熟年の山歩きにはハード過ぎるから、あまり行きたくなかったが「奈良名山案内」にコースを書いた張本人だから行くべきだと言う‟ご無体な意見”で参加せざるを得なくなって、四寸岩山から大天井ヶ岳・岩屋峰のコースを歩いてきました。
ちょっとでも楽な方法を・・・と考え、近鉄吉野駅タクシーで心見茶屋跡(弘法大師の道)登山口まで行きましたが、そこで、またまた少しでも楽な道を選び、吉野大峰林道を100㍍ほど先へ行った奥駈道登山口(四寸岩山の横駈道)から登りました。何だか静かだと思ったら”仙人”がいません。
「俺はそんな軟弱な道は歩かない」と言って、心見茶屋跡から弘法大師の道(尾根道)を駆け上がっていったらしい。奥駈道は山腹を緩やかに巻き進むので、山襞を巻く分、距離は長くなりますが体への負担は軽くなるはずでした。道は良く整備され、落ちた桟橋も修復され、五十丁茶屋跡を過ぎ、新茶屋跡(黒滝・柏原山登山道出合)までは楽でしたが、ここから四寸岩山へは尾根の直登だったのを忘れてました。四寸岩山で待ってる”仙人”から「遅い!」と督励の電話が・・・。
四寸岩山からの展望は樹木の生長で以前に比べ、狭くなったが、目指す大天井ヶ岳や弘法大師の道、弥山・八経ヶ岳が展望されました。新緑のブナ、カエデの林を足摺宿跡小屋を経て吉野大峰林道を横断、百丁茶屋跡「二蔵小屋」へ到着。ここまでは標準コースタイムより、やや早く順調でしたが、ここから大天井ヶ岳へは急坂が数か所あるので、ここで昼食にしたかったのですが‟山頂でビールが待っている”という声に圧倒され、しぶしぶ登り、大天井茶屋跡(祠がある)青息吐息でたどり着きました。振り返れば踏み越えてきた山々が青空の下、新緑に映え、疲れを忘れました。急登15分、大天井ヶ岳に到着。展望はイマイチですが風が新緑の息吹を運ぶ晴天の山頂で飲むビールは最高でした(ビールを飲んだ時点で15時58分のバスをあきらめ、最終バスに乗る気になっています)。
下山は岩屋峰へ、熟年には‟地獄への下り道”のように思える長い道です。岩塊の転がる坂や小さなUP/DNがガタのきた足腰にこたえます。以前は道標も無く迷い込みの多い道でしたが、今は道標も随所にあり、踏跡も明確です。大昔”仙人”が残した「山想遊行」のペナントや古い道標がまだ残っていました。岩屋峰から大原山の鞍部までの激下りは雪道の方がよっぽどラクチンです。樹木が成長し、茂った大原山展望台(トイレは封鎖)は通過して二階建ての洞川展望台へあがりました。
傾きかけた太陽に照らされた山上ヶ岳が、龍泉寺へヨタヨタと下山する山の俳諧老人を見送ってくれました。(小さい写真はクリックで拡大)
ちょっとでも楽な方法を・・・と考え、近鉄吉野駅タクシーで心見茶屋跡(弘法大師の道)登山口まで行きましたが、そこで、またまた少しでも楽な道を選び、吉野大峰林道を100㍍ほど先へ行った奥駈道登山口(四寸岩山の横駈道)から登りました。何だか静かだと思ったら”仙人”がいません。
「俺はそんな軟弱な道は歩かない」と言って、心見茶屋跡から弘法大師の道(尾根道)を駆け上がっていったらしい。奥駈道は山腹を緩やかに巻き進むので、山襞を巻く分、距離は長くなりますが体への負担は軽くなるはずでした。道は良く整備され、落ちた桟橋も修復され、五十丁茶屋跡を過ぎ、新茶屋跡(黒滝・柏原山登山道出合)までは楽でしたが、ここから四寸岩山へは尾根の直登だったのを忘れてました。四寸岩山で待ってる”仙人”から「遅い!」と督励の電話が・・・。
四寸岩山からの展望は樹木の生長で以前に比べ、狭くなったが、目指す大天井ヶ岳や弘法大師の道、弥山・八経ヶ岳が展望されました。新緑のブナ、カエデの林を足摺宿跡小屋を経て吉野大峰林道を横断、百丁茶屋跡「二蔵小屋」へ到着。ここまでは標準コースタイムより、やや早く順調でしたが、ここから大天井ヶ岳へは急坂が数か所あるので、ここで昼食にしたかったのですが‟山頂でビールが待っている”という声に圧倒され、しぶしぶ登り、大天井茶屋跡(祠がある)青息吐息でたどり着きました。振り返れば踏み越えてきた山々が青空の下、新緑に映え、疲れを忘れました。急登15分、大天井ヶ岳に到着。展望はイマイチですが風が新緑の息吹を運ぶ晴天の山頂で飲むビールは最高でした(ビールを飲んだ時点で15時58分のバスをあきらめ、最終バスに乗る気になっています)。
下山は岩屋峰へ、熟年には‟地獄への下り道”のように思える長い道です。岩塊の転がる坂や小さなUP/DNがガタのきた足腰にこたえます。以前は道標も無く迷い込みの多い道でしたが、今は道標も随所にあり、踏跡も明確です。大昔”仙人”が残した「山想遊行」のペナントや古い道標がまだ残っていました。岩屋峰から大原山の鞍部までの激下りは雪道の方がよっぽどラクチンです。樹木が成長し、茂った大原山展望台(トイレは封鎖)は通過して二階建ての洞川展望台へあがりました。
傾きかけた太陽に照らされた山上ヶ岳が、龍泉寺へヨタヨタと下山する山の俳諧老人を見送ってくれました。(小さい写真はクリックで拡大)