オレはこの目で見てきた。
 
この目でみて、肌で感じる。
まだまだ見知らぬ「うまいもの」が
世界にはたくさんあるはずだ。
 
だからオレは
旅を続けるぞ。
 
さて。
くだんのメロンだ。
富良野の「上田オーチャード」という。
九州男児の上田さんと、かわいいモモちゃんの夫婦。
ちゃらちゃらしたことが大嫌いで寡黙で頑固な上田さんは、
メロンに関してはびっくりするくらい饒舌になる。
モモちゃんは小さな身体で重たいメロンを運び続ける。
 
この2人の仕事は、心がこもっている。
 
今年も、
神戸で暮らす母のもとに、
富良野の上田さんからメロンが届いた。
 
それを聞きつけて、
神戸の大学に通う娘2人が、おばあちゃんちに押しかける。
 
ふだんはなかなか遊びにこない2人が
メロンに惹き寄せられてくる。
一緒に来ればよいのに、
2人は入れ替わりやってくる。
 
うまい晩飯をたらふくご馳走になり、
デザートに、富良野のメロンがどんと出る。
 
おいしい、おいしいと、
メロンにカブりつく。
 
北海道で生まれ
北海道で育ち
いまは遠く、神戸の大学に通う2人の娘にとって
富良野から届く上田さんのメロンは、
北海道の夏そのもの。
 
神戸から北海道は遠い
簡単には帰省できない。
大学が長い休みに入ると
生活している女子寮はガランとして寂しくなり
ひとりぼっちになってしまうこともあるという。
 
富良野のメロン
北海道のお日さまが詰まっている
 
きっと遠い故郷に
思いをはせているに違いない。
 
ふるさとの味。
 
うまいに決まっているじゃないか。
 


一度に4分の1も食うなんて!!
 
母の機嫌も悪いはずがない。
10歳くらい若返ってイキイキしている。
 
メロンを中心に
みんなの笑顔があふれる。
 
 
こんな幸せなことはない。
 
 

インゲン豆よ!お前もか!

2024年07月23日 | 北海道の暮らし・生活
約100坪の山小屋農園。
 
自分で木を伐採して、
熊笹の薮を刈り拓き、
びっしり張り巡らさられた野生の樹木や熊笹の根を引き剥がして少しづつ開墾した。
 
最初の頃は、力一杯振り下ろした鍬がバーンと跳ね返されたりした。
 
だから、
ちゃんと作物が実るようになったのは感慨深い。
 
そんな山小屋農園だけど、
今年はちょっと調子がいまひとつ。
 
まずインゲン豆、
たくさん花は咲くのに、
実がつかない。


心当たりがある。
インゲン豆は、昨年収穫して冬の間に食べきれなかった越冬食糧の残りを、
とうもろこしの根元に蒔いた。
 
2mに成長したとうもろこしの茎を支柱がわりに、
すくすく成長したけれど、

実がつかない。
ひとつも、つかない。
 
ああ、たぶんF1品種だったのだ。
やられたなあ。
 
昨年も、
前年に収穫して保存食糧にしていた残りのトウモロコシを蒔いてみたところ 、
大きく立派に成長したものの、たった一粒のトウモロコシも実ることがなかった。
最近ではトウモロコシも豆も、
市販のタネは
「収穫は一回限り」
そういう「改造された種」が多いそうだ。

昨年も、同じようなことがあったのだ。
 
インゲン豆よ、お前もか。
 
今年は、
新鮮なサヤインゲンのバター炒めは、おあずけなのだ。
インゲンの天ぷらも、食べられないな。
 
悲しいな。
 
そのかわりに、
今年のトウモロコシはちゃんと大きな実が育っている。
「一回限り」の種子を蒔いたのだ。

草丈も高く、青々として力強い。
お盆明けには収穫が始まるだろう。
楽しみだ。



スナップえんどう、
こいつは今年も豊作だ。
毎日、どんぶり一杯分のスナップえんどうがテーブルに並ぶ。
おやつがわりだ。


よく太ったスナップえんどうは、
軽く塩茹が、いちばんうまい。
 
毎年、豊作だったスイカは、
今年はどうしたわけか、イマイチだ。
玉が小振りで、ハンドボールからボーリングの玉くらいの大きさなのだ。
いつもの大玉品種だから、育て方に問題があると思われた。
 
これまでは、当たり前のように
横綱級がゴロゴロと、いくつも獲れたのに。
 
メロンも、ふるわない。
せいぜい、ソフトボールほどの大きさのものがゴロゴロしている。
味はまだ、わからない。
もう少し大きくなってほしいので、収穫はもうちょっと待ってみるけど、
あまり変わらないだろう、と本当はわかっている。
 
コロナが開けて、今年は忙しくなった。
そのぶんだけ、畑仕事の時間が減ってしまった。
 
降り注ぐ愛が減った結果、
こうなったのだと思う。
 
反省だ。
 
スイカもメロンも
正直なんだな。
 
ごめんよ。