歌の花園

なつかしい青春時代の歌、想い出の歌の花園へようこそ

八十八夜ーNSP

2011-09-25 09:13:08 | NSP
  
     1978年3月25日発売
    作詞:作曲      天野滋


 かつてNSPというグループが活動していたのを、ご存知の方はあまりいらっしゃらないのでは
 と思つつ、ネット検索してみると意外に多かったことに驚いています。
 このNSPが活動していた70 年代はフォ-クソングブーム期であり、数々のスターが誕生した
 時代でもあります。
 その中であの吉田拓郎さんではなくNSPの曲を聴くことになったということは、やはり縁があっ
 たということでしょうか(笑)。
 NSPの曲には、「北北西の風」「冬の花火はおもいで花火」「夕暮れ時はさみしそう」などありま
 すが、特に好きだったのが「八十八夜」。
 八十八夜とは、立春から八十八日目、つまり五月初旬頃ということになります。
 この曲は別れた人への思いを断ち切れぬまま、八十八夜の頃に別の男性のもとへ嫁ぐ女性の
 切ない心境が描かれた作品です。

    ♪ 引き出しの中からあの人の写真  みんな棄ててしまったはずなのに
              




秋の気配ーオフコース

2011-09-18 12:51:19 | オフコース
   
      1977年8月5日発売
     作詞:作曲    小田和正


 1970年から1989年まで活躍したオフコース。
 代表的な曲として「愛を止めないで」「さよなら」「Yes-No」などありますが、これらの曲がヒット
 するまで約十年かかったそうです。
 私はこの無名時代のオフコースのコンサートに、友人に誘われ1度だけ参加したことがありま
 すが、ほとんど覚えていません。
 それもそのはず、その頃の私は前回の記事にも書いたように、松山千春さんや山口百恵さん
 の曲ばかり聴いていたので、ほとんど興味がなかったのです。
 その上、オフコースの存在すら知らなかったのですから。。。
 たぶんその時に歌った曲は、「僕の贈り物」や「めぐる季節」「眠れぬ夜」などではなかったかと
 思っているのですが、、、。
 まさか、後にあんなにブレイクするとは、思ってもいませんでした。
 その後「さよなら」などが大ヒットし、私は次第にオフコースを聴くようになったのでした。
 小田和正さんの歌声が、私には心地よかったのかもしれません。
 
     ♪ あれがあなたの好きな場所  港が見えるこだかい公園

北の大地の「松山千春」

2011-09-11 12:48:24 | 松山千春
北の大地、北海道出身の松山千春さんが「旅立ち」でデビューしたのが1977年・・・・・。

私が24歳のころでした。

その当時、私はテレビよりラジオを聴いている方が多かったのです。

そんな時、ラジオから流れる千春さんの歌に出会う事になったのでした。

デビュー曲の「旅立ち」や「かざぐるま」「銀の雨」「時のいたずら」、そして「季節の中で」「窓」

「夜明け」など・・・。

また「季節の中で」のB面「青春Ⅱ」は、高田みづえさんがカバーした曲でもあり、私も大好きです。

こうして振り返ってみると、特に初期の作品が好きということになりますね。

これらの曲を聴くと、古いアルバムをめくるように当時の私が懐かしく蘇ってきます。

ところで、デビュー当時の松山さんはテレビにはほとんど出演していないのですが、今では想像も

つかないほどスリムで素敵だったのです。

そんな松山千春さん、今秋からコンサートツア-が始まるそうです。

いつまでもとはいかないでしょうが、まだまだ現役で歌っていてほしいですね。

それから斎藤祐樹選手が属する日本ハムの選手たちが復興支援のため、松山千春さんの名曲

「大空と大地の中で」を歌いCD化。

その収益金を寄付されるそうです。

この名曲が、どのように生まれ変わるのか楽しみです

      青春Ⅱ/松山千春

夏の終わり-浜田省吾

2011-09-04 14:48:19 | 浜田省吾
  
     1990年6月21日発売
    作詞:作曲    浜田省吾


 今日は大型台風12号も去り、涼しい風が部屋の中に吹きわたり過ごしやすい日です。
 そろそろ夏も終わリ、季節は秋へと変わっていくのですね。
 この頃になると、浜田省吾さんの「夏の終わり」という曲を口ずさみたくなるのです。
 私が浜田省吾さんの歌に出会ったのは10年ほど前で、「路地裏の少年」を聞いてからすっかり
 ハマってしまい、CDや雑誌などはもちろん「省吾辞典」までも買い揃えたほどです。
 ですから省吾さんの事は、かなり知り尽くしているつもりです(笑)。
 そんなわけで特にこの「夏の終わり」は、省吾さん自身が作品に反映されていると感じる曲でも
 あります。
 当時この曲を聴いた熱心なファンは、省吾さんが引退するのではと思ったそうです。
 冒頭の「♪サンディエゴフリ-ウェイを 南に走ってる」を聴くとドライブソングのようですが、実は
 引退を窺がわせるような、かなり重たい内容の歌詞なのです。
 この曲の主人公(省吾さん?)は大学を中退、その後音楽の道に進み成功。
 富、名声、欲しいものはほとんど手に入れた。
 でもそのために、沢山の人を傷つけてきた。
 そんな自分を責める、もう一人の自分との葛藤。

    
    ♪ もう誰の心も 引き裂くことなんてない
     手に入れたものみんな 失ったって 構わない
     残された僅かな時間 静かにひとり暮そう
     潮風と波の音を枕に ひとり暮そう


 私自身も今日まで60年近く生きてきましたが、この歌詞のように何度か何もかも投げ出したいと
 思ったことがあります。
 人生は楽しいことばかりではありません。
 むしろ苦しいことのほうが多いのではないでしょうか。
 「大変」という字は、大きく変わると書きます。
 大変なことを乗り越えるたびに、人はより強く優しく生まれ変わっていくのだと思います。
 省吾さんもこの時期は、お父様がお亡くなりになったり、いろいろ重なって苦しい時期だったと後
 に語っています。
 この苦しい時期を乗り越えたからこそ、今の浜田省吾さんが存在するのではないでしょうか。
  
    ♪ サンディエゴフリーウエイを 南へ走ってる