ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の竹(6)

2021-02-24 19:13:48 | 水戸

ヤダケ(偕楽園西門近く 36.376310, 140.449405あたり)
 矢竹と書きますが、笹の仲間だそうです。節が長くて硬くまっすぐなので、矢として使われたようです。徳川斉昭は偕楽園をつくるにあたって、考えの一方には、いつも、「武」を置いていたようです。梅は軍用食、竹は弓矢の材料、建物は万が一の避難所と日常の見張所といった具合のようです。現在偕楽園のヤダケは、西門近くの常磐線沿いぐらいのようで、ほかはタイミンチクのようです。

 

竹樋(たけどい 好文亭何陋庵(かろうあん) 常磐町1-3-3)
 茶室ということもあるのでしょうが、何陋庵のにじり口(客の入り口)の上に掛けられた樋は竹製です。簡素を基本にしたらしい好文亭の主旨にもぴったりの作り方です。

 

竹塀(たけべい 偕楽園表門近く 36.376620, 140.451589あたり)
 これも偕楽園です。表門外にある梅林坂に面して建てられた塀は、先をとがらせて斜めに組んだ竹でつくられています。偕楽園内にも、同様の小さい塀があります。

 

提灯(ちょうちん 千波公園 千波町)
 提灯の形は細く細工した竹ひごを丸めてそれを骨組みにしてつくるようです。写真右上にあるのが竹ひごです。提灯は、日本の代表的手仕事の一つであるように思います。去年おこなわれた、千波湖アウトドア&クラフトJAM'20で見ました。

 

亀甲竹(きっこうちく)の杖(偕楽園入り口付近)
 テレビなどでは、亀甲竹の杖を水戸黄門がつかっていますが、光圀が実際に使っていたのはアカザの杖だったそうです。亀甲竹の方が丈夫なので撮影に使われたようです。写真は、劇団いばらきの黄門様が偕楽園に入ろうとしているところです。

水戸の竹(5)


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