saderのエッセイ館

saderは自然の中を旅するのが好きです。
四季折々自然が持つ“蠱惑の魅力”を『エッセイ館(やかた)』へとどけます。

学能堂山を訪れて

2016-06-19 19:38:10 | Weblog
6月18日(土)学能堂山を訪れました。何故、このような“トンチンカンな時期に"この山を訪れる事になったのか経緯を聞きたい!と言いたいところですが・・・。それは、さておき、この日だけ、たった1日の“晴れ”と言う幸運にめぐまれ、杉谷方面から神末上村へと縦走をさせて頂いた。ここ、4年程の間、この山へは数回訪れているが、コスマ峠や雨谷方面からのコースばかりで、杉谷から登るのは山頂からススキが消えて後は4年ぶりです。簡易水源施設の先、林道分岐・登山道入口にあった小さな道標がなくなり、分かりにくくなり、道も沢を離れるあたりが荒れていました。かつては訪れる人も少なく、不遇の山であったが・・・、林道終点からは”人気の山になった?”のか、しっかりした登山道になっていました。
山頂からの展望は抜群、360度、遮るものとてない素晴らしい展望が迎えてくれました。冒頭、“トンチンカンな時期”と言ったのは希少種のベニバナヤマシャクヤクの開花時期を大きく外した計画だったからでした。
山頂がススキに覆われて“不遇の山”であった頃、ベニバナヤマシャクヤクは人目に曝されることもなかったのですが・・・、花を探しまわったのでしょうか、実生の幼木や種をつけた花木が数本踏み倒されていました。多くの人を楽しませてほしい、そして、何時までも残っている事を願って山頂を離れました。

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台高山脈・白屋岳のコアジサイ

2016-06-14 16:03:35 | Weblog
6月13日(月)天気予報は午前中は雷雨の予想でしたが、午後からは小雨となっていた事もあって朝7時、O氏が迎えにきて下さいました。時間的に少し早いような気もしましたが、予定通りに現地に到着。既に‶足ノ郷越”付近の駐車スペースはふさがっていました。
初夏、行者還トンネル東側のなめこ山のヤマザクラ撮影ポイントでも驚かされたが、インターネットの威力でしょうか?、かつて、大峰・台高山脈を歩く好事家かフォトクラブ大峰のメンバーしか姿を見せなかった場所に多くの写真愛好家をみかけます。何れ、ここがダメになればコウベイ矢塚も賑わうのかも・・・。
雨は小雨、ほどよく霧も出てベストコンディションでしたが、花は例年より1週間も早いと言うのに、やや盛りを過ぎ、脱色したものが目立ちました。10時ころ、大峰・台高の名物ブヨの猛攻に我慢も限界に達し、下山しました。

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大台ヶ原のシロヤシオ

2016-06-07 19:40:15 | Weblog
6月2日(木)大台ヶ原へ行ってきました。5月31日のACE例会山行で訪れた奥駈道の一ノ垰付近でまでの稜線では、既に7~8割の花が散っていたので、例年より1週間早く大台ヶ原を訪れました。それでも正木峠付近でシロヤシオの花を見るまで、どうなる事かと心配でしたが幸い花つきが良いとは言えませんでしたが、少し蕾が残るベストタイミングでした。
空は快晴、肌寒いくらいの北風が吹き、黄砂も霞も吹き飛ばし、午前中、抜けの良い風景を楽しませてもらいました。
この時期、ブヨやコバエが多くて、お弁当を広げる事もできないのですが、冷たい風のおかげで快適なランチタイムを過ごさせてもらいました。牛石ヶ原近くのシロヤシオの咲き具合を見にいきましたが、ほとんど花がついていませんでした。大蛇のアケボノツツジは良くないとの情報を得ていたので牛石ヶ原から中道を駐車場へと戻り、帰途につきました(小さい写真はクリックで大きくなります)

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大峰山脈・高塚山から大栂山

2016-06-01 15:43:00 | Weblog
かねてより、一ノ垰から大栂山を歩こうと“仙人”と二人で話していたこともあり、5月31日の天気予報が「晴」となったのを期に出かける事にした。「エスカルゴ山の会」が29日に同じコースを予定されていたが中止になったので、参加予定だった方々に“仙人”が声をかけたらしく、10名もの同行希望者が現れ、大慌てで車を手配することになったが、何とかパジェロとマイクロバスで収容できた。
P1455㍍東尾根から奥駈道を一ノ垰ヘ向かう。例年なら、このコースのシロヤシオは7分咲きで最も綺麗な時期なのだが、何と、90%が散り果てて、稜線をばバージンロードにしてしまっていた。花には見放されたが、天気は快晴、新緑がまばゆいほどに美しい。小谷林道方面への尾根に入ると、薄い踏跡に人の気配は感じられなず、新緑の透過光が我々一行を萌黄色に染め、高塚山分岐へと誘ってくれる。
高塚山へは三つの岩塊を通る狭い尾根だが、ここも苔むす地表を散り敷くシロヤシオの花が美しく飾っていた。
高塚山をピストンして三本栂へとくだる。広いブタの背状の尾根になった三本栂は濃霧に巻かれたらGPSのお世話になっても、かなり
ルートファインディングが難しそうだ。特に小谷林道出合の手前でルートが南南西から南南東へ振る。この辺りは細心の注意が要るだろう。小谷林道出合からは平坦な歩きやすい林道、右に奥駈道の山々を眺め、大栂山まで快適に歩ける。
大栂山をピストンしたら、長い長い林道を蛇行を繰り返しながらくだる。やがて舗装に転じた道に変わると左上に西山観音を仰ぎみる。左に大栂山への道標を見送り、更に、沢音を聞きながらくだって、林道ゲートに辿り着いたのは山入端に陽が落ちる頃でした(小さい写真はクリックで拡大します)。

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