歌の花園

なつかしい青春時代の歌、想い出の歌の花園へようこそ

さくら(独唱)-森山直太朗

2021-04-04 08:58:39 | 森山直太朗

        2003年3月5日発売
 作詞:森山直太朗 御徒町凧  作曲:森山直太朗


日本人が古来親しんできた桜。
今年は気候により、開花が例年よりかなり早い。
近くの公園の桜もいつの間にか満開になり、時折ひらひらと花びらが舞い落ちて
いた。
まさに花の命は短し。

さて桜にちなんだ曲は数多くあるが、やはり森山直太朗の♪さくらは魂が揺さぶ
られる。
この名曲は卒業ソングとして定着しているが、一方で特攻隊の歌という説がある。
私自身も以前から歌詞の一部が気になっていたので、掘り下げてみた。

♪ 刹那に散りゆく運命と知って

この部分は特攻隊の生きて帰ってくることの出来ない運命と読み取れるが、桜の
儚さとも取れる。

♪ 今なら言えるだろうか 偽りのない言葉
  輝ける君の未来を願う 本当の言葉

この部分が一番疑問に思うのである。
結局、今まで友とは偽りの会話をしていたということになるのではないか。
誰にも言えない事を打ち明けることが出来るのが、友ではないのか?と・・・。
ただ単に友との別れなら、この部分は必要ないと思うが、あえて入れている。
入れる必要があったということになる。
 
♪ いつか生まれ変わる瞬間を信じ
 
通常の友との別れであれば、このような表現はしないと思うのだが・・・。
これが特攻隊の歌だとすれば、歌詞全体がしっくりするのである。
あくまでも個人的見解なので、受け止め方は人それぞれ。

作者が歌に思いを託すことはよくあることなので真意は解らないが、いずれに
しても友との別れは切ないものである。
人生は出会いと別れの繰り返し。
出来ることなら、良い縁に巡り会いたいものである。


  ♪ 僕らはきっと待ってる  君とまた会える日々を