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老化を防止する「コエンザイムQ10」

2006-06-02 03:12:53 | 健康と美容

 「免疫を高める」「糖尿病や心臓疾患を予防する」「抗がん作用」から「老化から人類を救う」までと、その効用を文句に歌っているのが、中高年に大人気なサプリメント「コエンザイムQ10」です。ダイエット効果も高いと女性のユーザーも多くいます。

 コエンザイムQ10は「ユビキノン」または「補酵素Q」とも呼ばれています。ユビキノンの名前は、生物界の「いたるところに存在する」という意味で、宗教用語の「ユビキタス」に由来します。人を含めて、すべての動物が生体でユビキノンをつくることができます。そのため、ユビキノンは大事な物質ですが、ビタミンには分類されないのです。

 コエンザイムQ10は「ベンゾキノン」と5個の炭素からなる「イソプレイン」が、10個むすびついたものです。10個のイソプレインからできているので、Q10と呼ばれています。コエンザイムQ10は、脂溶性が高いので、同じ脂溶性の高いビタミンEとともに細胞膜に埋まっています。

 わたしたちが生きるためにはエネルギーが必要です。このエネルギーをつくるのがミトコンドリアです。コエンザイムQ10は、ミトコンドリアの膜のなかにあって、電子のバトンリレーを担当する電子伝達系で、化学反応を起こすスイッチの役割をします。  

 コエンザイムQ10には、細胞でアデノシン三リン酸が生産されるときに発生する大量の活性酸素を分解する抗酸化物質としての働きと、DNAやタンパク質の酸化によるダメージを防ぐという働きがあることがわかるようになりました。

 抗酸化物質としてのコエンザイムQ10は、細胞膜の最重要成分である脂肪を活性酸素による攻撃から守るということです。これは、抗酸化物質の多くが水溶性なのに対して、コエンザイムQ10とビタミンEは脂溶性であるため、細胞膜の中にとどまって、細胞膜を守りやすいのです。それの加えて、コエンザイムQ10は、細胞膜の酸化を防ぐさいに自ら犠牲となって、深手をおったビタミンEを再生する働きがあります。

  コエンザイムQ10は、ウシ、トリ、ニシン、サケ、レバー、酵母、ダイズ、ナタネ油、動物の内臓に多く含まれています。そのため、塩辛やモツの煮込みなどを食べると良いのです。

 コエンザイムQ10をサプリメントとしてとる場合の用量ですが、成人1日当たり10~60ミリグラムです。食事で摂れるコエンザイムQ10の量は、1日10ミリグラム以内と考え得られます。

 ただし、コエンザイムQ10をサプリメントから摂取する場合、医薬品との併用するときには注意が必要です。

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