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なおじい(HOBBY:カメラ・ビデオ撮影・DVDオーサリング/資格:ラジオ体操指導員・防災士・応急手当普及員)

身についている『ワザ 』でボランティア活動・地域社会とのコミュニケーション、楽しいシルバーライフ目標で有意義に過ごす 。

新年を迎える厳かな様式「除夜の鐘」は、なぜ108回?

2017年12月30日 19時14分49秒 | ブログ

新年を迎える厳かな様式「除夜の鐘」は、なぜ108回?

 

2017年12月30日

新年を迎える厳かな様式「除夜の鐘」は、なぜ108回?

大晦日の夜は除夜の鐘の音に耳をすまして……

冬の朝晩は芯から冷えるといった寒さですが、そんな寒さの中でも欠かせない大晦日の行事があります。それが「除夜の鐘」です。大晦日の夜、テレビでも23時45分から除夜の鐘の響きが映像とともに流される光景が記憶に残っている人も多いでしょう。除夜の鐘は、厳かに新年を迎える日本らしい様式ですが、なぜ大晦日から新年にかけて鐘をつき続けるのでしょうか? ── 仏教ならではの思想が詰まっている除夜の鐘に迫ります。

「除夜の鐘」の「除夜」ってどういう意味?

「除夜」は除日の夜を意味し、「除日」は古い年を除いて新年を迎えるという意味に。つまり「除夜」とは大晦日の夜のことを指します。

大晦日の夜から新年にかけて、除夜の鐘を108回つくことは誰もが知っていますが、なぜ108回もつかなければいけないのでしょうか? よく語られるのが「煩悩の数だから……」という説です。煩悩とは人の心身を悩まし苦しめるものといわれています。除夜の鐘をつく意味として、人間の中にある108の煩悩を取り除き、清らかな状態で新年を迎えようという想いがあるのです。

除夜の鐘は癒し効果絶大!?

川のせせらぎなどには癒し効果あり

川のせせらぎなどには癒し効果あり

人はある一定の「揺らぎ」を感じる音を聞くと、リラックスできるといわれています。例えば、鈴虫の鳴き声、ウグイスの鳴き声、川のせせらぎなどです。さらには、除夜の鐘も揺らぎの音として、癒し効果があるとされているのです。

また、除夜の鐘の音色のようなきれいな音を聞くことで、人の心を浄化させる作用があるともいわれています。除夜の鐘をつき、煩悩を取り払うという意味はそんな音の効果によるところもあるようです。

日本三大「名鐘」に行ってみよう

近江八景のひとつ「三井の晩鐘」

近江八景のひとつ「三井の晩鐘」

ひと口に除夜の鐘といっても、由緒あるもの、姿が立派なもの、音が美しいものなど寺によって鐘の特徴は様々です。ここでは日本三大名鐘に選ばれている鐘を紹介します。

『日本三大名鐘に選ばれている鐘』
「銘」の神護寺(京都府)
神護寺が誇るのは、鐘に刻まれた言葉です。橘広相、菅原是善、藤原敏行による銘文が刻まれており「三絶の鐘」とも称されています。

「姿(形)」の平等院(京都府)
全面に天人、獅子、唐草文様などの浮き彫りが施されている鐘。その形の美しさから国宝に指定されています。

「声(音)」の園城寺(三井寺)(滋賀県)
近江八景のひとつにも選ばれている「三井の晩鐘」。「残したい日本の音風景百選」(環境庁/1996年)にも選ばれた美しい音色です。

寺によって、一般の人でも鐘をつくことができる場所もあります。鐘をつけなかったとしても、その形や音色を近くで感じてみるのもいいですね。

── 残念なことに、最近では除夜の鐘がうるさいというクレームも出ているそう。新年を迎えるにあたりゆったりとした気持ちで鐘の音を聞けば、逆に穏やかな気持ちになれることでしょう。年末の風物詩、あらためて耳を傾けてみたいものですね。

偉大なる作曲家ベートーベンが込めた「第九」への想い

2017年12月30日 18時59分53秒 | ブログ

偉大なる作曲家ベートーベンが込めた「第九」への想い

2017年12月29日

 

偉大なる作曲家ベートーベンが込めた「第九」への想い

壮大な交響曲「第九」に込められた想いとは……

クリスマスも終わってしまい、お正月の準備に追われている人が多い中、街を歩けば、なんとなく誰もがせわしない雰囲気で、歩く早さもいつもより早足のように感じますね。
年末の風物詩といえば、この時期各地で開催される「第九」のコンサート。さらに「第九」といえば第四楽章の「歓喜の歌」が有名ですが、この「第九」、当時でいえばあまりにも革新的なスタイルだったのです。今では世界で愛される「第九」ですが、いったい何が“斬新”だったのでしょうか? 「第九」に込められたベートーベンの想いとは
指揮をとることもできなかったベートーベン

指揮をとることもできなかったベートーベン

一般的に「第九」と愛称のように親しまれていますが、正式な曲名は「交響曲第9番ニ短調作品125」です。第9番であることから省略されて「第九」と呼ばれるようになりました。

その「第九」はベートーベンが作曲した最後の交響曲として知られます。
※ドイツの作曲家/ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770年〜1827年)

初めて発表されたのは1824年のこと。でしたが、このころのベートーベンはすでに耳が聞こえない状態に陥っていたのです。そんな状態ですから「第九」の初演といっても、みずから指揮をとることはできません。会場にはいたものの、曲が終わったことにすら気づかなかったといいます。この当時の補聴器はラッパのように大きいもので、それを耳に当てながら曲をつくっていた当時のベートーベン。「第九」は60分を超える壮大な交響曲ですから、作曲に費やした時間も相当な月日だったことでしょうが、ましてや耳が聞こえない中での作曲は、ベートーベンだからこそなし得た偉業といえるでしょう。
また、聴覚を喪失しながらも音楽家として最高の成果をあげたベートーベンに対し、フランスの作家ロマン・ロランをはじめ、彼を英雄視・神格化する人々が多く生まれたことも、今に伝えられています。

前代未聞の試みだった「歓喜の歌」

交響曲の作曲に相当な時間と労力を費やすのはもちろんですが、耳が聞こえない中での作曲は想像を絶します。作曲するだけでもすごいことですが、ベートーベンのすごさはこれだけにとどまりません。

「第九」には前代未聞のチャレンジが加えられていました。「第九」の第四楽章「歓喜の歌」は合唱が取り入れられました。ちなみに、第一から第三楽章まで合唱は入っていません。曲調も異なり、第四楽章に入ってようやく合唱団が登場して、高らかに「歓喜の歌」を歌い上げるのです。この部分を伝えたいがための第一から第三楽章といってもよいでしょう。まさに、ベートーベンの想いは「歓喜の歌」で“大爆発”することになるのです。

「歓喜の歌」に込められたベートーベンの想い

オーストリア・ウィーンにあるベートーベンの像

オーストリア・ウィーンにあるベートーベンの像

「歓喜の歌」の歌詞はベートーベンが書いたものではありません。ドイツの詩人であるシラーの『歓喜に寄せて』という詩をもとにつくられています。ベートーベンが書き加えたのは冒頭の部分のみ。※ドイツの詩人/ヨーハン・クリストフ・フリードリヒ・フォン・シラー(1759〜1805年)

「おお友よ、このような音ではなく心地よい歓喜に満ちた歌を歌おう」
という歌詞のみです。

「このような音」というのは第一から第三楽章のことと推測されますが、今までの音楽を否定しているところもベートーベンらしいところといえるでしょう。

以前からシラーの詩に共感していたといわれるベートーベン。シラーの『歓喜に寄せて』でベートーベンが伝えたかったことは、「友人や愛する人のいる人生の素晴らしさ」です。今では、自由と平和の象徴といった意味合いで世界各地で演奏される「第九」。作曲が困難な状態でも、どうしても伝えたい想いを詞と音楽とともにつくり上げたのでしょう。

── 時を越えて受け継がれる「第九」。ベートーベンの想いを感じて、日本語詞でも読んでみてはいかがでしょうか?

今年最後の星空観察 火星と木星が接近

2017年12月30日 18時55分06秒 | ブログ

今年最後の星空観察 火星と木星が接近

2017年12月30日

 
 
今年ラストの天体ショー。火星と木星が、てんびん座の二重星と接近します。早起きさんや夜更かしさんは、大晦日の夜明け前、南東の空を見上げてみませんか?
 

てんびん座の二重星

星占い十二星座のひとつでもある「てんびん座」。さそり座の「アンタレス」という明るい星を目印に見上げると、その近くに3つの星が「く」の字を裏返したような形にならんでいるのが、「てんびん座」です。

てんびん座は夏の星座ですが、いまの季節は夜明け前に南東の空に姿を現します。このてんびん座の裏返した「く」の字の折れ曲がった所にあるアルファ星「ズベン・エル・ゲヌブ」は、ちょっと明るめの2.8等星と、ちょっと暗めの5.2等星が寄りそった「二重星」になっていて、肉眼でもその様子を見ることができます。この「二重星」は黄道上にあるため、時おり近くに明るい惑星がやってきて、接近する様子を楽しむことができます。
 

二重星に、木星と火星が接近

大晦日の明け方に南東の空に見えるてんびん座の二重星には、2つの惑星が接近。「木星」と「火星」に二重星がはさまれるようになり、狭い範囲に4つの星がぎゅっと寄り添う姿が見られます。

次第に薄明るくなる頃には、さそり座の「アンタレス」や「水星」も南東の空に姿を現して、にぎやかな様子が楽しめますよ。
 

星空は見えるかな?

【30日夜~31日明け方の天気】
冬型の気圧配置は緩み、日本付近には西から低気圧が近づく見込みです。きょう(30日)は、北海道や東北、北陸で雪の続いた所も次第におさまりますが、日本海側の各地は雲の多い状態が続き、星空はあまり期待できなさそうです。太平洋側は、夜まで晴れる所が多くなり星空が楽しめますが、日付の替わる頃から雲が増えてくるでしょう。あす大晦日の明け方は、雲の間から木星と火星の接近が見られるかもしれません。沖縄は、比較的雲が少なく、今年最後の天体ショーが楽しめそうです。

【31日大晦日の天気】
大晦日は、日本列島を北と南ではさむようにして、2つの低気圧が東へ進む見込みです。九州は昼頃までは雨の降る所があるでしょう。中国・四国では昼前後、近畿では夕方に雨の降る時間がありそうです。東海と関東も夕方から夜にかけて所々で雨が降り、山沿いでは雪になりそうです。北陸や東北、北海道は、日中は晴れ間があっても、夜になると雪や雨の降る所があるでしょう

今年最後の富士山眺望・サンセット!?

2017年12月30日 18時52分40秒 | ブログ

今年最後の富士山眺望・サンセット!?

2017年12月30日

 
撮影 日本気象協会 高橋則雄気象予報士

撮影 日本気象協会 高橋則雄気象予報士

 
2017年も残す所2日。けさも日本気象協会本社がある池袋サンシャインからは、富士山がきれいに見えています。あすは天気が下り坂。今年富士山が見られるのは、きょうで最後になるかもしれません。また、サンセットもきょうで見納めとなりそうです。
 

2017年の富士山が見えた回数

今年(2017年)は去年(2016年)に比べて、富士山が見られた回数が多くなっています。下のグラフは、朝、池袋サンシャインから富士山が見られた回数です。毎年冬場は、空気が澄み、夏場に比べて見える回数が多くなりますが、今年の冬は去年に比べて、晴れた日が多く、富士山が見えた回数も多くなっています。今月は25回も富士山が見え、去年の1.3倍の眺望率となっています。
 

大みそかは富士山見える?サンセットはきょうで見納め

あすで2017年も締めくくり。残念ながら天気は下り坂に向かいそうです。2つの低気圧が日本付近を通過し、全国的に天気が崩れる見込みです。このため、富士山も雲の中に隠れてしまいそうです。あすは雲が増えて、雨の降る所があるということは、サンセットが見られるのもきょうが最後となりそうです。2017年、最後の富士山、サンセットは見逃せませんね。