ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

〔○REC〕(ジャウマ・バラゲロ, パコ・プラサ監督)

2009-06-11 | Weblog
キャスト:マニュエラ・ヴェラスコ、フェラン・テラッツァ、ホルヘ・ヤマン、カルロス・ラサルテ、パブロ・ロッソ

評価:☆

コメントゾンビ映画にはその道のマニアによるとだいたい過去に1,000作品ほどあるようだ。「バイオハザード」や「バタリアン」シリーズなどの細菌感染によるものも一種のゾンビ映画といえなくはない。
 この「○REC」も細菌感染しかも空気感染する一種のゾンビ映画だが、スペイン映画であるということといわゆるPOV<主観的撮影)によるという点が特殊だ。「ブレアウィッチプロジェクト」や「クローバーフィールド」の手法だが個人的には画面がぶれて気分が悪くなり、あまり好きな手法ではない。
 ただいきなり聖母マリアの像や古い新聞紙がライトに照らし出されるとやっぱり気持ち悪い。古い新聞紙に夜中に光をあてるとそれだけ怖い。なんだかこの映画を見終わってそう思ったが、逆にそれ以上のことは別になんともかんとも…。

ストーリー:テレビ局レポーターのアンヘラ・ビダルは「眠らぬ街」というタイトルのドキュメンタリーを撮影しにブラボー128消防署の真夜中を取材する。そして消防士のアレックスとマネーとともにアパートに人が閉じ込められたという通報を受けて現場に向かうが、救助作業の途中に保険当局によってアパートが封鎖。さらに警察と衛生検査官によって周囲を囲まれ外に出れなくなる…。

シャッター(落合正幸監督)

2009-06-11 | Weblog
キャスト:ジョシュア・ジャクソン、レイチェル・テイラー、ロイ・リー、奥菜恵、デビッド・デンマン、マヤ・ハンゼン 、ジェームス・キーソン・リー

評価:☆

コメント:原作のタイ映画「心霊写真」を先に見てしまったせいかもしれないが、やはりタイの原作のほうが数段怖い。ヒロインの名前は原作と共通でジェーン。日本人が監督ということで無理にも日本をからめたかったのかもしれないが、日本人監督だから日本を映画のロケに使うという発想が一つの「思い込み」になっているのかもしれない。純粋なハリウッド映画として全員アメリカ人のキャスティングで、監督もハリウッドから起用しても良かったはずだ。どうして怖くないのかなあ…といろいろ考えてみるが設定そのものが「心霊写真」を扱うという点で不自然なのに広告宣伝会社のビジネスパーソンが日本にまできてわざわざトラブルを引き起こしてまた日本に来るかなーという前提からの疑問がラストまでついてまわる。「リング」のハリウッド・リメイクが素晴らしかっただけに日本やタイの映画であってもリメイクはすべて相手国の事情に任せてしまったほうがリメイク作品らしい名作がでてくるかもしれない。 「ヒーローズ」で韓国系アメリカ人ながらアンドウ役を務めているジェームス・キーソン・リーが英語の堪能な日本人役として登場

ストーリー:東京グローバル広告社につとめていた関係で新婚旅行を日本にした二人。しかし新婚旅行の途中で交通事故を起こしてしまう…。

ウォンテッド(ティムール・ベクマンベトフ監督)

2009-06-11 | Weblog
キャスト:ジェームズ・マカヴォイ、アンジョリーナ・ジョリー、モーガン・フリーマン、テレンス・スタンプ、トーマス・クレッチマン、マーク・ウォーレン、コンスタンチン・ハベンスキー

評価:☆☆☆

コメント:「弾丸は直線に飛ぶという思い込みを捨てろ」というモーガン・フリーマンの台詞が印象的。
 機織職人のギルドが発展して形成されたフラタニティでは、運命の「布」を基にして暗殺を行う集団。モラヴィア地方(チェコの東部地方)が発祥の地と仮定されている。イスラムの「アサシン」と石工のギルドから発展したフリーメーソンの折衷的な性格を持つ組織だ。
 ストーリー自体はあまりよくできているとは思わないが、画面の「曲線運動」がとてつもなく滑らかで美しい。この監督の「デイウォッチ」でもスポーツカーがホテルの壁を優雅な弧を描いて走るシーンが印象的だったが、弾丸も人もすべて直線というよりも曲線の美しさを追及していく。
 そういえばこの映画で「ロシア人」とよばれていた役者は文字通り「デイウォッチ」「ナイトウォッチ」で主役を務めていたコンスタンチン・ハベンスキーのような気が…。また主人公の下宿に住んでいるネコの名前がアナベルなのだがぜんぜん白いネコじゃないあたりが面白い(白い紫陽花がいわばアナベルという花なので)。
 フラタニティそのものはアメリカの大学のクラブのようなものだとイメージしていたが友愛やら兄弟愛やらを重視する社会貢献を目的とする日本でいえばサークル的な感じにちかい名称のようだ。  そして「秘密」がもちろんあるのだが、その秘密の鍵はバイナリ・コード、つまり2進法だ。ちょっとここで脚本についていけなくなったのは、このフラタニティが組織化されたのは1000年前だが、その時期にアスキーコードはない。しかし主人公のウェスリー・ギブソンは映画の冒頭でエルゴノミック・キーボードを熱かったりしてパソコンの知識がそれなりにあることは画面で示されている。だがアスキー・コードはアメリカン・スタンダード・コード。だからモラヴィアで始まったはずなのになんだかおかしい…。1000年前のモラヴィアにはアメリカ規格協会はないし、もしそれに相当するものがあったとしてもローマ字ではなくキリル文字のコード表でなくてはおかしいのでは…とふと映画を見ながら思ったが、まあこれはどうでもいいことかもしれない。
 パニック障害をかかえた主人公が次第に「覚醒」していく様子がとても愉快で快適なアクション映画だ。

ストーリー:顧客管理担当マネージャーのウェスリー・ギブソンが上司ジャニスの嫌味にたえ恋人の浮気に耐え、自分自身のストレスとも戦う毎日を送っていた。しかし薬局での美女との出会いから急速に運命が変化していく…。