なにげないひとりごと

流れゆくなにげない毎日の中で、小さな幸せを感じ続けていたい。そんな私のなにげないひとりごとです。

夫の真意

2007年03月29日 | Weblog
お昼休み、夫と、ちゃんと話をした。

夫は、もうお義母さんは意識もない状態で、行ってあげてもわからないし、そばにいても何もしてあげられない。
苦しそうにしているのを、見ているだけで辛くなるだけなので、もう行ってあげても仕方がない、みたいな事を言っていた。

今にも息が止まりそうなのを見ているだけで、怖くなるのだそうだ。

え。。。

と、私は思った。

じゃあ、誰もそばにいないときに、お義母さんの息が止まってしまったらどうするの。。。
亡くなる瞬間に回りにだれもいないって、いくら意識がないにしても、それは可哀想すぎるよ。。。
苦しそうなのを見ているのは辛いかもしれないけれど、本人はもっと苦しい思いをしているのだし、自分の親の最期はちゃんと目を逸らさずに、しっかりと見届けてあげるのが本当じゃないの。。。

そんな自分の思っていることを、ちゃんと夫に話した。

夫は、

「う~~ん。。。」

と考え込んでいた。

「いろいろ考え方があるんだろうけれど。。。」

と言って、黙り込んだ。

多分、夫は疲れているのだろうと思った。
今、会社は、すごく忙しい状況で、毎日、電話が鳴りっぱなし。
お義母さんは、こんな状態がもう一週間続いている。

あんまり責め立てるのは、可哀想な気がした。

「別に、行ったらいけないって言っているんじゃない。
 行きたいって思ってくれてるのなら、それは全然、かまわない」

やっぱり、夫の真意は、お義母さんの苦しそうな姿を見るのは辛いだろうと思ってくれての言葉だったのか。

「うん。わかった。
 これは、私の気持ちだから、時間があるときに時々様子見にいくことにする。
 おとうさんの方が、お義母さんより先にヘタッっているんじゃない?」

「俺を道連れに連れて行こうとしているのかもな」

そう苦笑いして、疲れた顔で横になった、夫。

夫も心筋梗塞、二回も起こして、心臓はあまり丈夫な方じゃない。
私は私で、出来る限り、行ってあげられるときに、お義母さんを見にいってあげよう。







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1 コメント

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Unknown (monaka)
2007-03-29 15:27:58
私は2ヶ月間、病院で寝起きしていたのに
抜けられない用事でうちに戻った1日のために
父の最期に間に合いませんでした。
急いでもどった私を駅に迎えに来る弟の車が
子供がぐずったために遅れました
義妹が詫びるのがかわいそうで・・・
「ずっと看てきたから最期に会えなくても平気」
そういいましたが、本当は何年も自分の中で
ひきずっていました。

どう感じるか、どうしてあげたいかは
その人それぞれだと思います。
soyokoさんの納得いくようにするのがきっといいですね
亡くなったあとでは何もしてあげられない
何もしてもらえない。
看取らせてもらうことで気持ちに整理をつけさせてもらえる
私はそう思っています。
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