ストーリー;7国が入り混じる春秋時代の中国。なかでも趙国の三人の刺客を倒したものには高額な賞金がかけられていた‥
出演;ジェット・リー,トニー・レオン,マギー・チャン
コメント;あとチャン・ツィイーの4通りの演技力もなかなかのもの。ジェット・リーは「リーサル・ウェポン4」で無口な殺し屋を演じていたのをみたが、演技力はあれから増している。秦の弓矢の殺傷能力を描写するシーンがすばらしい。またワダ・エミの衣装は、中国の広大な自然と相乗効果で、映画の意図を見事にはぐくんでいる。赤・青・緑・白を基調とした衣装があらすじ以上の視覚効果だ。「ザ・セル」でも同じことを考えたのだが、ワダの衣装があるのとないのとでは映画そのものの印象がぜんぜん違ってくる。また書道と剣、音楽と剣の奥義が同じとして、奥義をきわめようとする主人公が最後にいきついた「天下」という広大な概念が、恋人と故郷で二人で暮らすことであったりする。中国であればそうした奥義にいくつく人が春秋時代にいてもおかしくはないと思わせる映画。エキストラの人数も桁外れで、中国映画はここまできたのかと感じさせる見事なつくり。特に、中国の女性像がたくましくなっており、10年前とはさまざまな意味で変貌をとげているのがわかる。公式サイトもなかなかのできばえでファン層の厚さを感じる。トニー・レオンは「恋する惑星」でさえない警官の役をやったのが印象に残っているが、この映画では「小人」としての赤の演技、「大人」としての白の演技、「凡人」としての「青」の演技、そして「気づき」のころの「緑」の演技が楽しめる。娯楽映画の王道をいくアジアの大作。
出演;ジェット・リー,トニー・レオン,マギー・チャン
コメント;あとチャン・ツィイーの4通りの演技力もなかなかのもの。ジェット・リーは「リーサル・ウェポン4」で無口な殺し屋を演じていたのをみたが、演技力はあれから増している。秦の弓矢の殺傷能力を描写するシーンがすばらしい。またワダ・エミの衣装は、中国の広大な自然と相乗効果で、映画の意図を見事にはぐくんでいる。赤・青・緑・白を基調とした衣装があらすじ以上の視覚効果だ。「ザ・セル」でも同じことを考えたのだが、ワダの衣装があるのとないのとでは映画そのものの印象がぜんぜん違ってくる。また書道と剣、音楽と剣の奥義が同じとして、奥義をきわめようとする主人公が最後にいきついた「天下」という広大な概念が、恋人と故郷で二人で暮らすことであったりする。中国であればそうした奥義にいくつく人が春秋時代にいてもおかしくはないと思わせる映画。エキストラの人数も桁外れで、中国映画はここまできたのかと感じさせる見事なつくり。特に、中国の女性像がたくましくなっており、10年前とはさまざまな意味で変貌をとげているのがわかる。公式サイトもなかなかのできばえでファン層の厚さを感じる。トニー・レオンは「恋する惑星」でさえない警官の役をやったのが印象に残っているが、この映画では「小人」としての赤の演技、「大人」としての白の演技、「凡人」としての「青」の演技、そして「気づき」のころの「緑」の演技が楽しめる。娯楽映画の王道をいくアジアの大作。