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saderのエッセイ館

saderは自然の中を旅するのが好きです。
四季折々自然が持つ“蠱惑の魅力”を『エッセイ館(やかた)』へとどけます。

雨の乗鞍岳トレッキング

2024-07-26 16:52:23 | Weblog

四月に行った賤ヶ岳には何とか登れたので、乗鞍岳なら歩けるのでは・・・・。若い頃、滝谷へ行った時と屏風岩合宿の帰りに訪れたことがある。畳平から剣ヶ峰を2時間少々でピストン出来たのだから・・・・と、何の足しにも参考ならない事を思い出して、歳も考えずに近くの山(丘)で70日余り、リハビリトレーニングに汗を流した。
完全に梅雨が明け、長野県地方は晴天が続くと予報がでた7月23日(火)乗鞍岳を目指して出発、24日に畳平から剣ヶ峰を目指す事にしました。
快晴の新島々駅、沢渡を経由して乗鞍高原休暇村に到着。温泉で英気を養い、ぐっすり眠って起きた朝、部屋の窓から白樺林を見て愕然!“青天の霹靂ィ~”雨が降っているではないか(山ではよくあることだが・・・)。

未練たらしく、何度もスマホでウエザーニュースを確認する。しかし、一向に回復の気配は無い。
畳平の標高は2,700㍍、当然、ガスの中だろうし展望なぞ望める筈もない。まして、剣ヶ峰は標高3,026㍍である。今の体力で雨具を着けて歩けば、最低でも標準コースタイムの2倍は要するだろう。おまけに乗鞍岳は独立峰だ、突風も予測される。ヨボヨボのジジイには絶対に無理・ムリ~!。
のんびり温泉にでも入って帰るべきか?いや、せっかく此処まできたのだ、せめて畳平まで行って様子を見るべきではないか?と迷った果て“優柔不断”バスに乗っていました。何と驚いた事にバスは、ほぼ満席!一番奥の座席しか空いてなかった。

風雨の畳平に到着した。雨具を着ていても、誰もターミナの外へ出かる人はいませんでした。1時間ほど待った10時過ぎ、雨は止み霧が流れるだけになった。気温15.2℃、風速10㍍程度として体感温度は5℃程度?と判断。せめて花の写真でも撮れたら・・・・と思い、舗装道路(旧軍用道路)を富士見岳分岐へとむかいました。10分足らずで富士見岳分岐に着いた。道は富士見岳の西面を巻いて不消ヶ池を右に見て、摩利支天岳分岐・肩の小屋へと続いているが、途中、コマクサの花が見られた辺りで雨が降りはじめた。

雨風が強くならない内に、コマクサの花に満足して引き返すことにしました。今日は一日中こんな天気だろうか・・・。帰りのバスは一番前の席に座れたので、窓越しに風景も少し見られた。乗鞍高原観光センターでバスが乗継になる。乗鞍高原観光センター此処まで来ると雨はあがり、曇り空になっていた。(小さい写真はクリックで拡大します)


梅雨の晴れ間、高見山へ

2024-06-21 15:52:51 | Weblog

6月18日(火)の夕方、桜井の友から明日の高見山へは同行出来ないと連絡が入った。20日はS氏の13回忌になるので、古くからの仲間数人と急遽参加する事になったと言うのだ。
“水曜クラブ・ブナの木”のS氏とは何度も山へ行った仲であったが、部外者である私に知らせは来なかった。
朝、5時30分自宅をあとに、高見峠へむかった。1時間程で誰も居ない峠に着いた。三重県側への道は崩落のため通行止になっていた。20分ほど待つと霧が晴れ、青空が広がった。風が冷たかったので長袖カットソーの上に半袖シャツを着て出発、鳥居をくぐり山道へむかう。
        
本当に登れるのか?まったく自信は無かったが、何度も登った道である。何処にどんな岩が転がっているか分っている。ダメなら戻ればいい!と自分に言い聞かせ、ストックに助けられて急坂に足を踏み入れる。
九曲折れの道には昨日の雨で落ちたのか “利休ウツギ”の白い花が・・・“散華”していた。苔むす岩屑の森を過ぎて、ベンチの設置された小広い空間に着いて一息つく。清々しく晴れた空を仰いで、思い切って来て良かったと感じた。
咲き残ったウツギやオオカメノキの花に慰められて、ブナ林のジグザグ登りをゆっくり歩き続けたら、何時の間にか馬酔木の低い木間から三峰山が姿を見せ、山頂が近いことを知らせてくれた。
    
辿り着いた山頂からは、曽爾火山群や1995年10月29日、初めて故S氏と歩いた桃俣~差杉峠と高見山北尾根がクッキリと眺められ、ガイドエッセイ『台高の山と谷』を書くきっかけとなった思い出が甦ってきました。
 
展望台になっている避難小屋の上から大峰山脈の方を眺めると、大天井ヶ岳がはっきり識別出来た。今頃、“フォトクラブ大峰”の仲間たち、きっと満開のコアジサイの香りに包まれて、撮影作りに専念しているだろうナァ~!

なごり尽きないが、涼しい内、虫が出てくる前に山を下る事にして山頂を後にしました。(小さい写真はクリックで拡大します)

桜の湖畔から「賤ヶ岳」へ

2024-04-08 17:06:27 | Weblog

延期になっていたエスカルゴ山の会(ACE)の例会山行に参加させて頂きました。“歩行距離4.5㎞1時間30分で到達できる軽いハイキング道”で滋賀県の案内パンフレットでも初級と書いてある。と言う“甘い言葉に釣られ”、それなら何とか歩けそうだ~、と出かけた滋賀県の「賤ヶ岳(標高421.9㍍)」でしたが(T_T)/~~~・・・。
4月6日(土)朝5時起床!橿原市から京都経由で余呉駅まで3時間の旅、10時集合に間に合いました。余呉駅でジオグラフィカのセットアップに手間取り“モタモタ”皆さんに“置いてけ堀”にされてしまいました。
結局、巻添えにしてしまったS・Lの案内で江土登山口から登ることになりました。鳥居のある坂道を登ると鐘楼があり、ここから山道が始まりました。緩やかな登りが続き、岩崎山、大岩登山口分岐を経て林道出合から中川清秀の墓へ。この林道の路傍には紫色のイカリソウがそこ此処に咲いていました。引き返すなら、ここからしかありませんが、何とか頑張って歩く事にしました。
    
大岩山まで来たら、少し肥満体の青年がバテて休んでいました。それを見て頑張っているのだナア~!と思い、首洗い池・猿が馬場から木之本分岐、更に一之宮橋分岐へと頑張って歩きました。 “賤ヶ岳へ0.8㎞”の標識まで辿り着き、山頂を目指しました。
山頂では私を見捨てて先に行った連中がお弁当を広げていました。山頂のサクラは、まだ蕾でしたが今週中には咲きそうでした。

山頂からの展望は、まさに絶景でした。琵琶湖、余呉湖、そして遥か北には白山が雪の頂きを輝かせていました。
  
何故か木之本方面からの“賤ヶ岳リフト”は今が稼ぎ時なのに・・・4月末まで動いていなかった。当ての外が外れ、山頂からの悪路(潰れた階段状の急坂)を“飯浦の切り通し”をへて旧国民宿舎跡登山口までヨタヨタと歩く羽目になりました。

旧国民宿舎跡登山口から余呉湖畔の舗装路を歩く姿を見かねたのか、S・Lが駐車場に居た友人の車を呼んでくれて余呉湖駐車場まで送ってもらいました。(小さい写真はクリックで拡大します)


ミツマタの花咲く”前鬼の宿”(大峰)

2024-03-31 11:36:38 | Weblog

延期になっていた「フォトクラブ大峰」の新春会(撮影会?)が朝から雨の天気予報だった3月23~24日の土・日に何故か“前鬼”で実施するので参加しないか、とお誘いを頂いた。
お天気が良くても皆さんに就いて行けないから、もとより前鬼の宿坊付近を徘徊しているつもりだったから、喜んでお誘いをお受けしました。それに土曜の夜は“宴会”と言うことなので、それも安心材料でした。加えて出発時間も23日午前中の遅い時間でしたから・・・・。
雨は予想した程ひどくなかった。途中、上北山の河合付近から道路脇のヤマザクラが煙霧の中に咲いていて、久しぶりに大峰らしい景色を見る事ができました。
R169は昨年の崩落事故で前鬼口の茶店跡前で通行止めになっていましたが、交通整理をする人が居て前鬼へゆく車は通していました。前鬼林道は小さな転石や落枝が多かったが通行に大きな支障は無いようでした。前鬼川の水量も雨で多くなっているのでは?と思っていましたが、不動七重ノ滝も見る限り、それ程は増水していませんでした。
     
会員の皆さんは、雨の中でしたが雲の流れが山襞や滝にかかる週間を捉えて撮影していました。
前鬼の宿坊付近はミツマタの花の群生地で知られていますが、それが咲き始めていました。雨は降りつづいていましたが、夕方まで時間があるというので、皆んなはミツマタの花を撮影に出かけて行きました。
出かけた皆を待っ間、夕方ちかくになって雨が小降りになり、空も明るくなった、宿坊の近くでもミツマタの花が咲いているので撮ってみることができました。新春会の“宴”は魚のクエ、カツオ、タイとアワビの刺身などに加え、鍋料理という豪華版でした。
翌日も雨、九州からのお客さん二人も結局、宿坊に泊まりに来ただけのようでした。私たちも10時前に宿坊を後にして帰途につきました。(小さい写真はクリックで拡大します)




小雲取越の如法山と百閒嵓

2024-03-02 17:50:29 | Weblog

天気予報では2月26日から28日の3日間の天気は良いと、予告していたので急遽、紀伊勝浦から青岸渡寺方面へでかけました。目的は2月末~3月初旬に咲くバイカオウレン(梅花黄蓮)の花を見たい!というわけである。この花、大峰の山麓では上北山村にも咲きますが群落の規模が小さい。フォトクラブ大峰のS氏の撮影した動画(YouTube)を観て、こんな大群落を見たことがなかったので場所を尋ねて行くことにしたのだ。車の運転に自信はないが、バイカオウレンの花を観たさに十津川村の某所へ訪ねた。
十津川村まで来たからには、小さな山歩きもしたい!欲張って、何度か行った小雲取越への如法山へゆくことにした。R168を熊野本宮大社から新宮方面へ向かうと、備埼橋の先でR311の“大日山トンネル”が現れる。その先で右に枝道かあるので、ここを選ぶ。
R168の請川橋を左上にみて、並行して架かる橋を渡ったら、直ぐ右折。次の分岐は“成石”で左折して十九良谷(つづらたに)沿いの道を小雲取越へ向かう。尾根へ出る手前あるトイレの駐車場に車を置いて、如法山と百間嵓をめざす。
 
小雲取越から百間嵓への道標が建つ広い道へ入ると、直ぐに左に分かれる道がある。如法山への稜線を登る道である。道といっても踏跡程度の山道で、あまり人が入っていない様である。
標高差200㍍程度の登りですが、尾根筋の直登なので、年寄には応えます。雑木林で視界のきかない登りです。登りきった如法山の頂(標高609㍍)は平坦ですが樹林に囲まれ、展望は望めません。山頂を辞して来た道を戻り、百間嵓を往復したら新宮から勝浦国民休暇村へとむかう。

翌日の天気も“晴れ”太平洋からの“日の出”は何度見ても飽きない。朝食を7時にとったら、まっすぐ那智大社・青岸渡寺にむかいました。青岸渡寺の階段道は下りが“応える”ので三重塔の方から車道を下るようにしました。途中、咲き残ったカワズザクラと見頃のミツマタの花を見ながら、ゆっくり下りました。

那智の滝は一昨日までの雨で水量が多く、今迄に無い迫力ある眺めでした。(小さい写真はクリックで拡大します)
   

琵琶湖の寒咲菜花

2024-02-06 15:48:46 | Weblog

この時期に菜の花が咲くと言うと、少し早いと思われるかも知れないが、琵琶湖の菜の花が咲くのは1月下旬~2月中旬なのである。その理由を以前、教えてもらったことがある。守山市の人達がボランティアで琵琶湖の“なぎさ公園”に早咲きの菜の花を植えられたのが、何時しか有名になったというのだ。
“寒咲菜花”が見頃になっていると聞いていたが、この2~3日天気が良くなかったので、出かけるのを躊躇していたが2月3日(土)は“晴れ”との天気予報をみて出かけることにした。
“寒咲菜花”が咲く場所は琵琶湖の東にある守山市の“第1なぎさ公園”である。ここへは写真教室の講師をしていた頃、何度も訪れていたので比較的良く知った場所である。写真撮影が目的なら午前中が良い。何故なら、午後になれば背景の比良山系に雲が発生しやすくなるのに加えて、南側には十数階建てのマンションが建っていて、菜の花畑に建物が影を落とすからである。
    
そんな余分な事が気になって、公共交通機関を使うために朝早く出かける事になってしまった。橿原神宮駅を7時14分の近鉄電車に乗ってJR守山駅には9時19分に着いた。守山駅から近江鉄道バス“琵琶湖マリオットホテル行き”に乗って「第1なぎさ公園」へ着いたのは10時過ぎだった。バス停のすぐ側が菜の花畑である。30台ほど駐車できる場所には数台が駐車していた。三脚・カメラを持った人他達が撮影していた。
昼近くまで、人影が途切れるのを待ちながら、のんびり時間をすごしてから“ラフォーレ琵琶湖”の前あたりから琵琶湖の畔を少し歩いてから、JR琵琶湖線守山駅へむかった。(小さい写真はクリックで拡大します)


奈良市の国見山

2024-01-27 15:15:22 | Weblog

今年(2024年)一番の寒波が来ると言うので、奈良市の国見山なら霧氷の景色が見られるかも知れない。そんな期待を抱いて1月24日(水)朝5時に起床、国見山の頂へ行く最短コースである福住から別所の里を目指し出かけた。
別所からの登山口は2ヶ所ある。別所集落から山頂へ登るコースと「泥かけ地蔵」から“塔ノ森”経由で尾根を山頂へゆくコースである。今日の目的は山頂からの霧氷風景?であるから、最短距離で山頂へゆける別所集落からゆく。
別所集落の駐車場から100㍍ほど県道(R168)を戻って集落の道を斜め右へ登る。集落の外れで舗装路が急に狭くなるところの右側にあるに道標からで山道へ入る。霜が凍りつく薄暗い植林の中だが、よく整備された道が続く。やがて植生が笹茂りの雑木林に変わると、標高600㍍付近で尾根にでる。分かり易い道標が“国見山山頂300㍍” と方向を示してくれる。
       
梢を渡る風が音を立てているが、尾根には残念ながら霧氷は付いてない。気温マイナス2度℃、風で体感気温はマイナス10度℃近いと感じられた。黒雲が飛ばされ、空が少し明るくなって奈良盆地が望まれたが、暗く切れの良くない眺めである。生駒山の方にむけて、数回シャッターボタンを押しただけで指の感覚がなくなった。体が冷えないうちに早々に山頂を辞した。
風花が舞う尾根を道標まで戻って、666㍍無名峰へむかう。尾根は緩やかなアップダウンを繰り返し、歩きやすい道である。666㍍無名峰は三等三角点があるだけで視界は閉ざされている。ここからフイックスザイルが設置された坂道を、かつて矢田原と別所の峠だった処へと下る。峠には道標が立っていて、別所へとくだれる事を示している。
せっかくなので、直進して“ブナの1本巨木”を眺め、塔ノ森を往復することにした。倒壊した昔の休憩所の前、一段高くなったところに、奈良時代のものと伝えられる五重塔(六重に見える?)以前と変わらぬ姿でたたずんでいた。隣接する稲荷神社にお参りしようと思い、手水鉢に目をやると凍り付いていた。稲荷神社の急な石段を下れば日吉神社から“切り付け地蔵”を経て田原横田へゆくこともできる。
塔ノ森から来た道を戻って、鞍部の道標に従い別所方面へ下山しよう。山腹を絡みくだってフィックスロープの設置された急坂(ジジイには急坂なのだ!)を下り切ると池畔にでる。ゴルフ練習場を右上に見送り、クラブハウスと駐車場の間を通って車道を下ってゆく。途中、大きくカーブするところから、台高の山並みが遠望された。県道(R168)の出合にある「泥かけ地蔵」に無事下山を感謝して帰宅の途についた。(小さい写真はクリックで拡大します)



国見山(御所市)を初歩き

2024-01-06 17:26:57 | Weblog

本来なら2日から「フォトクラブ大峰」の皆さんに“前鬼の宿坊”へ連れていってもらう予定でしたが、下北山の崩落事故の影響で中止になったので、令和六年1月5日(金)快晴の朝、自力で歩ける低山(丘?)へ出かけました。
目的地は御所市の国見山。綺麗な水洗トイレがあるJR掖上(わきがみ)駅裏の駐車場(30台程度)に置かせて頂く。
一般的に「原谷」からのハイキング道“掖上の道”は、郵便局前の道がカーブする所で車道を離れ、右の枝道を選び、直ぐ左の道を行きけば、Y字路になって右に選ぶ。昔のポンプ式井戸がある道を進めば十字路になる。右折して進めば道標が現れる。道標に導かれでコンクリートの道をゆけば、左に小さなお堂と祠がある尾根状の鞍部にでて、右の下草が茂る山道ゆくのだが・・・。

何故か御所市の案内マップを見て「原谷」から歩こうと決めてしまった。しかし、この地図が、あまりにもアバウトで“ジオグラフィカ(2万5000地形図)”を使う事にしました。
国見神社へは立派な和風建築の街並みを通り抜け、家並が途切れると山畑の桜並木の道になる。舗装路が尽きると右に池がある鳥居の前に着く。
明和5年(1768年)より以前に創建され云う、堂々たる風格の神社に山歩きの安全を祈願したら池まで戻る。池を右に見て左に山を巻くように農道を行き、広い舗装路に合したら最初の枝道を行き、畑中の地道を登れば小さなお堂と仏様の祠がある尾根状の鞍部“掖上の道”にでる。ここまで道標は皆無でした。

鞍部からは“掖上の道”、下草が茂る道を行くとフェンスに扉がある。扉を通って鬱蒼とした山道に入る。左側が崩落した荒れた感じの山道を行けば、丸木の梯子があり “掖上の道”国見山山頂500mの標識が現れる。植林の階段状の急坂を登ってゆくと明るく開けた山頂にでる。
標高229.2㍍3等三角点の頂きは神武天皇が掖上の“嗛間丘”に登って国見をされたと云う伝説から国見山は、この丘の実在の地と言われ、山頂には「嗛間丘」の石碑が建ち、憩いうに良い木製の椅子テーブルもある。
以前は金剛・葛城山系をはじめ、青垣の山々を一望する絶景だったらしいが、樹木の生長で閉ざされ、今では展望を望むべくもない。
山頂からは国見山神社を目指して、良く踏まれた東の尾根道を選んで下山しました。(小さい写真はクリックで拡大します)

"清明ノ尾"から奥駈道へ

2023-11-28 11:29:03 | Weblog

10月下旬、新しくパジェロを購入した悪友が奥飛騨温泉郷中尾に住む“山の先輩に会いたい”と言うので1週間前に上高地へ行った序に、立ち寄ったばかりだったが、“暇乞い”と“悪友の遺影”を撮影するため、同行した。
その強硬スケジュールの無理が祟り、腰痛が再発、リハビリに専念していたが、好天に誘われて11月15日(水)早朝、少し不安もあったが行ける所まで・・・と、行者還林道のNo90登山口から“清明ノ尾”へ出かけてみた。

標準コースタイムの倍近い時間をかけて、ヒノキの大木がある標高1,085㍍に登り着いた。薄日が差したり、曇ったりの天気だったが、ブナの木立には霧氷が付いていた。久しく見ていなかったので新鮮!空気も清涼に感じる。
最後の急登が木間から霧氷を輝かせ見えた“清明ノ尾(1,458㍍峰)”奥駈道にも何とか辿り着くことが出来た。風は穏やかだが気温は思いのほか低く、弥山・八経ヶ岳はガスの中、聖宝八丁の尾根を覗かせるだけだった。緩やかな稜線の霧氷の先に行者還岳と大普賢岳がシルエットになっている。

行者還岳までは行けないだろうが、もう少しだけ奥駈道を歩かせて欲しい!ブナの霧氷林やツルアジサイの霧氷を眺め歩くうち、何時しか石灰岩の露岩が多い1,486㍍峰まで行くことが出来た。初夏には山シャクヤクやクサタチバナのお花畑になる台地は、枯れ野となって霧氷を煌めかせていた。時間は十分あるが、このあたりが帰路を考えたら体力も限界である・・・・。

清明ノ尾の標高1,085㍍踏変点から振り返ると、霧氷を僅かに残す大普賢岳が冬の太陽に眩しく映えていた。(小さい写真はクリックで拡大します)

藤原京跡の蓮が見頃になりました

2023-07-30 12:37:03 | Weblog

7月23日(日)藤原京跡の古代蓮が見頃になったと聞いて、数年ぶりに出かけました。この3年間ほど、コロナウイルスの流行と健康上の理由が重なって、訪れていなかった。
蓮の花の撮影は久しぶりだったので、蓮の種類ごとに、開花時期が少しずつ異なることを忘れていました。訪れた日は一番北側の田圃が、ほぼ満開で二番目の田圃は5分咲きでした。


最も南に面した蓮田の端に、どの蓮の花が何処に咲くのか、種類を写真入りで紹介した看板が立てられていました。
花の種類を見分けながら撮影したいところですが、暑くてそこまで余裕がありません。光線の状態とカメラの扱いが精一杯。10時を過ぎると、気温も“うなぎのぼり”猛暑という言葉がピッタリ!。
三脚持ったアマチュアカメラマンも、見物に訪れた人達も、北側にある木陰がある広場に避難していました。きょうの処はこれまで・・・、熱射病にならない内に退散しました。(小さい写真はクリックで拡大します)