世界のスーパーコンピューターの性能指標で、理化学研究所と富士通が開発した神戸・ポートアイランドの「京」が1位になった。産業利用などに向けた計算能力を競う「HPCG」と呼ばれるランキングで、昨年11月、今年6月に続いて3期連続。米国で開催中の国際会議で発表された。
スパコンの頭脳に当たる中央演算処理装置(CPU)計約8万3千台を用い、1秒間に約600兆回の演算を達成。反復計算で大規模な連立一次方程式の正解を導く能力を発揮した。
一般的な順位付けに使われる「トップ500」では10位だったが、同指標1位に立った中国の「神威太湖之光」をHPCGで上回った