
四月に行った賤ヶ岳には何とか登れたので、乗鞍岳なら歩けるのでは・・・・。若い頃、滝谷へ行った時と屏風岩合宿の帰りに訪れたことがある。畳平から剣ヶ峰を2時間少々でピストン出来たのだから・・・・と、何の足しにも参考ならない事を思い出して、歳も考えずに近くの山(丘)で70日余り、リハビリトレーニングに汗を流した。
完全に梅雨が明け、長野県地方は晴天が続くと予報がでた7月23日(火)乗鞍岳を目指して出発、24日に畳平から剣ヶ峰を目指す事にしました。
快晴の新島々駅、沢渡を経由して乗鞍高原休暇村に到着。温泉で英気を養い、ぐっすり眠って起きた朝、部屋の窓から白樺林を見て愕然!“青天の霹靂ィ~”雨が降っているではないか(山ではよくあることだが・・・)。





未練たらしく、何度もスマホでウエザーニュースを確認する。しかし、一向に回復の気配は無い。
畳平の標高は2,700㍍、当然、ガスの中だろうし展望なぞ望める筈もない。まして、剣ヶ峰は標高3,026㍍である。今の体力で雨具を着けて歩けば、最低でも標準コースタイムの2倍は要するだろう。おまけに乗鞍岳は独立峰だ、突風も予測される。ヨボヨボのジジイには絶対に無理・ムリ~!。
のんびり温泉にでも入って帰るべきか?いや、せっかく此処まできたのだ、せめて畳平まで行って様子を見るべきではないか?と迷った果て“優柔不断”バスに乗っていました。何と驚いた事にバスは、ほぼ満席!一番奥の座席しか空いてなかった。







風雨の畳平に到着した。雨具を着ていても、誰もターミナの外へ出かる人はいませんでした。1時間ほど待った10時過ぎ、雨は止み霧が流れるだけになった。気温15.2℃、風速10㍍程度として体感温度は5℃程度?と判断。せめて花の写真でも撮れたら・・・・と思い、舗装道路(旧軍用道路)を富士見岳分岐へとむかいました。10分足らずで富士見岳分岐に着いた。道は富士見岳の西面を巻いて不消ヶ池を右に見て、摩利支天岳分岐・肩の小屋へと続いているが、途中、コマクサの花が見られた辺りで雨が降りはじめた。

雨風が強くならない内に、コマクサの花に満足して引き返すことにしました。今日は一日中こんな天気だろうか・・・。帰りのバスは一番前の席に座れたので、窓越しに風景も少し見られた。乗鞍高原観光センターでバスが乗継になる。乗鞍高原観光センター此処まで来ると雨はあがり、曇り空になっていた。(小さい写真はクリックで拡大します)