ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

概念化スキル

2007-01-06 | Weblog
 なにが大事といって長期的な経営戦略や展望などをデータなどから導出できる概念化スキルほど貴重なスキルはない。経営学者カッツの分類の中でもおそらくこの概念化スキルが一番で次がコミュニケーションスキル、そしてテクニカルスキルといった順番になるのだろう。
 ただ皮肉なことにどの業界でもある程度のテクニカルスキル(日常の雑務や業務の進行)そしてコミュニケーションスキル(同じ部署内や外部とのコミュニケーションや連絡)といったものをかなり長期にわたって築き上げていかないと、なかなか長期的展望というものが描けない。そうした意味でも管理職や役員としての途中からの「スカウト」というのは組織内との軋轢なども含めて相当なコミュニケーション能力がないとその多くは失敗する可能性が高い。業界には業界なりの細かいテクニカルスキルとコミュニケーションスキルの集積があり、それを無視した長期的展望や経営戦略というのにはどうしても現実妥当性が欠けて来るからだ。
 一冊の本から得られる知識やノウハウは相当に大きく、また1000円ちょっとにしては考えられないほど多くの英知を獲得することができるが、書籍でもカバーできないこと。それはおそらく「経験値」(失敗も含めた)ということになるだろう。書籍を読む範囲では失敗も成功も関係ないが、失敗したときのテクニカルスキルやコミュニケーション維持などは、現実世界で長期にわたっての「経験値」を積み上げていく以外、他に方法はなく、そしてその「経験値」が最終的に概念化スキルに結実していくのだと思う。

新規商品開発

2007-01-06 | Weblog
 まるっきりの「新規商品」というのは本当に天才的なマーケッターしか思いつかないもので、おそらくほとんどの企業のマーケッターは既存商品の分析からはじめていると思う。で、私自身もおそらくそうだ。
 既存商品とまったく同じでは著作権法そのほかで問題になるがたとえば、既存商品の3~4をいろいろ比較検討してみて一度真似してみて、「しかしここはどうしたってまねしたくない」という段階からある程度のオリジナリティが出てくるものではないかと思う。もっともこの領域に達するまでには、読書量そのほかは相当な分量になるし、バリエーションをいろいろかけていくとしてもそれなりに頭を使うわけで、途中から「模倣」は「創造」へとつながっていくケースが多いようだ。これは人間の発明の歴史からしても当然のことかもしれない。

年賀状

2007-01-06 | Weblog
 人脈作りとよく聴くが(そして自分自身も一種の異業種交流みたいなものに参加したことはあるが)、一度や二度あったぐらいではなかなか高度な仕事の話というのはできないものだし、むしろ「胡散臭い」と思われるのが落ちではないかと思う。一番地道で堅実な人脈作りとは知り合ってから何年も時間をかけて、手間隙をかけて形成していく人間関係であり、メールなどではなくなるべく肉筆の手紙やはがき、年賀状などで形成していく人間関係ではないかと思う。
 忙しい人ほどアポイントメントをとるのは大変だが、安易に形成した人間関係なんてやはりそれなりのもの。手間隙をかけて作り上げた人間関係は、多少のトラブルがあってもゆるぐことはない、と思う。