初恋
昭和46年 9月発売
作詞:島崎藤村 作曲:若松甲
初恋というタイトルの曲は数多いが、最初に思い浮かぶのはやはり舟木一夫の「初恋」
である。
この曲は、島崎藤村の若菜集『初恋』に、作曲家の若松甲が曲を付けた作品である。
しかしこの曲を最初に歌っていたのは、小林旭だった。
昭和38年に発売されたレコード「男の道」のB面曲が「初恋」なのだが、残念ながら
ヒットはしなかったという。
どのような経緯で8年後にこの「初恋」を舟木が歌うようになったのかは不明だが、
彼の瑞々しい歌声によって新たに蘇ったと言えるだろう。
初恋
島崎藤村「若菜集」より
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情けに酌みしかな
林檎畠の樹の下に
おのずからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこいしけれ
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昭和46年 9月発売
作詞:島崎藤村 作曲:若松甲
初恋というタイトルの曲は数多いが、最初に思い浮かぶのはやはり舟木一夫の「初恋」
である。
この曲は、島崎藤村の若菜集『初恋』に、作曲家の若松甲が曲を付けた作品である。
しかしこの曲を最初に歌っていたのは、小林旭だった。
昭和38年に発売されたレコード「男の道」のB面曲が「初恋」なのだが、残念ながら
ヒットはしなかったという。
どのような経緯で8年後にこの「初恋」を舟木が歌うようになったのかは不明だが、
彼の瑞々しい歌声によって新たに蘇ったと言えるだろう。
初恋
島崎藤村「若菜集」より
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情けに酌みしかな
林檎畠の樹の下に
おのずからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこいしけれ