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水戸の見て歩き

水戸の巻物

2023-05-19 20:01:59 | 水戸

徳川斉昭書状(水戸市立博物館 大町3-3-20)
 歴史的文書などを保管するのに、このように巻物状にすることがよくあるようです。徳川斉昭は筆まめで、大量の文書を残しているようなので、よく読めばまだいろいろなことが分かることでしょう。

 

日蓮像(妙徳寺 加倉井町909)
 日蓮像は、左手に巻物を持っていることが多いようです。この巻物は、報恩抄とか立正安国論とかいった説があるそうです。日蓮像の前に置かれる巻物は、法華経八の巻だそうです。写真の日蓮像を奉納したのは双葉山のようです。

 

稲荷の狐(東照宮稲荷神社 宮町2-5-13)
 稲荷にあるは、宝珠や稲穂、鍵などをくわえることが多ようですが、巻物をくわえている場合もあるようです。稲荷信仰と習合した陀祇尼天(だきにてん)のお経であるとか、知恵の象徴であるとかいわれているようですが、よく分からないようです。

 

鬼瓦・経の巻(満徳寺 赤尾関町662-1)
 寺院などの鬼瓦の上部につけられる、円筒状の装飾物のようですが、お経の巻物に似ているので経の巻といわれるようです。御所ともいうそうで、宮中でこうした瓦が用いられたからだそうです。神社に置かれる場合には、「京の巻」と書くそうです。

 

海苔巻き
 寿司の海苔巻きを巻物というようです。かつては、薄焼き卵、わかめ、竹の皮などで巻いた寿司もあったようです。酢飯を巻ける、紙漉きをまねてつくった今のような海苔ができたのは、江戸時代の浅草のりなのでしょうから、その頃から巻き寿司は江戸でつくられるようになったのでしょう。写真はセブンイレブンで購入した、納豆巻です。


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