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水戸の見て歩き

水戸市植物公園薬草園の植物(3)

2024-08-28 21:32:12 | 水戸

サンザシ(山査子)
 バラ科 江戸時代に中国から小石川植物園に移された薬用植物で、中国名が山樝(さんざ)なので、それが和名に使われたようです。完熟しない赤い実を乾燥させて使うそうです。消化や下痢止めに効能があるようです。(撮影R6/5/4)

 

ムラサキ(紫)
 ムラサキ科 名前は、「群れて咲く」からとも、根が紫色だからともいわれているそうです。太い根を乾燥させると暗紫色になり、抗炎症作用や殺菌作用がある、紫根(しこん)という生薬になるそうです。(撮影R6/6/1)

 

コガネバナ(黄金花)
 シソ科 花は紫色ですが、根の断面が黄色なので、コガネバナというそうです。徳川吉宗時代に小石川植物園に朝鮮からもたらされたそうです。タツナミソウの仲間(タツナミソウ属)で、写真のように、花は似た形をしているようです。皮をむいて乾燥させた根を黄芩(おうごん)といい、胆汁分泌促進や利尿などの効能があるそうです。(撮影R6/6/29)

 

タンジン(丹参)
 シソ科 中国原産の、生薬として使われる植物で、「丹」は朱色、「参」は薬用人参の根の意味だそうです。根が、鎮痛、血液浄化の薬として使われるそうです。アキギリの仲間(アキギリ属)だそうです。(撮影R6/6/29)

 

ホソバオケラ(細葉朮)
 キク科 古語でオケラをいうウケラからきたそうです。蓑(みの)のことをウケラといったようで、それからの連想でついた名前のようです。ホソバオケラやシナオケラの根茎を蒼朮(そうじゅつ)といって、鎮静、利尿などの生薬として使われたようです。正月の屠蘇にも入っているそうです。(撮影R4/10/1)

水戸市植物公園薬草園の植物(2)


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