ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の三界万霊塔

2022-02-08 19:03:26 | 水戸

 三界万霊塔(さんがいばんれいとう)は、衆生が生死を繰り返すという、輪廻に3種類ある迷いの世界(欲界・色界・無色界)の、すべての霊を供養するために建てる塔のようです。建てられ方を見ていると、無縁となった人や墓を供養する場合が多いようです。

 

三界萬霊塔(お堂 五平町1792)
 寛政4年(1792)に建てられたらしい塔です。文字の下に蓮の花が彫られています。寺の名残りらしいお堂の脇にある5基の石造物群の中にありました。

 

三界万霊之塔(長福寺 塩崎町1135)
 本堂より一段低いところにまとめられている、古い墓石や石仏が並んだ隅の方に、小さな石塔ですが建てられていました。

 

三界萬霊供養塔(柳河町共同墓地 36°23'57.0"N 140°27'58.8"Eあたり)
 昭和59年に、墓地の委員会によって建てられたようです。那珂川の河川敷を背景にして、無縁仏の中心に建てられていました。

 

三界萬霊(蓮乗寺 元吉田町2705)
 檀家が奉納した三界万霊塔のようで、本堂に向かう参道脇に立てられていました。このお寺では、本堂裏側に無縁仏群があります。

 

三界万霊無縁精魂塔(宝性院墓地 大串町36°19'47.4"N 140°32'22.7"Eあたり)
 この塔などは、「無縁」の文字が入り、はっきりと無縁塔であることが分かります。昭和11年に建てられたものを、昭和31年にこの墓地に移したようです。

水戸の無縁供養塔(7)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 水戸の難読地名(13)  | トップ | 水戸の石橋 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

水戸」カテゴリの最新記事