saderのエッセイ館

saderは自然の中を旅するのが好きです。
四季折々自然が持つ“蠱惑の魅力”を『エッセイ館(やかた)』へとどけます。

高取山の紅葉

2014-11-25 19:52:51 | Weblog
11月23日(日)壷坂山駅は朝から大変な人出、大型観光バスも2台、駅前へ入ってきた。城祭りの日は例年、お天気も良いようだ。高取城址への途中にある壷坂寺も紅葉が見頃になり、金剛・葛城山を背景にして美しい景色を見せてくれた。八幡神社下から三の丸跡へ入ると、周囲は見事な紅葉で飾られ、先日、下見に来たときとは別世界。ツアーハイキングの団体も多く、何処も人でいっぱい。ベストアングルと思える場所には必ず、お弁当をひろげたり、休憩する人がいる。それでも、ここは日本一と言われた山城だけに広いから、撮影する被写体には、こと欠かないのがいい。午後、城祭りのメイン会場へむかう。毎年、人が増え、城祭りも賑やかになった。ここの華、見せ場は大道芸の南京玉簾と大阪城鉄砲隊だが、南京玉簾の方はメンバーが半数以下に減っていが、それでも美しい衣装と素晴らしい演技で“日本一”の掛け声をがかかっていた。一方、大阪城鉄砲隊は来年のNHK大河ドラマを意識してか真田鉄砲隊?の赤備の鎧と六文銭の旗印になり、代表者の巧みな話術と迫力の射撃で人気を博し、祭りを締めくくっていた。

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台高山脈・明神平から赤(倉)山

2014-11-25 19:03:24 | Weblog
11月19日(水)~20日(木)秋晴れの台高山脈縦走を期待して北股林道の1238m無名峰の登山口に1台車を置いて、大又へむかう。途中、上多古から振り仰いだ山上ヶ岳は霧氷が付き、白銀に輝いていた。明神岳登山口駐車場に着くころには、天気予報がハズレ空は雲で覆われていた。頑張って一眼レフを担ぎ上げたのに…。明神平の天理大WV小屋にお世話になっる我々以外は、テントが1張だけだった。
6時起床、7時出発、秋山装備にしたのに、冷え込みが厳しいと思ったら外の水溜りに氷が張り、道の土が霜柱で盛り上がっていた。今日も雲が低く、期待した朝焼けは無い。明神岳から千石山(奥迷峰)を踏み越え、赤(倉)山へむかう。山頂から展望尾根でてみたが、視界は悪くないものの、大陸からのPm21混じりの粉塵が曇天の下、霞となって透明感を阻害していた。赤山西尾根へもどり、幾つもの小さなコブをアップダウンして架線が巻きついたままの桧の古木近くで昼食。気温が低く、沸かしたスープやコーヒーも、すぐに冷めてしまう。
1,275m峰から狭い尾根の急坂を持つコブを二つ越えれば1238m無名峰に着く。ペナントやテープが幾つも残っている。ここからは、まっすぐ新・旧フェンスの間を下る。転石の多い急坂が架線場跡まで続き、落石に神経を使う。高塚(トベット)側へ少し行ってから植林境界をゆくこともできるが、ブッシュが多く、架線場跡までは時間的には変わらない。疲れた足には北股林道までの道が、やけに急で長く感じられた。

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吉野山・高城山

2014-11-17 18:13:40 | Weblog
「紀伊山地の霊場と参詣道」が2004年に世界遺産に登録されて、今年で丁度10年になる。吉野町では、これを記念して年初から数々のイベントをしてきたが、この11月18日(火)~30日(日)の間、吉野山の金峯山寺聚法殿(蔵王堂の南側にある旧ビジターセンター)で「吉野大峯写真展」を開催する。展示される写真は「フォトクラブ大峰」の作品42点(大全紙版)です。因みに写真展入場は無料ですが、聚法殿へ入る拝観料200円が必要(トイレ利用の場合も要ります)。
11月17日(月)この作品展示・設営のため吉野山へ行ってきました。帰りに高城山へ立ち寄ってきましたが、紅葉が丁度見頃でした。奥千本へ行って来た人の話では、奥千本から青根ケ峰あたりも綺麗だったようです。蔵王堂や下千本、如意輪寺付近もサクラの紅葉は良くないがモミジは見頃でした。

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高取山(高取城址)

2014-11-16 11:23:09 | Weblog
11月15日(土)冬型気圧配置が続き、今日も気温は冬並みの寒さ、月曜日に見に行ったときは、まだ一部のモミジやハゼなどが紅葉しているだけだったが、これで高取山の紅葉もグンと進んだのではないだろうか?少し、気温が上がるのをまって、運動のため歩くことにし、紅葉の様子を見に出かけた。壷阪山の駅前から街を外れるまで“城祭り”を知らせる幟が至るところにたっている。壷阪寺へのハイキング道に入ると流石に幟も途絶える。壷阪寺境内のモミジは見頃をむかえ、多くの参拝客で賑わっている。空気が澄んでいるので林道から振り返ると壷阪寺のモミジを借景にした金剛・葛城山の山並みが美しい。五百羅漢からは左側コースを選び石仏を巡り、尾根道へでて、無線中継ANT巡視舗装路を横断、高取城址の入口からハイキングの人達にまじって、三の丸跡へむかう。石垣と紅葉が始まったモミジの巨木をながめ、一休みしているグループが多い。山頂の本丸跡は、まだ紅葉は五分位だろうか、それでも光の角度によっては綺麗だ。色が変わり始めたばかりの欅のむこう、残り雲海の中に薄紫の姿をみせる吉野・大峰山脈を眺め、宇陀門から一升坂への道をくだった。

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笠置山のハイキングコース

2014-11-09 12:27:28 | Weblog
11月7日(金)曇天の日が多い1週間だが、今日は“昼頃には晴れる”という天気予報を信じて笠置山(京都府)へ出かけました。柳生街道の終点にある山で昔から名山として知られているが、何故か訪れる人は多くない不遇の山である。昨年の秋、丁度、今頃の時期に木津川のボルダ練習場から布目川の甌穴を訪れ、布目川発電所から笠置山三角点を踏み、笠置寺の行場を周遊したが、その時に見た“解脱上人の墓”へ800mの標識が気になっていたが、なかなか訪れる機会が無く、と言うより“何時でも行ける”という甘い考えが邪魔をして、これなかったのだが…。コースとしては笠置寺の山門を入り、行場とは反対側(南側)にある神社の下から“解脱上人の墓”へ800mの標識に従い、石畳道をお堂の前へ行き、右の坂道を下ってゆく。途中、露岩に彫られて石仏が、かつて、この道が修験道の行者達が通ったことを物語っている。お堂から10分ほどで水源地になっている沢にであう。小沢を渡った右側が“解脱上人の墓”である。此処からはジグザグ道の所々にある小さな鉄の桟橋を踏み、路傍に石仏を拝し、登れば、古い墓地が残る尾根の分岐にでる。右の丸木階段の細道を上がり、先へ進めば道は林道に転じて、笠置山三角点分岐にでる。帰路、柳生街道を経て、立ち寄った忍辱山円成寺の紅葉はもう見頃を迎えていた。

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矢田丘陵(法隆寺から霊山寺へ)

2014-11-03 12:02:28 | Weblog
10月30日(木)東京の出版社から矢田丘陵のコースガイドの依頼を受けたが、写真データが切れの悪いものが多くイマイチ…(ーー゛)、朝から天気は良さそうなので、矢田丘陵の写真を撮りにでかけることにした。生駒経由、電車で戻れる法隆寺駐車場に車を預け、松尾山へむかう。まだ霧降山の疲れがとれていないのか、平地歩きなのに体が重く、汗ばかり出てピッチが上がらない。山道に入って涼しい風にあたり、丁石を数えて紅葉を眺める頃になって、ようやく少し楽になった。松尾寺の境内に入ると、休憩床机の上に同じ年頃のハイカーが2人、寝転がっていた。少し樹木が生長したのか、東の展望が悪くなった境内から十三重塔の石段を上がり、切り通しになった松尾峠へでて、TV中継局の建つ松尾山から国見展望台へゆく。先客が2人いたが、いなくなるのを待って上がってみた。樹木が茂り、以前より視界は狭くなったが山座同定の方位図と写真が置かれていた。ここからは矢田寺へ下らず、直進して露ナシ池経由、矢田山山頂から“こどもの森公園”峠池を通り、追分から霊山寺へくだった。朱塗りの橋も木陰のバス停も以前と変わらず、静かな景色の中にあった。

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