saderのエッセイ館

saderは自然の中を旅するのが好きです。
四季折々自然が持つ“蠱惑の魅力”を『エッセイ館(やかた)』へとどけます。

学能堂山

2015-04-28 17:08:53 | Weblog
4月24日(金)今日も天気は良いようだし、早起きできたので、久しく訪れていない三峰山系の「学能堂山」へ訪れることにした。昨日、和佐又山ヒュッテの“若おかみ”から頂いたワサビの花の漬物を一つ仙人に“お供え”しようとおもって、立ち寄る旨の電話をしたら、オレも行く~!というので、いっしょに出かけることになった。
“首はね地蔵”の前に車を置いて、小須間峠からのラウンドコースをゆく。山麓から峠まで出会う人も無い静かなものだった。山桜やミツバツツジなど、まだ、咲き残っていて、新緑によく似合う。白土山まで来ると学能堂の山頂付近が見える。オヤ?山焼きでもしたのかナ~、ススキが無いようで黒い地肌がのぞいている。佐田峠分岐から急登10分余り、樹林を出たらススキが、まばらにしか無い。どうしたことなのだろう?山焼きした様子もないが・・・。山頂付近にもススキは、ほとんど無く、グミの木も枯れて倒れている。展望はそのぶん良くなったが、何だか里山としての風格のようなものが、なくなった気がした。
三重県側へまわる気も失せて、佐田峠分岐からまっすぐ“首はね地蔵”がある佐田峠へ下山。「おかめの湯」へ入って帰ることにした。(写真をクリックすると大きくなります)

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世界遺産・小辺路(千手院橋~十津川)

2015-04-28 16:14:53 | Weblog
4月20日(月)~22日(水)世界遺産・紀伊山地の霊場と参詣道の小辺路(前半コース)を「エスカルゴ山の会」で例会山行をするというので、参加させて頂いた。
20日は降水確率100%大雨、豪雨、雷などと、恐ろしい言葉がTVの天気予報で、頻繁に流れていたが、よくよく聞いていると“所によっては”というエクスキューズがあり、テロップの下に目を凝らさないと見えないような小さい字で書いてある。一方、PCの予報では和歌山方面は“弱雨”で、15:00以降、強雨になる可能性を示していた。千手院橋を後にして薄峠まで満開の山桜やミツバツツジ、霧雨の山並みや芽吹きの色彩になぐさめられ、ホテル“のせ川温泉”ヘ。
21日(火)朝、昨夜の大雨も上がり、天候は回復の方向。大股から萱小屋、桧峠を経て伯母子岳山頂に立つ。少し早いめの昼食をとり、1時間余り、霧・雲の切れるのを待ったが諦めて伯母子峠へ下りたら、青空がひろがってきた。もう1度、山頂へ引き返し、360度の展望をカメラにおさめ、上西家跡を経て、幾つか“山抜け”跡を迂回、滑りやすい石畳道をくだって、五百瀬へ。お互い何度も電話したが行き違いで心配をおかけした民宿・岡田の若おかみ、美人姉妹とスエーデンから来たというイケメンの若者2人が、笑顔で迎えてくれ、手作りの心のこもった夕食を出していただいた。
22日(水)朝食の後、ゆっくりブレンドコーヒーを楽しみ、民宿・岡田のスタッフ総出のお見送りを受け、三浦峠へ、ここも幾つか“山抜け”のためコースが少し修正されたが行き届いた整備のおかげで、難なく峠へ着く。残念ながら昨日同様、雲が多く、来し方の景色は霞んでいた。今日は晴れるのを待つ余裕はないので、西中大谷橋へ下山。
待っていてくれたバスで温泉“昴”経由、帰途についた。(写真をクリックすると大きくなります)

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仏隆寺千年桜と三郎ヶ岳

2015-04-12 18:48:44 | Weblog
4月12日(日)今日は朝から“晴れる”という予報を“騙されるのを承知”で早朝出発、御前6時30分に仏隆寺千年桜の下に着いた。駐車場は何故かロープが張られ、止められず、道は車で溢れていた。桜の東側林道はずらりと並んだ三脚で混雑していた。良く見ると花は既に散り始めで、全体がグレーがかって見えるのは曇天のせいだけではない。少しの風でも散っていた。4月6日に来たときは“蕾硬し”だったのに1週間で散り初めとは・・・・。8時30分まで雲の切れるのを待ったが、期待できそうになかった。せっかく早朝に出てきたのだ、ついでに三郎ヶ岳へ行ってみることにし、“仙人”の持ち山に車を置いて小峠から登る。山頂で1本の電話が入った。昔、ガイドをしてた頃、いっしょによく歩いた人からの懐かしい声だった。ここでも、しばらく待ったが、360度、どの山にも雲がかかり、天候回復は望めず、諸木野方面へくだる。最後に愛宕神社から眺める諸木野が日本の原風景を見せてくれた。(クリックすると拡大します)

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吉野山の桜

2015-04-12 17:49:56 | Weblog
天気予報では今日4月11日(土)は午後3時頃から晴れるとの事だが・・・、4月9日(木)にも確か午前中“晴れ”と言ってたけど吉野は11時頃まで霧だった。出かけるのを躊躇していたが、午後4時に雲の切れ間が出はじめたので、ダメモトで出かけた。下山してくる観光バスや乗用車がひっきりなしに来るので思うように進まなかったが、どうにか如意輪寺に辿り着く。中千本へあがってゆく時間はないので五郎兵衛茶屋へ向かう。太陽は大きく西へ傾いていたが雲が切れ、陽が射すと中千本の滝桜の色が変わる。五郎兵衛茶屋の丘は人影もまばらになっていたが、ここからか眺める上千本が何時もと違ってみえた。(クリックすると拡大します)

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山辺の道

2015-04-03 13:12:37 | Weblog
4月2日(木)今週は今日しか“晴れ”の日は無さそうなので、満開の桜街道が期待できる山辺の道を歩く事にして家を出たが、少し遅かったこともあって、出発点の石上神宮は、すでに多くの人で賑わっていた。
桜、梅、ともに満開、内山永久寺跡も丁度見頃、池に青空と桜が映り込み、遠く生駒の山並みまでクッキリ、はっきり久しぶりに黄砂の影響を受けないヌケの良い景色に出会えた。陽射しは5月並み?らしいが照り返しもあって、昼ころには真夏のような暑さになった。花が咲き薫る美しい「天理トレールセンター」では、お茶のオモテナシを戴き、お弁当をひろげる人などが一息入れていた。桜、紅梅、白梅、菜の花などが今を盛りと咲き誇っている崇神天皇陵を後に、景行天皇陵の菜の花畑で撮影していると20数人のアメリカ人のトレッカーがやって来て、桜井市はどっちだ?と聞かれた。どうやら日本語は、ほとんどダメな中高年達のようで、私のブロークンで怪しげな説明ににこやかに頷いていたが…、長閑な花咲く古代の道を“Mt.三輪山”を目指し歩いて行った。(写真をクリックすると拡大します)

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