水戸市民会館柱(泉町1-7-1)
水戸市民会館内にある、太い木の柱の模型が館内に置かれていました。中心部は荷重支持部で、木を貼り合わせて建物の重さに耐える構造になっているようです。その外側には、燃え止まり層という石膏やモルタルがあって、荷重支持部への燃焼をとめる役割をはたしているそうです。一番外側は燃え代層といって、火災の時に炭化して熱を通しにくくする木材部分だそうです。木の材にはスギ、ヒノキ、カラマツなどが使われているそうです。燃エンウッドという竹中工務店の技術で、1時間の耐火認定がされているようです。
角櫓壁(三の丸2)
角櫓(すみやぐら)に、壁の模型がありました。中心部は竹小舞(たけこまい 写真内の①)といって竹を縄で結んで骨組みにしているそうです。次は荒打ち(写真内の②)といって土と藁をまぜた荒土を竹小舞の中を埋めるように塗って下地を作るそうです。その上に中塗り(写真内の③)といって土壁を4回に分けて塗り、強化するための縄を塗り込んだりするようです。一番外側には漆喰(しっくい)塗り(写真内の④)といって、白い漆喰をのせるそうです。それぞれの行程で乾くのを待つのでしょうから時間がかかったことでしょう。
快風丸(水戸市立博物館 大町3-3-20)
蝦夷地探検のために徳川光圀がつくった、全長27間(約49m)という大船の模型だそうです。大坂から船大工を呼び寄せ、7000両をかけたそうです。3回蝦夷に向かったそうですが、実際に探検できたのは1回だけで、それほどの成果は得られなかったようです。
笠原水道石樋(逆川緑地 千波町)
寛文3年(1663)に光圀が飲料水に困っていた下町へ、暗渠による岩樋によって、水道水を笠原の水源池からひいたそうです。その石樋の復元模型(写真)を5月に水源池に設置したそうです。ほかにも神崎石でつくられた石樋の復元模型がいくつかあるようです。
ドクターヘリ(茨城県庁2F 笠原町978-6)
茨城県庁にドクターヘリの模型が展示されていました。現在、茨城県にドクターヘリは1台あって、水戸医療センターと済生会病院との2箇所を基地として、交互に使用しているそうです。ドクターヘリと救急車が合流できる、学校や公園などで登録されたランデブーポイントは、全県には約1100ヶ所、水戸市内には約110ヶ所あるようです。
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